2019/05/03(金) 阪神甲子園球場
ベイスターズ 1-2x タイガース (延長10回)

勝 ジョンソン
負 三嶋

令和のエース候補が、プロの第一歩を刻んだ。

初登板初先発。
舞台は思い出の甲子園球場。

対戦相手は西勇輝。
オリックス・バファローズからフリーエージェントで移籍してきた球界を代表する右腕。

デビュー戦は、百戦錬磨のエースとの投手戦となった。

 
1999年8月15日生まれ。
大阪府大阪市出身の19歳。

北海高校から2017年ドラフト3位で入団。

ルーキーイヤーの昨年は、元大リーガーの大家友和2軍投手コーチの指導を受け、ファームのローテーション投手として活躍。

今シーズンは一軍キャンプにも帯同。

先発投手陣の故障や離脱が相次ぐ中、この日のチャンスを掴んだ。

「甲子園でデビューさせることは、春先から決めていた」

指揮官の期待以上の圧巻のピッチング。

186cmの長身から投げ込む最速150kmの直球が冴え渡る。

ピンチを切り抜け、渾身のガッツポーズ。

満面の笑みでベンチに戻ってくる19歳が、野球の聖地で躍動した。

5回66球。被安打2奪三振2で無失点。

勝ち投手の権利を持って降板したが、リリーフ陣が打たれ初勝利はならなかった。

「今までの人生で味わったことがないくらい緊張しました。三浦コーチから『攻めの投球をするように』と言っていただき、最後まで腕を振り抜くことができました。ピンチを迎えた場面も、野手の皆さんが守ってくれて心強かったです」

チーム事情から、一旦はファームに戻ることにはなった。

近いうちに、必ずチャンスはやってくる。

更に力を磨き、次こそ初勝利を。

そして、ベイスターズの主人公の一人になるのだ。

横浜に新たな星がまた一つ。

君の活躍を。
君の躍動を。
君の勝利を。

希望と共に、皆が待っている。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号12。
阪口皓亮(こうすけ)。

INDEFATIGABILITY.
百折不撓。

Go Beyond the Limit.


2019/04/30(火) 横浜スタジアム
ベイスターズ 8-9 スワローズ (延長10回)

勝 五十嵐
負 エスコバー
S 石山

2019/05/01(水) 横浜スタジアム
ベイスターズ 5-1 スワローズ

勝 大貫
負 高橋

2019/05/03(木) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-0 スワローズ

勝 今永
負 スアレス
S 山﨑

平成から令和へ。
時代を跨ぐハマスタ3連戦。

平成最後の公式戦となった第1戦。

ネフタリ・ソト、筒香嘉智、ホセ・ロペス。

クリーンナップの3本塁打で7点のビハインドを追いつく猛攻を見せるも、延長で力尽きた。

令和開幕の第2戦。

「小さな大魔神」にリベンジのチャンスがやってきた。

今永昇太の勝ちを消してしまった、8連敗を止められなかった、あの日以来の本拠地のマウンド。

セーブのつかない場面ではあったが、強力スワローズ打線を抑えゲームセット。

第3戦は緊迫の投手戦。

エース今永昇太は、8回123球無失点の大熱投。
それに応えたキャプテン筒香嘉智の先制2ランホームラン。

2-0で迎えた9回の表。

ハマスタに2日連続であのテーマが流れる。
ヤスアキコールにヤスアキジャンプ。

興奮の坩堝の中、リリーフカーが内野に到着する。

感謝の思いをこめて、右手を運転手の肩に添えて、マウンドに向かう。

傾斜のきつい横浜スタジアムの座席に、今年はさらに「ウイング席」が増設された。

頭上から真下に降りかかるように、一段とボルテージの上がった大歓声が、横浜の青空に轟き渡る。

打者5人25球2奪三振無失点。

「今永へのリスペクトを込めて投げた」

エースが無失点に抑え、四番が決勝打を放ち、守護神が試合を締めくくる。

「パーフェクト・ゲーム」と指揮官は誇らしげに振り返った。

「今以上に気を引き締めてどんどん状態を上げていきたい」

凛々しく語る「小さな大魔神」は、既に次の戦いに向かっている。

横浜には、「防御率0点台の左腕エース」「投げる哲学者」今永昇太がいる。

横浜には、「ハマのキャプテン」「侍の四番」筒香嘉智がいる。

横浜には「ハマの守護神」「小さな大魔神」の彼がいる。

横浜新時代への航海が、今一度開幕した。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。

TAKE PRIDE IN YOUR WORK.
自分の仕事に誇りを持つ。

Go Beyond the Limit.


