フライ トウ ザ MOON歩み(56) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム

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もりのあさは
そぼ降る雨の
ぬれた あめのいろで
いろを 変えていた

”ね~。ペリカン君
そ~の~、そらを飛ぶ本 中級版見せて~”
と 宙がいった。

”いいよ、これだよ、”
とペリカン君がいった。

”え~と、
なにが 書いてあるのか
さっぱり わからない、
この おまじないは なんてよむの?”
宙は ほおづえをついて
”ん~”とうなった。

”こまったな~、
どうしよう~”と宙がなやんでいると
携帯がなって
待ち受け画面も 迷うように
くるくると
かぜが舞うように
春の風を映していた。

テレビ君も勝手に
ついたり きえたりした。

”宙、このテレビって
こわれてないか?”
とペリカン君がいった。

”大丈夫だと 思うよ
さっき 昼メロ ちゃんと
映っていたよ、”
と宙がいった。

”そうか~、ニュースもうつっていたしな~
大丈夫だよね”
とペリカン君がいったら
テレビ君が カチカチと
音をたてた。

”んん? 大丈夫っていってるよ”

ペリカン君がいった。

”んと、解らないときは
もりの トランプ君まできてください。
そのときはいちごのショートケーキを
お持ちください、 って 書いてある、
トランプ君の家はどこにあるんだろう、
ハート君かな クローバー君かな
それとも、・・・”

”宙、いってみようよ、
教えてもらおうよ、”

”うん、そうしよう・・・、”

もりの一日は過ぎて
冷たい夜空に 
一番星がきらりとひかって
新しい宙たちの新しい出会いと

もうすぐの そらのお客さんを
心待ちに

もりのそらは
していた。