フライ トウ ザ MOON歩み(102) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
あたらしもりは まだまだ

雨が 降り続いていました。


高いビルのハイビジョンスクリーンでは

さくら吹雪を 映していました。

お天気後報キャスターが 自前のマイクを持って

現われて 

”暖かい春のはずが 暑いぐらいの春に
なりました。
いちょうの木に 新しい芽吹きが始まり
街の色を 変えていました。”
と伝えていました。

ちいさな ウインドウでは
もりの新しい野球場での試合の様子を
伝えていました。


”宙、もっと飛べるようになる魔法を
教えて もらえてよかったな~”
とペリカン君は いいました。

”ん、あっと いうまに
魔法で 飛べるようになったね・・・、
バード先生は わかりやすかったね、”
と宙はいった。


”ん、ちょっと 飛んでみてごらんよ、”
とペリカン君は いいました。


”ちょっとだけよ、
ペリカン君も好きね~、

いくよ~・・・、

もっと フライ~ MOON~”
といいながら 

ペリカン君の頭の上を ふわっと
飛んだ。

”宙、ほんとだ、 もうすこし飛べるように
なったんだね。”
とペリカン君はいった。

”ペリカンく~ん、もりへ~、帰ろう~か、”
と宙は飛びながら 言った。

”降りてこいよ~、”
とペリカン君がいいました。

”いいよ~、
もっとダウンMOON~”


”ようしと 降りて これました。”

と宙はいった。

宙が 飛ぶと さくら吹雪が舞い踊り

 蝶ちょたちが あつまり

色をかざっていました。


高いビルのハイビジョンスクリーンの前は
時間が ゆっくり 進みまだまだ雨が降りつづいて
いました。



スクリーンに中には 2日にわたって
紺空に 浮かぶ 満月の月様を写していました。

お天気後報キャスターは 自前のマイクで

満月や 
ああ満月や
満月や
きのうきょうも
満月卯月

と短歌をまじめに 唄っていました。