2019/04/28(日) 東京ドーム
ベイスターズ 2-7 ジャイアンツ
勝 今村
負 京山

2019/04/29(月) 東京ドーム
ベイスターズ 5-3 ジャイアンツ
勝 国吉
負 宮國
S 山﨑

2015年以来4年ぶりの10連敗。

4月に限れば1961年以来58年ぶりの屈辱。

この闇を打ち払ったのは、DeNA初代キャプテンだった。

1986年7月10日生まれ。
静岡県駿東郡出身の32歳。

横浜高校から2004年ドラフト6位で入団。

ハマのロケットボーイ。
時代を開くスピードスター。

低迷が続くチームの中で、レギュラーポジションを勝ち取っていった。

2012年にDeNA球団の中畑清新監督は、彼をキャプテンに指名する。

「大きな使命を与えれば、もっと素晴らしい選手になるはずだ」

情熱家の指揮官と、闘志を内に秘める彼とでは、しばしば衝突もあった。

煮え切らないように見える態度を取る彼に、二軍降格を命じたこともあった。

そうした中、チームは確実に力をつけていった。

有望な若手選手の台頭。
外国人選手の活躍。
フリーエージェント選手の加入。

横浜高校の後輩の筒香嘉智にキャプテンの座を譲った彼は、いつしか控えに回っていた。

去年と同様、今年もファームで開幕を迎えた。

「自分のやることをしっかりやっていれば結果が出ると信じてファームで頑張っていた」

練習では誰よりも声を出し、若手を牽引した。

2軍でともに汗を流す若手の誕生日には食事に誘う。

大量ビハインドの展開でも、ヘッドスライディングで仲間を鼓舞してきた。

誰もが慕うハマの精神的支柱が、危機的状況のチームを救った。

この日、一軍登録即スタメン。

2番セカンドで出場し猛打賞。

8回表に決勝の2ランホームランを放った。

「何とか流れを変えようと思っていた。みんながつないでくれたので、思い切っていきました」

ヒーローインタビューで涙をこらえて笑顔で語った彼の姿に、多くのファンが涙した。

みんな、彼と一緒に苦しい冬の時代の乗り越えてきたからだ。

止まない雨はない。

出口のないトンネルはない。

ベイスターズの季節がやってくる。

戦いは、まだ始まったばかりだ。

栄冠掴むその日まで
恐れず飛び込めベースへ
君の熱き血潮で
燃えろ 雄洋

横浜DeNAベイスターズ。
背番号7。
石川雄洋。

SIETE BRILLANTE.
7、輝く。

Go Beyond the Limit.
2019/04/27(土) 東京ドーム
ベイスターズ 4-5 ジャイアンツ
勝 メルセデス
負 井納
S 野上

平成最後の東京ドーム3連戦が幕を開けた。

数多くの名勝負が刻まれてきた「ビッグエッグ」。

WBC。
イチロー引退試合。
そして、2016年クライマックスシリーズ。

2016年10月8日。
左半分が青く染まる美しい光景。

激戦を勝ち抜き、チームは大きく成長していった。

連敗中のベイスターズは、この日もビハインドの展開。

ミスもあった。
凡打もあった。

だが、そのまま終わらせなかった。

執念で少しづつ差を詰め、にじり寄っていく。

楽勝ムードのジャイアンツファンの空気が変わっていく。

点差に関わらず熱い応援を送り続けるベイスターズファンのボルテージは上がっていく。

9回表には、我らがキャプテンのタイムリーヒットで遂に1点差。

だが、追撃はここまでだった。

連敗を止められなかったハマの主砲にカメラが迫る。

まさに阿修羅の形相。

勝てない悔しさと、敗戦の怒りと、自身へのふがいなさと、ファンへの熱い思いと、全ての激情がそこにはあった。

彼ほど、毎年変わっていく選手はいない。

否、変わるというよりも「深化」といっても良いのかも知れない。

今年1月25日には、日本外国特派員協会で1時間に渡って記者会見。

「子供たちの将来を考えることが一番」

チームを超えて、現役の日本代表の四番打者でありながら具体的な提言を行った。

会見の最後で、司会者から次のような質問がなされた。

「あなたは大リーグへ移籍する希望があると表明された。ですが、あなたの所属する横浜ベイスターズは、20年以上優勝していない。今年はどうなのか?」

「大リーグについてはあくまでも将来の話です。今は、ベイスターズの一員として優勝することしか考えていない。素晴らしい能力を持った選手が揃っているし、必ず優勝できると信じています」

