フライ トウ ザ MOON歩み(126) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
イルカに乗った宙は 

星降るずきんを かぶりながら

イルカの背中に乗って

プールの水上を 優雅に すべっていました。




満場の拍手で 迎えられました。




踊り場に 上がると

イルカ君たちとともに

可愛らしく 挨拶をしました。




Showマスターが 

”君の名前を 聞いてみようかな?
君の名前は なんていうんだい?

おなまえは?”
と宙に聞きました。




大 中 小の 中じゃなくて

宇宙の宙といいます。

みなさん、よろしくお願いします。”
とぺこりと頭を下げました。



とすると
また 会場から 拍手が沸き起こりました。



イルカ君たちも

頭と 背を 『きんのシャチほこ』のように突っ張らせて

きれいに 挨拶をしていました。

そのきれいさに観客は また目を見張って

拍手喝采でした。




Showマスターは 

”この フリスビーを投げて
イルカ君が取れたら
盛大なる拍手をお願いします。”
といって

フリスビーを投げました。

イルカくんは 光の屈折で フリスビーの位置が

とらえにくいところ おなかを 上にして

よく 見ながら 取りにいきました。




が なんと フリスビーが飛びすぎて

失敗でした。




Showマスターは

”これは 残念、 このままでは

惜しいですよね、

再チャレンジしましょう。

皆さん 拍手をしてあげてください。”
といって



また フリスビーを投げました。




観客の拍手の中 光の屈折を少なくしながら

腹ばいで 泳いでいく イルカ君

果たして フリスビーを取ることができるでしょうか?




Showマスターは

”おっと、惜しい~

もう少しだったのに~”
といいました。



”どうです。このままでは 本当に惜しいですよね。

もう一回 やりましょう。

宙ちゃん、イルカ君を 応援してあげてください、

お願いします。”
と言った。



宙は
”イルカク~ン、 がんばって~!!”
と宙は 声を出して応援しました。



”ありがとう、宙ちゃん、
では もう一回 いくよ~

それ~・・・、”
とまた フリスビーが 投げられました。

観客の拍手は 息を呑むように
高らかに 打たれ
フリスビーが そらを飛び

イルカ君が また 腹ばいになり
再々度 挑戦しました。



”イルカ君、がんばって~”
と宙はまた 応援しました。



果たして 今度は取れるのでしょうか?




”お~、ナイス キャッチ!・・・。

おめでとう イルカ君、



皆さん イルカ君に暖かい拍手を

お願いします。”
とShowマスターはいいました。




暖かい拍手が 鳴り止まない中で

イルカ君は

ご褒美の魚のえさをもらって

誇らしげでした。



”さあ~、いよいよ

イルカのジャンプショーです。


宙ちゃんも一緒に飛んでくれるのだったね。

よろしく・・。”

Showマスターはいいました。



軽快な音楽が 鳴り出し

宙は イルカの背中に乗りながら

生えてきた羽根を 星降るずきんをつけて 動かしはじめました。




果たして 宙は イルカ君たちと

そらを飛べるのでしょうか?




もりの水族館のオーロラビジョンに
宙たちの姿が映し出され


オーロラビジョンは なぜか 先に
時間が進んでいて


紺空の夜空で 宙を見守るように

ほんの少しメタボなハーフMOONの

月様を 映し出していました。