いしかわTEACCHプログラム研究会 会報№134号より
自閉症と診断された2歳ごろは、それほど気にならなかったたんたんの感覚過敏。
周りが見えていないからアンテナの感度も弱かった・・・と気づいたのは、それから数年後のことでした。
入学後はイヤーマフがトレードマークとなり、行事前などのストレスがかかる時期は、アンテナの感度もさらに倍!
心と体のバランスが崩れる思春期は、アンテナの感度は無限大!
制御不能でパニックの嵐!
あんなにお出かけ好きだったのに、買い物も外食もままならず、この先ずっとこのままなのかと不安になることもあったけど、徐々にアンテナの扱いもうまくなり、就労先では自らイヤーマフをとってしまうようになりました。
今のところ、その日の状況でつけたり外したり、手動切替モードに落ち着いたようです。
支援員さんや利用者さんとの関係も安定し、日々の生活に見通しがつき、安心してすごせている証なんだろうな。
「イヤーマフがこだわりになる」
とか、
「聴覚過敏も慣らしていかないと」
なんて意見もたまに耳にするけれど、本人が安心だと実感すれば、自分で卒業するケースもあるみたいですよ~という、ひとつの事例報告でした^^
本を読んでくださった‘バザーのおばさん‘様が、衣服にプリントできるワッペンを、材料費のみの安価で配布してくださっています。
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最低限の公共のマナーを守る姿勢は忘れずに、小さな努力と思いやりが、社会全体の歩み寄りにつながりますように。
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