理路整然と、冷静沈着に、そして自信満々に、彼は語った。

だからこその、あの表情。

そして、いつものようにグラウンドに一礼をして、彼はダグアウトに引き上げた。

既に次の戦いに闘志を向けていた。

止まない雨はない。

出口のないトンネルはない。

冬は必ず春となる。

横浜の時代は、必ず来る。

ハマのキャプテンが、必ず実現させる。

横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香

さぁ 打て 筒香
飛ばせ 空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ ホームラン

GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう!

Go Beyond the Limit.


2019/04/25(木) 横浜スタジアム
ベイスターズ 3-5 タイガース

勝 ジョンソン
負 山﨑
S ドリス

最後の最後に、悪夢が待っていた。

嫌な予感はしていた。

神宮球場で、スワローズ青木宣親、山田哲人、ウラディミール・バレンティンがジャイアンツ菅野智之から3者連続ホームラン。

スワローズの3連発といえば、あの試合を思い出させた。

2004年8月8日。
横浜スタジアム。

マウンドには、「ハマの大魔神」佐々木主浩。
このシーズン開幕直前に、シアトル・マリナーズから復帰していた。

「ああぁ、またも、またも、入ってしまうのか」

TVK吉井祥博アナウンサーの悲鳴にも似た実況が悲しみを増幅する。

土橋勝征、岩村明憲、古田敦也に3連続ホームラン。

佐々木はファームに降格。
翌年に引退することとなる。

「佐々木さんは登板間隔が空いていた。佐々木さんが登板出来る機会を作れなかった僕らにも責任がある」

チームメイトの佐伯貴弘は、試合後悔しさをにじませて語った。

この日も、そんな試合だった。

エース今永昇太は、7回114球。
被安打7、奪三振5、失点2の熱投。

7回裏、伊藤光のホームランで勝ち越しに成功。

8回表、エドウィン・エスコバーのパーフェクトリリーフ。

9回表、Zombie Nationの「Kernkraft400」の大音響が鳴り響く。

奇しくも、マリナーズ時代の佐々木の入場曲だ。

「ヤスアキジャンプ」に、ハマスタは興奮の坩堝となる。

1992年10月2日生まれ。
東京都荒川区出身の26歳。

人情味溢れる庶民の町で彼は育った。

小学校3年生時に両親が離婚。

姉と共に母と暮らす事を選んだ。

だが週末になれば、少年野球のコーチだった父に会えた。大好きな父とともに野球に没頭した少年時代だった。

「子供の頃、母と一緒にゆっくりご飯を食べた記憶はないですね」

朝から夜中まで不眠不休で働き、2人の子供を育てる母の背中に、少年は誓う。

「プロ野球選手になって、お母さんに恩返しする」

甲子園の常連、名門・帝京高校に進学。

2年生の時、強豪校の厳しい練習に、日々の学業との両立の壁にぶつかった彼は、母に告げる。

「お母さん、僕、野球辞める」

「何を言っているの! 自分で蒔いた種でしょ。自分で拾いなさい!」

どんなに辛くても涙一つ見せたことなどなかった母が、はじめて彼の前で泣いた。

タクシーに乗せこまれ、帝京高校へ。

校門には、監督とチームメイトが待ってくれていた。

「僕には、家族と野球しかない」

彼の腹が決まった。

甲子園に2度出場するも、ドラフト指名はならなかった。

「4年後に必ずドラフト1位でプロに行く」

更に強い決意で亜細亜大学に進学。

チームのエースとなり、大学日本代表にも選ばれる活躍が評価され、2014年ドラフト1位でベイスターズに入団する。

開幕直前のファンミーティング。

「康晃、ストッパーやるか?!」

「はい、やります!」

当時ストッパー不在だったチーム。

中畑清監督の思いつきの大博打に見えた決断にも、裏付けがあった。

チームは彼を、大学時代から「ストッパー候補」としてマークして調査していたのだ。

「小さな大魔神になります!」

デビュー戦のヒーローインタビューで彼は満面の笑みで叫ぶ。

58試合、防御率1.92、2勝4敗37セーブ。

2000年の金城龍彦以来、チームとして15年振りの新人王に輝く。

ハマスタには、母と姉のために彼が用意した専用の席がある。

ファンに声をかけられれば、笑顔で応えるのは、親子共々。

「その人の思い出に残るように5秒間念じてサインをしています」

スタッフに止められるまで、彼のファンサービスは続く。

昨シーズンは初のセーブ王を獲得。

