フライ トウ ザ MOON歩み(111) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは ひんやりと
明るくあけて
穏やかな 
日差しが 部屋に 射して
いました。



トラねこさんが
もりの新聞をバイクで
運んで 古家の
新聞受けに
入れていく音がしていました。



きょうは 
新聞を取りにいく 間もなく~・・・。



”宙、もっと、もっと飛べないと
大気圏には 突入できないぞ~”
とペリカン君はいいました。



”た・い・き・け・ん?
それって なに?”
と宙は聞きました。



”大気圏は大気圏なのだ・・、”
とペリカン君はいいました。




”ほんとに知ってるのかな~、
怪しいなぁ~”
と宙がいいました。



”1に 勉強 2に勉強 3、4、がなくて
5に勉強・・・、”
とペリカン君がいいました。



”どうしたら、
もっと もっと飛べるようになるんだろう?”
と宙はいいました。



”さてな、はてな、にてな、ねてな、まてな、

みてな、くってな せんばやまには

たぬきが おってな、それをりょうしが

鉄砲で うってな、にてな、 やいてな、
あんたがた どこさ、

あ~、おもしろかったと さ~さー・・・”




”あのね~、歌ってる場合じゃないんだ、
もっと もっと 飛ぶ方法は
どこでみつかるんだろう?って
考えてるんだよ、
ペリカン君”
と宙が言った。




”そうだね~
どうしたら いいんだろう~、
どうだ、お天気もいいことだし、
明日 もりの図書館は 休館日だから、
もりの本屋さんに行って
どう、探してみないか?”
とペリカン君は言いました。



”そうしようか、あしたこそ
ショコラのケーキもつくるんだよ、
ペリカン君・・・、”



”あ~、いいともさ、
そうしまい おしまいじゃ~ないよ、つづくだよ”
とペリカン君が いった。


”そうしよう、そうしよう、”

おだやかな春の日差しの中で
また、飛ぶ光を求めて
アクセスを考えている
宙とペリカン君でした。


もりは お日さまの沈んだあとに
空色の満天に
淡いぴんくの 残り香をのこして
にしのそらを染めていました。
そんな 春の一日でした。