コピーされたような
うすい森のゲームセンターの
パノラマはマイペースで
ある一定の時間が来ると
早いあさで明るくなり色を変え
そらは
ちぎれぐもがところどころ浮かぶ
グレイの世界を映していました。
しだいに ぱらぱらふってきた雨を
映し始めていました。
宙たちは 魔法のそらとぶじゅうたんで
ソラに飛び出し
ソラ空間をさまよっていました。
宙の足跡のパンくずは
ソラでは、ほしくずとなって
宙たちの足跡のように
キラキラ光って てんてんとして
浮かんでいました。
宙たちは また
ブラックホールから
異次元のソラへ
飛ばされていました。
”宙ちゃん 大丈夫?
だいぶゆれたよね・・。”
と小さな男の子が言いました。
”なんとか 大丈夫だよ・・・、
よく ゆれたよね・・・。”
と宙は言いました。
”ここは どこなんだろう?”
と小さな男の子は言いました。
”ん、ここは どこなんだろう?”
と宙は言いました。
”なんで、ゆれたんだろう?”
と小さな男の子は言いました。
”ドタン、 バタン、ドタン、バタン・・・”
”あ~あ~、また魔法のそらとぶじゅうたんが
振動でゆれている、
しっかりつかまるんだ・・・、宙ちゃん・・、あぶない、”
とちいさな男の子は言いました。
”ここの空間は ドタン、バタン、ドタン、バタン・・・
という音の空気振動で ゆれてるらしいよ・・・”
と宙は言いました。
”音はおとだけじゃないの?
振動もあるの? あ、 またゆれた・・・。”
と小さな男の子は言いました。
”ん、だって ゆれるからそうじゃない?”
と宙は言った。
”どこから聞こえてくるんだろう?”
と宙たちは 周りを見渡した・・・。
”宙ちゃん あそこ あそこ
あの宇宙ステイションで
宇宙遊泳をしながら
ボールの壁打ちで けん命に運動している子どもがいる、
ああ~ となりの宇宙ステイションの壁にも
ぶつかっているよ~・・・、
あやまりにも 行かないよ・・。
すごい音・・・。
あぶないな~・・、
親は注意しないのかな~
ぼくは しないよ、
最初は わからなくてボールで道で 遊んでしまったけど
まわりの人にいやがられるし、
きつく 知らない人におこられたんだ~、
あ~ だれかのそらとぶじゅうたんが近づいた
うそ?!?
あ、ぶつかった。
そらとぶじゅうたんに ボールがぶつかった、
あぶない・・・、
ここは ソラ道路らしい。
あやまりもしないで また 始めてる・・・、
それで ゆれてるんだね、
あの子 って どうなんだろう?”
と小さな男の子は言いました。
”ようし、宙が 注意してくるよ、
こんな でかい音立てて 平気・・・、
それにそのたびに
ゆれるなんて 我慢できないし
あぶないからね、・・・”
と宙がいった。
”タマゴ投げゲーム会場ではなく・・・、
ボール投げだね・・・、”
と小さな男の子は ゆれながら 言いました。
ゆれながらも 魔法のそらとぶじゅうたんで
その宇宙ステイションに 近づいていきました。
サササササササと
満天の やや紅っぽいくもを一面にはって
細かい雨が降って アスファルトをぬらして
光らせているのを
コピーされてうすくなったいろの
ゲームセンターのパノラマは
夜となって 映しだしていました。
その様子は まだ むし暑くもなく
やや冷ややかな空気の様子でした。