限りなく透明にちかい紺の夜
星は 宝石のようにきらめいて
いました
くうきは ひんやりとからだを
冷やしていました
風ひとつない夜でした
森の木は 夜のくろに
からだを休めていました
ほとんど 夢の中で、
いびきもかいていました
かぼちゃの馬車に
ランタンの光が ともって
ゆらめいていました
宙とペリカン君は
仮装をして
森の家を まわることに
なりました
宙は 宇宙飛行士の仮装で
ペリカン君は 幸福な王子様の仮装でした
”なにか、ください、”
と いうと
”ハッピーハロウィン!”
といって
ケーキやお菓子、タップボード
マイク トランペット、
やきいもに モンブラン
ココア 紅茶をいっぱい
もらって
ペリカン君は 羽根を一枚渡して
カミさまのいるあなのなかへ
戻って いきました