満天は
青い空に
しろい半月を浮かばせて
しろいくもを遊ばせている
昼間のお月様
それを見たお日様は
にっこり
まばゆく 微笑んでいる
そんな立春の日は晴れ
”ペリカンくん、
なんか、おはなししてよ、”
と宙がいった
”そうさな~、
むかしむかし、あるところに、”
とペリカン君がはなし出しました
”あるところに~?”
と宙がいいました
”おじいさんと、
おばあさんがいました”
とペリカン君がいいました
”ん、なるへそぉ~・・・、それで?”
と宙がいいました
”おじいさんは
やまに しばかりに
おばあさんは
かわに せんたくに
いきました”
とペリカン君はいいました
”宙、そのあと、しってるよ!
おばあさんがね、川でせんたくを
していると かわのうえのほうから
どんぶらこっこ、どんぶらこと
ももがながれてきました
でしょう?”
と宙はいいました
”お、よくしってるなぁ~、
家にもってかえって
なかをあけてみると~”
とペリカン君はいいました
”だれが 出てくるのでしょう?”
と宙がいった
”さて、はて、だれがでてくるのでょう?”
とペリカン君がいいました
”えっと、そのひとは~、”
と
おだやかな春の初めの日
ふたりで古家に中で
そんな はなしを
なごやかに していました
そんな一日もくれて
半月の月様は天井近くで
オリオン座さんのおはなしをしながら
キラキラ光り
紺空のそらから
古家を
月明かりで照らしていました