フライ トウ ザ MOON歩み(134) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
このくるくるは

スプリングのばねのように

くるくる道が 続いていました。

一番上の先の

かすみの向こうから 光が長く届いていました。


”宙ちゃん、あそこあそこ、
あそこまで行こうよ”
と小さな男の子は 言いました。

”ん、そうだね、
もうすこしで あの光に届くところまで
歩いていけるね。”
と宙は言いました。

そんなこんなで 歩いていると

ゲームセンターのパノラマの天井は

あさになってきて

あさの光で 宙たちを照らしていました。

”宙ちゃん、
なんだか暑くなってきたね、”
と小さな男の子が言いました。

”そうだね、
暑いね~”
と宙は言いました。

”ほら、たどり着いたよ、
ここだ 光の でどこは・・・。”
とちいさな男の子は言いました。

”ここだったのね、

んと、ちょっとまぶしい。”
と宙は言いました。

”じゃぁ~、ここの扉を
明けてみようよ・・・。”
と小さな 男の子は言いました。

”いっしょに、 せいの~・・で
開けようね、”
と 宙は言った。

”このとびらは、・・・、
回転扉になってるぞ~

宙ちゃん 挟まらないように
いっしょに、 

気をつけて、

せいの・”
とちいさな男の子と宙は 

光の回転扉に
なんとか うまく飛び込みました。

くるくる回るのに
動きを合わせて
回ってみました。

”宙ちゃん、だめだよ。

ここじゃ~ また もとの場所に
戻っているじゃないか~”


”え、 あれ~ 確かにくるくると
回って~、

じゃ~、いつ 出ればいいの?”

”そうだよね、
もう一回 挑戦だ ”
と二人は
また スタート地点から
回転扉を
回り始めたのでした。

そんな こんなしているうちに
ゲームセンターのパノラマの
天井から雨の映像に変わって来ていました。

ゲームセンター全体が しっとり濡れた色に染まり
サーサーサーと 雨の音響効果が流れて始めていたのでした。