このくるくるは
スプリングのばねのように
くるくる道が 続いていました。
一番上の先の
かすみの向こうから 光が長く届いていました。
”宙ちゃん、あそこあそこ、
あそこまで行こうよ”
と小さな男の子は 言いました。
”ん、そうだね、
もうすこしで あの光に届くところまで
歩いていけるね。”
と宙は言いました。
そんなこんなで 歩いていると
ゲームセンターのパノラマの天井は
あさになってきて
あさの光で 宙たちを照らしていました。
”宙ちゃん、
なんだか暑くなってきたね、”
と小さな男の子が言いました。
”そうだね、
暑いね~”
と宙は言いました。
”ほら、たどり着いたよ、
ここだ 光の でどこは・・・。”
とちいさな男の子は言いました。
”ここだったのね、
んと、ちょっとまぶしい。”
と宙は言いました。
”じゃぁ~、ここの扉を
明けてみようよ・・・。”
と小さな 男の子は言いました。
”いっしょに、 せいの~・・で
開けようね、”
と 宙は言った。
”このとびらは、・・・、
回転扉になってるぞ~
宙ちゃん 挟まらないように
いっしょに、
気をつけて、
せいの・”
とちいさな男の子と宙は
光の回転扉に
なんとか うまく飛び込みました。
くるくる回るのに
動きを合わせて
回ってみました。
”宙ちゃん、だめだよ。
ここじゃ~ また もとの場所に
戻っているじゃないか~”
”え、 あれ~ 確かにくるくると
回って~、
じゃ~、いつ 出ればいいの?”
”そうだよね、
もう一回 挑戦だ ”
と二人は
また スタート地点から
回転扉を
回り始めたのでした。
そんな こんなしているうちに
ゲームセンターのパノラマの
天井から雨の映像に変わって来ていました。
ゲームセンター全体が しっとり濡れた色に染まり
サーサーサーと 雨の音響効果が流れて始めていたのでした。