「大事な試合をいくつか落としてしまった。タイトルをとっても優勝しなければ意味がない」

回跨ぎが苦手。
同点では力を発揮できない。
夏場にスタミナ切れする。
そして、本拠地横浜スタジアムでの防御率が悪い。

多くの課題を抱えながらも、デビューした年から5年連続でストッパーを務めてきた。

プロ野球史上、こんな選手はかつて存在しなかった。

誰もがなしえなかった道を、彼は切り開いている。

セーブシチュエーションでの登板は、11日振り。

「その影響はない。実力だと思う」と彼は言い切った。

今日はやられた。

だが、プロにはやり返すチャンスがある。

罵声を、歓声に。
溜息を、雄叫びに。
失望を、歓喜に。

Kill or be killed.
やられたら、やり返せ!

「我らが心の終身名誉監督」権藤博の言葉だ。

君はこのまま終わる男ではない。

不死鳥の如く這い上がれ!

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。

TAKE PRIDE IN YOUR WORK.
自分の仕事に誇りを持つ。

Go Beyond the Limit.


2019/04/24(水) 横浜スタジアム
ベイスターズ 1-3 タイガース

勝 才木
負 大貫
S ドリス

憧れの横浜スタジアム。

まっさらなマウンド。

かつて背番号18のユニフォームを着てスタンドから声援を送った少年が、遂に夢の舞台に立った。

プロ入り初の本拠地先発登板。

「ブルペンからボールが走っていて、そのままの状態で試合に入れていると思う。フォークの抜けもいいので、リズムに乗って打者に向かっていってほしい」(試合中の三浦コーチのコメント)

6回101球2失点。
被安打7。奪三振9。

その粘りのピッチングは、憧れの三浦大輔を彷彿とさせた。

味方の反撃を待ったが、本拠地初勝利はならなかった。

「調子自体は良かったです。ストレートが走っていたので、普段より押す投球ができました。6回2失点という結果は良かったですが、ヒットを7本許しランナーを塁に置く時間が長く、攻撃に繋げづらくしてしまったことは反省点です。次回登板はテンポのいい投球を心掛けたいです」

冷静な自己分析の中にも、次への闘志が垣間見える。

援護がないのは、ハマの投手陣の宿命。

ここを乗り越えなければ、明日は拓けない。

止まない雨はない。

出口のないトンネルはない。

中学時代。シニア野球では出番すらなかったこともある。

高校時代。あえて強豪校には進学しなかった。その中でチームを18年ぶりの静岡県ベスト8に導く。

大学時代。頭角を現すも、トミー・ジョン手術を受け1年半のリハビリ生活に耐えた。

社会人に進み、都市対抗野球で活躍し、ようやくドラフト候補になった。

エリートではない。

脚光を浴びてきたわけでもない。

怪我や苦労を乗り越えて、遂にこの舞台に立った。

次こそ、勝利を!

輝く笑顔を、ハマスタに咲かせよう!

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号16。
大貫晋一。

SEIZE THE DAY.
今を懸命に生き抜く。

Go Beyond the Limit.


2019/04/23(火) 横浜スタジアム
ベイスターズ 3-8 タイガース

勝 青柳
負 上茶谷

「横浜スタジアムのお客さんは野球を良く知ってらっしゃる。『ここぞ』という時の、ボルテージが違う。声援で、応援で、球場の空気が一変してしまうんですよ。味方としてこんな有難かったものはないし、敵としてはこんなに嫌なものはなかった。間違いなく12球団一です」

昨年から解説者となったベイスターズOBの佐伯貴弘は、感慨深く語った。

どんなに劣勢でも。

どんなに厳しい状況でも。

空気を一変させる、熱と力がハマスタにはある。

ルーキー上茶谷大河は、序盤から打ち込まれる。

打線は、タイガース青柳晃洋の前に、ゲッツーの山を築いていってしまう。

その時、一人の若武者が打席に立った。

今シーズンは、代打での神がかり的な活躍で大ブレイク。

「スタメンで出たいという気持ちで毎日練習しています」

プロ入り3年目。24歳の若武者の3ランホームランが、一瞬ではあるがスタジアムの空気を変えた。

チャンスでの勝負強さ。

豪快なバッティング。

そして、底抜けに明るいムードメーカー。

「メカゴジラ」との愛称で活躍した佐伯に、その勇姿が重なり合う。

まさかまさかの6連敗で、チームには暗雲が覆う。

闘いは、まだまだ続いていく。

その闘志で、その力で、閉塞感を打ち破れ!

