もりのゲームセンターのパノラマは
やや肌寒く
それでも
天井近くまで 高く高く 高く上がるお日さまは
中を明るく照らして映っていました。
宙たちは またらせん階段の上の回転扉に
戻されていました。
くるくるとつづくらせん階段の周りには
赤いバラや ぴんくのバラが咲いていました。
見下ろすつつじに花は 細く散っていっていました。
ゲームセンターの中は緑の木がいっぱい飾って
ありました。
きょうは いちょうの木の清掃が入っていて
きれいに散髪されていたイチョウの木でした。
”宙ちゃん、どうやら 振り出しにもどったようだよ。”
とちいさな男の子はいいました。
”そのようね、
さあ、これから どうしましょう。
また 回転扉にはいるのか?
それとも この落としてきた
パンくずを 追って戻り
新しい道を 探し出すのか?
どうしましょう・・・、”
と宙は言った。
”君に前に道はない、
君の後ろに道はできる、
果たして どちらに進もうか?”
と小さな男の子はいいました。
”この回転扉は 時空を飛んで
そのときの気まぐれで
どこに 続いていくかが
気分しだいらしいね~。”
と宙はいいました。
”タマゴ投げゲームは 果たして
どこにあるのでしょうか?”
と
宙は腕を組みながら うなずきました。
”ようし、もう一度、
回転扉に挑戦するよ、
行こう、”
と宙は言った。
”よし、ぼくもいくよ、”
とちいさな男の子がいいました。
”挟まれないように~、、、”
と二人で 扉にとび込みました。
もうゲームセンターのパノラマは夜を
映し出し、
ながいしていったお日様の後を
白く映し出し
だんだんくらくなり
くろに染めて行きました。
蒼い紺空にしろのくもの紗を張って
うすい星を1つと
にしから北のほうに動いていく光を
映していました。