フライ トウ ザ MOON歩み (143) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
うすいもりのゲームセンターの
天井は マイペース

宙たちにお構いなく
明けて しろいあさ

だんだん光強くするも
まぶしすぎる光で
照れくさそうに
くもに隠れては、のぞきのぞきしている
お日さまを映していた

そらとぶじゅうたんの
スティションに並んでいた
宙とちいさな男の子でした。

先頭の人たちは
フロントウォークで
準備されたそらを飛ぶまえの
うすいもりの重力操作を
行っている受付けのじゅうたんで
もう そらを浮いていました。

順番に そらとぶじゅうたんに
乗り込んで行っていました。

宙たちも
フロントウォークまでたどりつくと
そらを飛ぶまえの受付けのじゅうたんで
ふわふわ 浮いて高く高く 高く
スティションの改札まじかまでだんだんに
浮いていました。

宙たちのまえの
じゅうたんには
くろいメガネをかけたウサギさんが
すまして 乗っていました。

”まえは ウサギさんなんだね、”
と宙はいいました。

”そうだね、”
とちいさな男の子がいいました。

”あ~。みて~ あんなところに虹がかかってるよ、
きれいだね~、”
と宙かいいました。

”ほんとだ、にじだ~”
と小さな男の子はいいました。

改札は
『あら・しん』さんという名札のついた
ひげの長いターバンを巻いたひとが
立ってました。

もう、くろいメガネをかけたウサギさんは
なぜかマスクをつけて
そらとぶ じゅうたんに乗り換え
宇宙スティションに向かって
飛んでいっていました。

次は いよいよ宙たちです。


まず、そらをとぶまえの用意された
じゅうたんを降りて
いよいよ乗り換えです。

『あら・しん』さんは
手際よく そらとぶじゅうたんを引き寄せ
宙たちを乗せ

”いってらっしゃいませ、マスクはお持ちですか?
なければ ここでお渡しします。どうぞ・・・”
とふかぶかと丁寧にお辞儀をしました。


宙とちいさな男の子はなぜか
星降るマスクをもらいつけました。



いよいよ そらとぶじゅうたんは

ピューと そらを飛び始めたのでした。


”宙ちゃん、そらを飛んでるよ
どの空間の宇宙スティションの
扉が タマゴ投げゲーム会場なんだろうね、”
とちいさな男の子は言いました。

”きっと、みつけてみせるよ、
宙は・・・。
思いは 思えば 届くんだ、
悔いのないようにね・・・。

宙はがんばるよ・・、”
と宙は言いました。

まほうのそらとぶじゅうたんは
しだいにくろの世界に取り込まれていきました。

そして 小さな冷たい雨粒が
二人の頬に落ちて来ていました。