フライ トウ ザ MOON歩み(52) | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
もりのあさは
つめたくつめたく
あけるも

だんだんあかるさをまして
屋根の上のお日さまが
もりの古家をまどから
照らしていました。

”宙、羽根の調子はどうなの?”
とペリカン君がきいた

”まだ まだなの
あっちにいっては おっこちたり
こっちにいっては ぶつかったり
とびあがれなかったりと~
ふぅ~、ためいきがでちゃう、
月様はいまどこなの~”

”宙、月様に逢いたい”
と宙がいった。

”そうね、いつ 月様に
あえるんでしょうね~”

古家のすみびとがいった。

”ん~、”と
宙はまどのそとを
見あげるように
いった。

古家の外は
雨がふりはじめて
しばらく降っていたのですが
宙が窓をみると
やんでいたのでした。