出た出たついに
必殺バットマン
白い弾丸打ち込んで
ガッツポーズだ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号44。
佐野恵太。

CONCENTRATE ON EVERYTHING AND EXERT MYSELF TO THE UTMOST.
精神を集中させ努力すれば出来ない事はない。
どんな壁にぶつかっても努力をして乗り越えたい。

Go Beyond the Limit.


2019/04/21(日) MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
ベイスターズ 4-7 カープ
勝 ジョンソン
負 国吉

「ちょっとチームに元気がない。もうちょっと元気が出るチームだと思うんですよ。打線は素晴らしいのだし」

2018年4月23日に逝去された、鉄人 衣笠祥雄さん。

逝去の4日前まで解説を務められた。

生涯現役。生涯野球人であられた。

横浜スタジアムのベイスターズvsジャイアンツ戦。「最後の仕事」もベイスターズ戦だった。

現役時代はカープ一筋23年。

元祖鉄人は、引退後TBS系列で野球解説者等で活躍。

ベイスターズ戦の解説をすること数知れず。

スポーツ紙で、「横浜監督就任」の噂が報じられたこともあった。

病魔に負けず、かすれる声で、ベイスターズナインに熱いエールを送ってくれていた。

あれからちょうど1年。

カープを愛し、ベイスターズに声援を送り続けた「鉄人」の眼に、この試合はいかに映ったか。

本来ならばこの試合、もしくは大敗した前日。
彼が先発マウンドに向かうはずだった。

1998年7月4日生まれ。
滋賀県大津市出身の20歳。

近江高校から2016年ドラフト4位で入団。

入団2年目の昨2018年シーズン。
デビューから3戦連続先発勝利投手となるド派手なデビュー。

高卒2年目の投手では、球団史上初の快挙。

一躍ハマのシンデレラボーイとなった。

9月21日のドラゴンズ戦では、この日が引退試合となった加賀繁を1回途中からリリーフ。

9回を投げきり「準完投勝利」を成し遂げる。

「案外いけるもんだな、と思いました」

ヒーローインタビューでサラリと言ってのける強心臓こそ、彼の真骨頂。

飛躍を期した今シーズン。

開幕ローテーションに入るも、結果が出せず、ブルペン待機となった。

大きく点差が開けられた3回裏。
彼はマウンドに向かった。

ビハインドのロングリリーフ。

彼本来の職場ではないはずだ。

4イニングを1安打4奪三振で無失点。意地と失地回復に向けてのピッチング。

昨年もチームが苦しいとき、彼の存在があった。

今一度、栄光の舞台へ。そして勝利を。

より強く、より図太く、より大きくなった20歳の右腕。

新たな戦いが、広島の地から始まった。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号48。
京山将弥。

SOW A THOUGHT, 
REAP AN ACTION.
走っている姿にその人の心が映る。

Go Beyond the Limit.


2019/04/20(土) MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
ベイスターズ 2-9 カープ
勝 床田
負 井納

「勝負していたら死球を受けることはある。ファンにいい勝負を見せたい」

1週間前のハマスタで、この日先発のカープ床田寛樹からデッドボールを受け欠場が続いていた我らがキャプテン。

大量ビハインドの6回。快投を続ける左腕相手に快音を響かせた。

この日は8回にも2打席連続のホームランを放ち、最後まで戦い続けた。

「いくら打っても負けてしまったら意味がない。選手がゲームをつくるしかない。皆で信じ合ってやっていく」

彼の戦いは、グラウンド上だけではない。

2018年11月30日。
一冊の本が出版された。

「空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ」

ベイスターズファンだけでなく、心あるアマチュア野球の指導者、関係者が、今真剣にこの本を読みあさっている。

私も中学生の息子がシニアチームに所属しているが、この本の存在が、彼の主張が、大きな警鐘を鳴らしているのを、強く実感している。

「俺は、少年野球の世界に10年以上携わってきた。彼のような主張をするプロ野球OBは、何人もいた。彼がすごいのは、現役の日本の四番でありながら、こういう主張を勇気をもってしたことだ」

