もりのあさは晴れ
とおくの地平の帯に
どことなく
かすみをうすくかけて
常緑樹のみどりと
かれきの林
分刻みのお日さまは
すこしずつ
おさんぽ
光りを当て
色を変え 暖かく
影をつくっている
”宙、きょうも
練習あるのかい?”
とペリカン君はいった
”あるよ、
バスもあるんだけど
あさはねむい
さむい、
ペリカンくん、送っていって~”
と宙がいった
”しょうがないな、
のれよ、”
といって
宙をペリカン君のくちばしにいれて
もりのフォーラムまで
ひとっとびでした
中では、
くろいメガネをかけたウサギが
メガホンをもって
たっていました
”TAKE Q!
カット6”
といっていました
と
同時に演技がはじまりました
(かたり)
まいにちまいにち
かよいました
そこのこどもたちと
いっしょに
おさんぽしたり
お昼をたべたり
あそんだり
おやつをたべたり
遠足にもいきました
(おかあさん)
「おおきくなりますように・・・」
とけん命に通いました
(かたり)
不安の多いなかで
一生懸命 通いました
春 夏 秋 ・・・
ちいさなおんなのこは
かべにもたれて
立つことが
できるように
なってきました
おかあさんと
小さなおんなのこは
施設員さんに
そんな
小さなおんなのこの写真を
とってもらえました
(おかあさん)
「ありがとうございました」
といいました
(かたり)
もうすこしもうすこしで
歩けるようになりますように
こころからねがって
くらしていました
”はーい、そこまで、”
”つづきは明日、
本番は いよいよ土曜日に
せまってきておる”
と
くろいメガネをかけたうさぎがいった
”もうすぐか?”
とでんぱ時計もわくわくした
”もうすぐ、あるけるといいね、宙”
”きっと、きっと、
歩けるよ、
そう、のぞんでいるもの”
と宙はいった