ファンヒーターの暖かな風に
ふかれて
めしやのクーポン券が暖かく
ゆれていた
森のケーブルてれびの中で
カミさまは
”フックュン!”
と くしゃみをして
ふくのそでで鼻をふいた
森のすみびとたちが
くちぐちに 話をしていた
”たくさんかせげても
出費の多い人もいるんじゃないか?”
”そういう仕事もあるだろう・・・”
”本当に うまくかせげるかしこいひとも
いるんじゃないか?”
”そうだな、もちはこころづけだ、
貧しいひとに寄付するひとも
いるんじゃないか?”
”それぞれ、どうするかは
自分で 幸せは かんがえるさ、”
”たしか 1999年にもこの森で
もちをもらったな”
”そうだ、そうだ”
”あれは 20世紀くんのお別れの
せん別だったね、”
”じやあ、こんどのお祝いのもちは、
21世紀くんのおいわいかな?”
”そうかもしれん、いわいじゃ・・・な”
”そうだ、つまづいちゃったひとも 気付いてくれるかも・・・”
”ん、そうだね、
ほんのすこしの笑顔の勇気が
わくかもしれない”
そんなことばが 森の山肌に
こだま
して 森の木々たちをゆらして
いました
アシモクンたちロボットたちも来ていて
”お、い、ら、た、ち、も、
21世紀の祝いのもち、
もらえるの、だろう、か、?”
”だいじょうぶさ、もらえるよ、
お祝いだから、これからも人間を
自然をたすけてくれよ・・・”
と森のすみびとがいった
とテレビのチャンネルが変わると
新幹線の映像がうつっていて
さよならごくろうさまと
だれかが 語っているのが
聞こえた