フライ トウ ザ MOON歩み(98) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
くものような空中都市の真下

あたらしもりの

高いビルのハイビジョンスクリーンは

おだやかな 晴れ

ハイビジョンのスクリーンは

もう時間が 先に進み あさを迎えていました。


ひさしぶりに くさとりをしている

古家のすみびとを映していました。

近くのすみびとに「あたたかいですね」

とご近所あいさつをしていました。

”宙ちゃんたちは、元気でいるかしら”
と つぶやきました。



”宙、レシートのうしろを よく見てみろよ、
なにか 書いてあるか?”
と ペリカン君はいいました。


”んん、書いてあるよ、


本日は 『フライ ロースト』自家焙煎コーヒーを
お飲み頂き まことに ありがとうございます。

もれなく スプリングシャトウの
入場券をさしあげます。

んんと、パスワードは~    ”
と宙がいいました。




”・・・・・、パスワードは ???
なんだ なんだ? 宙、なんて書いてあるんだ?”
とぺりかんくんがいいました。




”え~と これだ、





*****呪文 呪文 解けろよ、解けろ、
 解けるんだ~、 っと さくら満開 春爛漫 *****
(春限定)

だって・・・、”
と宙が読んだ





”んん? 春限定なのか?


*****呪文 呪文 とけろよ、とけろ、
 とけるんだ~、 っと さくら満開 春爛漫 *****
(春限定)


で いいのか?宙、”とペリカン君がいいました。




”んん、そう、書いてあるよ~。
この呪文で 扉は 開くんだ~ ね、
ペリカン君・・・、”


”そうだな、宙 スプリングシャトウまで
いこう、”



”ん、そうしよう、やったね、
ペリカン君・・・。”
といいながら




二人は 暖かいくものような上を

すべるように 浮きながら ふわふわ

身も軽く スプリングシャトウの前まで

行きました。




相変わらず スプリングシャトウは

上下に ゆれて 浮くように建っていました。




”宙、呪文をいってみろよ、”

”ん、こわいな~ ほんとに開くのかな~”
と宙がいいました。




そんな空中都市の 真下の
高いビルのスクリーンハイビジョンでは

かわいい入学式の1シーンが映っていました。
もりのすみびとのこどもたちも
入学式のようでした。

あっという間に 夜が映し出され
あたらしもりより もりは早く時間が過ぎていて

月様が ふっくらハーフMOONで
そら 高くあがり 見上げるように
あたらしもりを 見守っていました。

ちいさな ウインドウでは
スペシャル番組が にぎやかに
ぐるぐる かわりばんこに 映っていました。

ドラマの50周年 記念番組も
貴重に 映っていました。