フライ トウ ザ MOON NO.82クリスマスキャロル | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
満天は深い紺を
くものしろのしじまに
のぞかせて
キンとした深夜

そこの仕事場にもどされると
ふたりめのゆうれいが
現れました
”キミたちは欲張りのにおいが
する”
”おいおいゆうれい、おれたちを
たべないでくれ・・・、お願いだ、”
”たべないよ、一つのパンも大切に
思って大切にしている、
やさしい心から
できた食べ物なんだよ”
”その辺でいくらでも売っているじゃないか!
ひょいと買えば なんとでもなる”
いや違う、みんなひとつひとつ
ていねいにていねいにみつめられて
いろいろな思いに愛情こめて作られるものなのさ、
それを感謝して 生きている人たちも いる、そこへいこう”

古家の宙のいる家に
ゆうれいと仕事場のひとが
やってきました

”宙、だれかきたらしい、
どうする?”
とペリカン君はいった
”えっ、こんな夜中に
誰だろう?”

宙はいった