息子の小学生時代の野球チームの監督さんと飲んだときも、この本が話題になった。

少子高齢化以上の勢いで減少している野球少年人口。

その原因のひとつに、「勝利至上主義」がある。

①野球が子供たちのためでなく、指導者の実績や功績、関係者や親など大人たち野満足のためのものになってしまいがちな点。

②選手が大人の顔色ばかりを見て、自分で考える習慣が身につかないまま、育ってしまうこと。

③そういう野球が、選手の未来を奪ってしまうこと。

経験を押しつけるだけの一方的な指導。

叱責や怒号が飛び交うグラウンド。

選手の健康や可能性や将来よりも、目先の勝利のために繰り返される采配。

野球界における「教育」は、指導者の経験則からの「教える」側面だけで、「育む」側面が大きく欠けているのではないか。

少年時代から日本一の打者になっていく中での自身の体験になぞらえ、プロ野球選手として活躍しながら、自身の出身のボーイスリーグから改革の闘いを始めている。

スポーツの主役は選手。

ならば、その選手ひとりひとりの可能性、それぞれの考える力を伸ばしていく指導こそが、今求められていると力説する。

「自分の考える型にはめるのではなく、僕の特長や目指してきたことを理解して、それを伸ばして下さるコーチと出会ったことが、僕の転機でした」(123ページ)

ベイスターズに入団後伸び悩んだ時期に、徹底した対話と、目指すべき目標を明確にした上での徹底した練習。

その先に現在の彼の姿がある。

その言葉は重い。

「経験論ばかりを語り、指導について学んでいない大人たちが、悪気はないにせよ勝つために子供たちを酷使し、それが多くの選手の将来を台無しにしていることは、あまりに残念でなりません」(179ページ)

良いも悪いも全て経験してきた上で、現在を全力で、そして未来のために我らのキャプテンは闘う。

一人立つ精神と、団結の心は、両立できる。

ベイスターズには、侍の四番がいる。

日本の野球が、静かに、しかし大きく、変わり始めている。

横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香

さぁ 打て 筒香
飛ばせ 空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ ホームラン

GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう!

Go Beyond the Limit.


2019/04/19(金) MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
ベイスターズ 1-2x カープ (延長10回)
勝 フランスア
負 パットン
 
「『援護点がない』というのは防御率0点台の投手が言うこと」
 
2016年にデビューした左腕は、好投しても勝ち星が付かない状況を問われ、こう答えた。
 
その知性的で本質を突くコメントの数々。
 
「投げる哲学者」
 
彼はこう呼ばれるようになった。
 
ルーキーイヤーは8勝。
2年目は11勝で日本シリーズ進出の大原動力に。
 
昨シーズンは、まさかの絶不調。
 
オフを返上して、オーストラリアン・ベースボールリーグに参加。
 
圧倒的な成績で凱旋。
 
開幕投手の座を勝ち取った。
 
快投を続ける2019年シーズン。
 
4試合に先発。
 
2勝1敗。
 
31イニング32奪三振。
 
3失点。
 
防御率0.87。
 
堂々のリーグトップ。
 
16イニング連続無失点を継続中だ。
 
だが、勝てなかった。
 
あと一本が出なかった。
 
微妙な判定もあった。
 
「ピンチをつくる場面が多く、攻撃のリズムをつくれなかった」
 
彼は一切の言い訳をしなかった。
 
むしろ、敗戦の責任を背負い込んだ。
 
これぞ、エース。
 
これぞ、大黒柱。
 
君こそ、我らがチームの「幹」。
 
その英智。
その雄弁。
その剛腕。
 
「幹」をより強く、太く。
「幹」があれば、枝が繁り、花が咲き、果実が実る。
 
高速アンダースローの秋山登は、背番号17。
 
カミソリシュートの平松政次は、背番号27。
 
神様仏様大遠藤様 遠藤一彦は、背番号24。
 
そして、ハマの番長 三浦大輔は、背番号18。
 
令和の背番号21が、大エースへの階段を上り始めた。
 
頭を上げ、前を向き、次の舞台へ。
 
闘いは続いていく。
 
左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 昇太
 
横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。
 
THE FLOWER THAT BLOOMS IN ADVERSITY IS THE RAREST.
ピンチの時こそ自分が成長できるチャンス。
 
Go Beyond the Limit.