もりは
くもるようなかすみを
いちめんにはって
しとしとあめ
空気が
あたたかくなっていくのかなぁ~
”宙、あめだ、あめだ、
きょうあたり
流れ星が このもりに
やってくるらしいが
このくもりじゃ、 みえねぇ~よな”
とペリカン君がいった。
”宙ね、流れ星さんきたら、
月様にあえますように、
ってお願いするの、
今日は 流れ星さんには
逢えそうに ないのね、
ん、さみし~い ”
と宙がいった
”宙、トランプさんのところに
でかけようか?”
とペリカン君がいった
”きょうは あめ、
はるさめじゃ、ぬれてまいろう、
ハックチュウン・・”
”なんだ?宙、かぜか?
きょうは 一休みするか、
トランプさんは きっと
なんか 知ってるんだよ 宙、”
”ペリカン君、教えてもらいに
いこうね、”
と宙はいった。
”宙ちゃん、デジタルカメラっていうものを
もりの 電気量販店で買ってきたのよ、
映せるようになったら 映してあげるわね、”
と古家のすみびとは いった。
”ふぅーん、そうなんだ”
と宙はいった
”きょうな なんか
死んだ人のおはなしの
映画が 何とか賞をとったらしい。
って メディアがいってたぞ~”
とペリカン君がいった
”こんな日 そんな日 あんな日
月様は どこにいるのでしょう、
あ・い・た・い・なぁ~”
って宙は生えかけた羽根を
バタバタ ほんのすこし
しめりけのある古家の中で
動かしていた。