フライ トウ ザ MOON歩み(58) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりは
ひさしぶりに
たたきつけられような
雨音が
ひびいていた

さむ~いあさ

くらいあさに
"宙 おはよう、”
とペリカン君はいった。

”ねむ~い、ねむ~い”
と宙がいった。

”宙 飛ぶれんしゅうは?
どうするの?”

”ねむ~いの ペリカン君
ゴホン、ゴホン”と宙がいった。

”まずいぞ? 宙、かぜか?
熱 はかってみるか?

どれどれ~、
こりゃ~いかん、40度の熱だ、

宙、ねておけな、

飛ぶ練習は かぜがなおってからだ、”
とペリカン君がいった

”目の前が くらくらする~”
と 宙がいった。

”宙も よくがんばってきたよね、
5ヶ月 色んなことがあったし、
ゆっくり やすんで よくねむるんだ、”

ペリカン君はいった。

”そうする、”
と宙はいって
くーく~と 眠りにはいった。

宙ちゃん 起きて元気になったら
また 飛ぶ練習しようね、

もりは 雨がやみ
一番星がくもからにじむように
光をだして
心配そうに
古家の 宙に 鈍く 光りを
あてていた。