多世代交流施設について、立場上詳細な資料を持ち合わせていないので、

目視により判断した箇所について写真と説明文をつけて、5月13日市職員に手渡し説明を求めました。

 

6月1日早朝に会派控室にて、業者からあった回答を市職員から説明を受けました。

 

写真は、多岐にわたりますが、中には、私の誤解だったところもありましたので、

説明について疑問に思うものを数点アップします。

 

 

本会議の質問根拠になったものです。

適切な血税の執行、適切な監理。小さな積み重ねが大きく問題となることも考えられるので、

組織の在り方を問うきっかけとなったものです。

 

普通に自分が金銭を支払って建築したものなら? と考えながらご覧ください。

 

目視だけで、これら小さな疑問が残る施工箇所が多数散見される公共建築物、

それを指摘出来ていなかった監理体制

職員の能力の継承が課題となっている今、熟考しなければならないと思います。

 

また、施工業者なら私の問いに対して、通常は下記のような回答はしません。


しかしながら、会社の方針として、下記の回答をされました。

 

敷地整備も含めて設計・施工・監理・施設運営に一貫して、この度の施設に関わっている企業と共に、役所の監理体制について、議会も監視していかなければならないと感じています。

 

  

                黒文字が私の指摘事項、赤文字が回答書に記載されていた業者の回答

 

疑問点は2点ありましたが、カビ部分が問題として残りました。

業者は錆が発生しているが、品質・性能上の問題はない。と言い切っています。私は、性能上も品質上も問題ありだと思いますし、公共工事標準仕様書に則り工事がなされていません。また、工事物件の引き渡し前には、きれいに清掃(美装)をして施主に引き渡すのが通常です。汚れたまま引き渡していますので、問題だと思います。

 

 

業者は、隙間はあるが構造性能・耐久性能に影響するものではない。施工上許容と判断した。と回答

この回答にも呆れてしまいまして。

構造体を表す設計仕様のため、隙間はあるが。← もっともらしく説明頂いていますが、 構造体を表す設計仕様と、隙間は別問題です。

意匠的に美観を損ねるのではないでしょうか?隙間があるところと無いところ、隙間の巾も統一感無しです。


一般建築や住宅の場合、この説明で、あなたなら納得するでしょうか。

 

 

写真中、斜めに入っている材木が隅木、それについているのが垂木。

説明文では、垂木を構造上大きな部材にする必要があったので、隅木より大きくなってしまい、段差が出た。

なので、意匠的に許容した。許容←便利な言葉ですね。

基本的にどの建物を見ても、隅木より大きな垂木はほぼ存在しません。屋根材などの荷重を分散している垂木が支え、隅(角)については垂木の荷重を隅木に伝える構造となっており、通常は隅木が大きくなります。

この度も、施工計画の段階で、隅木の部材を大きくしておけば、納まりもすっきりとしたものに仕上がっています。


施工者なら、そこは経験則から考えます。

私なら、恥ずかしくて出来ません。

 

その下の説明文

仕口加工が困難であったため安全性に考慮してビス止めとした。

説明内容が破綻していると思います。

始めの説明文では→垂木を構造上大きな部材にする必要があった。丈夫にする必要があったので大きくした。

しかしながら、その部材を止めるのはビス??でいいのでしょうか? ビスだけで止まっている?

例えば見えないところで、ボルト締めも可能です。

仕口加工が困難であった。← DIYでは無理ですが、一般的に技能職なら可能ですし、プレカット工場でも可能だと思います。

 

 

丸印のところが欠けて見えましたので確認しました。

断面性能は確保されており、構造的には問題ない。← そうでしょうね。私は、始めに設計図や工事仕様書等は持ち合わせていない。と伝えていますので、構造的なことは言っていません。欠けたままでいいの?

通常は、同様の部材で分からないように意匠を整えます。

 

 

隙間があるところとないところ(ないところがほとんどですが)シーリングする隙間の基準がバラバラで統一されていません。もっと隙間のあるところもありますが。多分、経年で剥がれ落ちてくると推測します。

 

 

べニアの印字は、どのベニアも印字面と無い面があるので説明も当然ですが、他の場所も含めて印字面ほぼ全て見せずに施工していますので、

印字が見えているところは、気付かずに張ってしまったんでしょうね。統一感無し。


私なら見せるとすれば、意匠的(デザインや美観)に見せ方を検討します。

こちらでもそうですが、始めに私は構造的な事には触れていないのですが。

 

 

こちらは、べニアを木材(垂木)に止めた釘がビスの錆が雨に濡れた時にシミとなって表れたものだと推測できます。

回答では、品質性能上の問題はない。とあります。引き渡しとは、建物をきれいな状態で施主に渡すことです。

これが、きれいな状態?

 

 

べニアから下に出ているビスの先について、回答は影響ないので施工上大丈夫と判断した。

施工上アウトです。説明以前の問題で、ビスの先が出ていていいのなら、軒を見上げるとビスの先だらけでもいいのでしょうか?美観を損なうのは間違いありません。

 

隙間について、隙間があったり、なかったり。ないほうがほとんどですので、統一感が必要です。

先の写真でシーリングしてあるものが写っていましたが、それよりも幅は広いと思いますが、シーリングもしていない?

 

 

私は、経年劣化で、早期の段階で格子の上部から雨がしみ込んで腐朽すると指摘していますが、耐久性の強い保護塗料を塗布している。

と、もっともらしく回答が。

木材の小口は塗装しても吸水性が高い為、小口からの劣化は進行が速いんです。


議会答弁では、根拠を持って監理や検査を行って引渡しを受けた。と自信を持って部長が発言しました。


その突き進もうとする自信に危なさを感じています。