フライ トウ ザ MOON歩み(107) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは
屋根の上の 上の上のお日さまが
明るく もりを照らしていました。

もりの木々は 青葉に輝いて
枯れ木の世界から、みどりに色どって
萌出ずる若葉が むずがゆそうに
枝に 顔を出してきらきらしていました。


きのうのあめと雷の通りすぎたあとの
もりのそらは
にしに少し濃いグレーのくもを浮かばせて

そらは 濃い青 冷たそうな青に染めて
だんだん 日があたるにつれ、
うすい空色となり 
しろいくもを浮かべていましたが
あたたかくなるにつれ
くもは 天から きえていき
そらいろに染まっていました。



”宙、飛ぶ練習は どうだ?”
とペリカン君がいいました。

”そんな~、一休みだよ
いっきゅう~・・。”
宙はいいました。


”そうだな、まだまだ 宙の羽根では
なかなか 飛べないだろう・・・、”
とペリカン君がいった。


”宙 お肌がす~べすべ、
炭酸水の 温泉効果なんだ~
きもちいいな~”
と 宙はいった。


”たまには、部屋の中をかたずけるとするか・・、”
とペリカン君がいいました。


”そうだね、ケーキもつくらなくちゃいけないしな、
材料は 買ってきてあるんだけど・・・、
いつ 作ろうかな~・・”
と宙はいいました。


”たまに、休むのもいいよな、のんびりして、
宙もいろいろなところで しかし、
がんばってきたよな~えらい、えらい”
とペリカン君はいいました。


”ん、そうだね、
おかげで もっと飛べるようになったし、、、”
と 宙はいいました。


”これからが 大変なんだな~、
宙、もっともっと 飛べるようになるには
どうしたらいいんだろう、”
とペリカン君がいいました。


”ね、ペリカン君は遠心力って知ってる?
こんなふうに フリスビーのようにくるくるまわって~
駒のようにくるくるまわって
お~、目がまわる 目~が~まわる~、”
と宙は 目をまわしてちゃいました。


”なにやってるんだい?
それで 飛べるのかい?”
とペリカン君はいった。



”今 研究中なんだ~、
これで 飛べるといいんだけどね、
光りと影、

目が 目が 目がまわるのが難点なんだ~”
と宙はいった。


”それって UFOは そんなで飛んでるっていうことかい?
ま、がんばれな、、、宙、”
とペリカン君はいいました。



ひさしぶりに帰ってきた
古家のテレビが
お帰りなさいというように
勝手に 電源がついて


あたらしいテレビのコマーシャルを
映していました。
眠ってしまったら テレビは確認して
電源を消しますとやっていました。


古家のテレビは、まだそんなお手伝いは
してはくれず、
自分の思うように ハミングしたり
好きなときについて
好きなときに消えて
消えたら悪いと思うらしく、
遠慮がちに また お笑いの画面を
映していました。

満天は冷たい紺空にかわり
冷んやり空気に包まれていました。

4月の満月で 姿をみせた月様も
休んでる宙を みえないところから
みてるように
そらから 姿を消していました。