うすいもりのゲームセンターの
パノラマは
あさは
明るくあけて
緑光る五月の風景を
やや風を吹かせながら
映していました。
すこし パノラマも
つかれた様子で
消えてはつき
消えてはつき
けいこうとうのように
ちかちかしましたが
もとに戻りました。
そらに飛んでいる
そらとぶじゅうたんは
ゆうゆうと次元空間を飛んでいました。
”宙ちゃん、
宇宙ステイション、みつからないね・・・、”
とちいさな男の子はいいました。
”だいぶ飛んではいるけど
どこの軌道にいるうだろうね、”
と宙はいいました。
”なんか、横揺れがするね、
大丈夫かな、
飛ばされないかな~”
とちいさな男の子は言いました。
”なんだ~、この横揺れは~、
空間の隙間にはいったんだろうか?
しっかりつかまって・・、”
と宙はいいました。
”ふう~、やっとおさまった。
どうやら 知らない人の
そらとぶじゅうたんとすれ違ったらしい。
すれ違うと空気が揺れて 振動が起きる
じゅうたんから 落ちなくて
助かった・・・、”
と宙はいいました。
”ほんとだね、
落っこちなくてよかった・・・。”
と小さな男の子はいいました。
”あ、 あそこあそこ
あそこに なにか見えるよ?
宇宙スティションかな?
でも あの宇宙スティション
マスクしてるよ~・・・、
どうしたんだろう・・・。”
と小さな男の子が言いました。
”近くにいってみようね、”
と宙たちは
近づいていきました。
”へへへ 、ヘックシュン・・・・、”
とその宇宙ステイション全体が
くしゃみをしていました。
”この宇宙ステイションは
どうしちゃたんだろう・・・、”
と二人は近づいていきました。
うすいもりの
ゲームセンターのパノラマは
もう夕方になっていて
うすい綿雲を張り絵のように
ぺたペた貼り付けていて
いつもより北より沈む
オレンジ色のお日さまの夕焼の姿を
パノラマに映していました。
宙たちはそのパノラマより
高い円空を 旅していました。