うすぐらいあなの中
ほわっと
あたたかいくうきに
つつまれた
カプチーノを飲んだ全員、
いっしょに
紙でくちをふいた
ウサギもポケットから
紙を出して くちを
チクチクチとくちをふいた
カミさまは
けむりだけのはまきの先を
かみました
モンブランとパンプキンパイは
食べ始めたところで
終わっていました
”宙の大好きな歌を
うたいます
「かぞえ歌」は とても素敵な歌です
ここでは”雨の音をうたいます
きいてください”
♪ あめのおとは トトトト~
雨のぶつかる音は ト、ト、ト、
大自然のアーチストたちが
コンサートを開いてる
ため息まじりに
聞こえる車の音
人は誰でも 急いでいる
アーチストたちのつくっている
ミュージュクに
すこしも耳をかさないで
あめのおとは トトトト~
雨の音は ト、ト、ト、
ひと雨ごと ふゆを呼んでいる
コンサートが聞こえてくる
夢見ている 紺晴れの流れ星
きょうははれてくださいな
ゆっくり空を 見あげて
願いがかないますように
ルル ルル ルルル~♪
”ありがとうございました、
宙が生まれる前に おかあさんが
作った歌がテープに残っていたものを
うたってみました。”
ふしぎな鏡は
雨上がりのぬらした道を
映していた
空は すこし しろの雲を
霧のようにはって
そのあいだから紺空を
のぞかせて、
うすい星座を映していた
そして飛行機の光が
願い星のように
空に きらめいていた絵を
映していた