くものような空中都市の真下
あたらしもりの
高いビルのハイビジョンスクリーンは
おだやかな 晴れ
ハイビジョンのスクリーンは
もう時間が 先に進み あさを迎えていました。
ひさしぶりに くさとりをしている
古家のすみびとを映していました。
近くのすみびとに「あたたかいですね」
とご近所あいさつをしていました。
”宙ちゃんたちは、元気でいるかしら”
と つぶやきました。
”宙、レシートのうしろを よく見てみろよ、
なにか 書いてあるか?”
と ペリカン君はいいました。
”んん、書いてあるよ、
本日は 『フライ ロースト』自家焙煎コーヒーを
お飲み頂き まことに ありがとうございます。
もれなく スプリングシャトウの
入場券をさしあげます。
んんと、パスワードは~ ”
と宙がいいました。
”・・・・・、パスワードは ???
なんだ なんだ? 宙、なんて書いてあるんだ?”
とぺりかんくんがいいました。
”え~と これだ、
*****呪文 呪文 解けろよ、解けろ、
解けるんだ~、 っと さくら満開 春爛漫 *****
(春限定)
だって・・・、”
と宙が読んだ
”んん? 春限定なのか?
*****呪文 呪文 とけろよ、とけろ、
とけるんだ~、 っと さくら満開 春爛漫 *****
(春限定)
で いいのか?宙、”とペリカン君がいいました。
”んん、そう、書いてあるよ~。
この呪文で 扉は 開くんだ~ ね、
ペリカン君・・・、”
”そうだな、宙 スプリングシャトウまで
いこう、”
”ん、そうしよう、やったね、
ペリカン君・・・。”
といいながら
二人は 暖かいくものような上を
すべるように 浮きながら ふわふわ
身も軽く スプリングシャトウの前まで
行きました。
相変わらず スプリングシャトウは
上下に ゆれて 浮くように建っていました。
”宙、呪文をいってみろよ、”
”ん、こわいな~ ほんとに開くのかな~”
と宙がいいました。
そんな空中都市の 真下の
高いビルのスクリーンハイビジョンでは
かわいい入学式の1シーンが映っていました。
もりのすみびとのこどもたちも
入学式のようでした。
あっという間に 夜が映し出され
あたらしもりより もりは早く時間が過ぎていて
月様が ふっくらハーフMOONで
そら 高くあがり 見上げるように
あたらしもりを 見守っていました。
ちいさな ウインドウでは
スペシャル番組が にぎやかに
ぐるぐる かわりばんこに 映っていました。
ドラマの50周年 記念番組も
貴重に 映っていました。