もりのあさは
つめたくつめたく
あけるも
だんだんあかるさをまして
屋根の上のお日さまが
もりの古家をまどから
照らしていました。
”宙、羽根の調子はどうなの?”
とペリカン君がきいた
”まだ まだなの
あっちにいっては おっこちたり
こっちにいっては ぶつかったり
とびあがれなかったりと~
ふぅ~、ためいきがでちゃう、
月様はいまどこなの~”
”宙、月様に逢いたい”
と宙がいった。
”そうね、いつ 月様に
あえるんでしょうね~”
と
古家のすみびとがいった。
”ん~、”と
宙はまどのそとを
見あげるように
いった。
古家の外は
雨がふりはじめて
しばらく降っていたのですが
宙が窓をみると
やんでいたのでした。