もりは
おだやかな 晴れ
ほかほか ほっかほかの春
緑が濃く 色どっていました。
”それはそうと、
宙ちゃんは インフルエンザは
大丈夫かい?
なにかインフルエンザが
はやってるようだが・・・”
とおばあさんは言いました。
”ん、少し前 肌寒くて
冷え冷えで くしゃみが出たんだけど
きょうは あったかくて
直ったようです。”
と宙が言いました。
”そうかい、そうかい、
ウイルスは目に見えんからのう、
体調管理には、気をつけんとのう、
いかんぜよ・・、
もっともっと 飛ぶためにもなぁ~”
とおばあさんは言いました。
”そうですね。
宙は もっと もっと
飛んで 月様に逢いたい、”
と
宙は言いました。
”宙ちゃん、がんばれや、
おいらもかげながら
おうえんしているよ・・、”
とおおかみはいいました。
”ありがとう、おおかみさん、”
と宙は言いました。
”おばあさん、星降る三角ずきんを
頂いたおれいに このいえを
そうじさせてください。”
と宙はいいました。
”おぅ、いい心がけじゃ、
お願いするよ~”
とおばあさんは言いました。
もりのそらは
また ふけていき
そんな様子をそっと
のぞくように
オレンジいろに光った
三日月が
そらでほほえんでいる
4月の終わりでした。