もりのあさは
しろく あけて
COOL DOWN のあさ
ひやりのくもりの日でした。
しだいに 雨が 降ってきていました。
宙たちのいるもりの本屋さんの古時計は
アナログのねじ巻き式だったので
まだ きのうのままで
時が ゆったり流れていました。
宙とペリカン君は
もりの本屋さんにいました。
”もっと もっと 飛べる本は ないかなぁ~”
と宙はいいました。
”ないかな~、”
とペリカン君と
探してみました。
”宇宙の本があったよ、
大気圏って~・・・、
んと、
地球を包んでいる大気の存在する範囲。
気温分布によって対流圏・成層圏・中間圏・熱圏に分かれる。
(検索辞書:大辞泉)
地球のまわりに 大気が存在するんだな~、
大気圏から 宇宙に出るのには
どうしたらいいんだろう?”
と宙がいいました。
”そうだな、どうしたらいいんだろうなぁ~ 宙
どこかに 書いてないかな~
調べるんだ、宙、”
”そうだね、もっと もっと
飛べる本が 見つかるかもしれないし、”
と宙が言った。
”大気圏が 特別な 服がいるのかもしれない、
きっと・・・、”
と宙は言った。
”もっと もっと 飛べる本、みつからないな~
どうしよう・・・、”
と宙は言いました。
”迷ったって さまよったっていいさ、
きっと 探せば 見つかるはずだ、”
とペリカン君はいいました。
もりの本屋さんの時計は
ねじを 店員のうしさんが巻き過ぎて
あっというまに
夜になっていました。
だいぶ早い虫の音が聞こえてきて
満天をくもで おおって
あめを ぽつり ぽつり
落としていました。