フライ トウ ザ MOON.no79<クリスマスキャロル②> | 彩希 ユキノの花舟@微笑℃ルーム
”あなたは、だぁれ?”
と古家の森のすみびとはきいた

”宙、宙だよ、
大、中、小、の中じゃなくて
考え中、勉強中、食事中、のちゅうじゃなくて
宇宙の宙です。”
”宙ちゃん?”
古家の森のすみびとはいった
”ぼ、ぼくは ペリカンです”
”はい、こんにちわ、
んんんと、
あなたたちのことは ウサギさんから
きいているわ”

”あ、あのう、おなかがすいて
冷蔵庫のパンを いただいちゃったんですが~、”
と宙がいった
”まあ、おなかがすいて しかたがないのは
かわいそうだったわね、”
”んん、はい、お手紙を書いたのですが・・・、
どうしたらぁ~ いいのかわからずに・・、”
と宙がいった

”そうね、この部屋のそうじでも
手伝ってもらおうかな?いい?”
と古家のすみびとはいった
”はい!”
と宙がいった
”な、宙、 ふたりでお手伝い
しような!”
とペリカン君がいった

”いいお返事ね、
わたしは きょうから パートに
いくので、お留守番おねがいします
がんばれば、サンタさんが
あなたたちのところにやってくるかもよ・・”

”じゃぁ、お願いします、
いそがなくちゃ・・”

いって 仕事場にでかけた

おそらは くもを敷きつめて
ほんの少しのすきまから
青空をのぞかせていました

あたらしい仕事場では
”ボーナスはでたんだけど
税金もとられてなぁ~とほほ・・”
という声が聞こえていました

なぜか その様子が
古家のテレビに映っていました