フライ トウ ザ MOON歩み(145) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
うすいもりのゲームセンターの
パノラマは
あさは
明るくあけて
緑光る五月の風景を
やや風を吹かせながら
映していました。

すこし パノラマも
つかれた様子で
消えてはつき
消えてはつき
けいこうとうのように
ちかちかしましたが
もとに戻りました。

そらに飛んでいる
そらとぶじゅうたんは
ゆうゆうと次元空間を飛んでいました。

”宙ちゃん、
宇宙ステイション、みつからないね・・・、”
とちいさな男の子はいいました。

”だいぶ飛んではいるけど
どこの軌道にいるうだろうね、”
と宙はいいました。

”なんか、横揺れがするね、
大丈夫かな、
飛ばされないかな~”
とちいさな男の子は言いました。

”なんだ~、この横揺れは~、
空間の隙間にはいったんだろうか?

しっかりつかまって・・、”
と宙はいいました。

”ふう~、やっとおさまった。
どうやら 知らない人の
そらとぶじゅうたんとすれ違ったらしい。

すれ違うと空気が揺れて 振動が起きる
じゅうたんから 落ちなくて
助かった・・・、”
と宙はいいました。

”ほんとだね、
落っこちなくてよかった・・・。”
と小さな男の子はいいました。

”あ、 あそこあそこ
あそこに なにか見えるよ?
宇宙スティションかな?

でも あの宇宙スティション
マスクしてるよ~・・・、
どうしたんだろう・・・。”
と小さな男の子が言いました。

”近くにいってみようね、”
と宙たちは
近づいていきました。

”へへへ 、ヘックシュン・・・・、”
とその宇宙ステイション全体が
くしゃみをしていました。

”この宇宙ステイションは
どうしちゃたんだろう・・・、”
と二人は近づいていきました。

うすいもりの
ゲームセンターのパノラマは
もう夕方になっていて
うすい綿雲を張り絵のように
ぺたペた貼り付けていて

いつもより北より沈む
オレンジ色のお日さまの夕焼の姿を
パノラマに映していました。

宙たちはそのパノラマより
高い円空を 旅していました。