いつも通り練習が終わりベンチに座る



ねるに八つ当たりしてしまったあの日から彼女が私に心配の言葉をかけることはなくなった



自業自得なんだけどすごく寂しい




何度もねるに謝ろうとしたけど言葉がててこなくて結局謝れなかった




でもこれはいい区切りなのかもしれない




これからはバスケに集中できる




バスケ……


バスケの事を考えると先輩の顔が浮かんで来る




「ねぇなんでその位置から外せるの?才能?」


「下手すぎでしょ」


「そんな嫌ならやめれば?」





違う…嫌なんかじゃない……


バスケがやりたい


ボールに触れたい


平手「もう帰ろ…」



変な事考えてる自分に嫌気がさしてベンチから勢いよく立つ



その瞬間目の前がチカチカしてよく分からない感覚に襲われる



平手「なに…これ……」



____________________




頭が痛い


体も痛い



なんだろう


私の家の匂いじゃないのはわかる



目を開けると女の人が立っていた



平手「ぅ…ぁ…あの………」


うまく声が出ない


「おはようございます、先生を呼んできますね」




営業スマイルだとわかる笑顔で去っていったのは看護師さんだろうか



じゃあ先生って…


ここって病院?



なんで私病院なんかにいるんだろう…