2019/06/08(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ 7-3 ライオンズ
勝 井納
負 榎田

背番号1の笑顔がハマスタに輝いた!

2番ライトで今季初の本拠地スタメン。

3打数2安打2打点。
押し出しフォアボールに、犠牲バント。

全力疾走にファインプレー。

ハマの元気印。
切り込み隊長。

みんなの桑ちゃんが帰ってきた。

1993年7月21日生まれ。
大阪府和泉市出身の25歳。

福知山成美高校から2011年ドラフト4位で入団。

ドラフト同期には、乙坂智、飛雄馬。
シーズンオフに復帰を果たした古村徹。
先日、ドジャースマイナー契約が発表された北方悠誠。

そして、昨年オリックス・バファローズに移籍した高城俊人らがいる。

DeNA新球団のいわゆる第1期生だ。

ベイスターズの躍進と共に、彼の成長はあった。

センターのレギュラーを勝ち取った2016年には、球団初のクライマックスシリーズ・ファイナルステージ進出。

全試合出場を果たした2017年には、ゴールデングラブ賞を獲得。チームは、19年ぶりの日本シリーズ進出を果たす。

その活躍に、球団は背番号1を与える。

近藤昭仁。
山下大輔。
谷繁元信。
進藤達哉。
そして、金城龍彦。

ミスター・ベイスターズの栄光の系譜。

だが、ここからが苦悩の始まりだった。

思うような活躍ができず、2シーズン守り抜いたセンターのレギュラーを失ってしまう。

チームも3シーズンぶりのBクラス。
わずかの差で、ポストシーズン進出を逃した。

強い決意で臨んだ今シーズン。

代打、代走、守備固めなどでの出場が続いた。

どんな劣勢でも。
どんな苦しいときでも。

彼は全力疾走だった。
常に笑顔だった。

彼が登場するだけで、超満員の横浜スタジアムは怒涛のような歓声に包まれた。

その大声援こそが、彼のこれまでの活躍への賞賛。

本来の活躍ができない中での、激励。

その壁を必ず乗り越えてくれるとの、期待。

そして、今年一番の大歓声の中、初のヒーローインタビューの舞台に立った。

「おまたせしました~」

笑顔でまずはご挨拶。

「何くそと思いながらずっとやってきた。その思いがきょうで晴れたわけではない。これからも与えられたチャンスで頑張りたい」

君の笑顔こそ、ハマの希望。
君の全力疾走こそ、横浜の象徴。

燃えるハマの夏男。

「ようやく僕の季節が到来しました!」

役者がまた一人、大きくなって戻ってきた。

横浜の逆襲劇が始まる。

乾坤一擲のドラマを見逃すな!

今だクワ喰らいつけ
燃えろガッツマン
突っ走れどこまでも
勝利を呼ぶ男

かっとばせ!クワハラ!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号1。
桑原将志。

GOOD TEAMMATES.
チームのためにベストを尽くす。

Go Beyond the Limit.



2019/06/05(水) 京セラドーム大阪
ベイスターズ 0-5 バファローズ
勝 田嶋
負 平良

 

2019/06/06(木) 京セラドーム大阪
ベイスターズ 2-3 バファローズ
勝 榊原
負 東
S 増井

 

2019/06/07(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-6 ライオンズ
勝 高橋光
負 今永
 
今永でも勝てないのか。
 
今永で勝てないなら仕方がないのか。
 
4点ビハインドで迎えた9回表の横浜スタジアム。
 
言いようのない閉塞感を打ち破るように響き渡る「インフルエンサー」。
 
乃木坂46の2017年レコード大賞受賞曲を背に、背番号41がリリーフカーに乗って登場。
 
ベイスターズの未来を担う左腕のプロ初登板に、球場の雰囲気は一変する。
 
1999年6月25日生まれ。
埼玉県所沢市出身の19歳。
 
日本大学第三高校から、2017年ドラフト5位で入団。
 
西東京のライバル早稲田実業の清宮幸太郎から5奪三振。
 
高校日本代表ではクリーンナップを任される打撃。
 
「ハマの二刀流」誕生かと騒がれたが、プロでは投手一本で行くと宣言。
 
オープン戦開幕試合で、救援投手ながら初登板初勝利を記録。
 
チームとしては1989年の石井忠徳(石井琢朗)以来29年振りの快挙。
 
ルーキーイヤーは、ファームで活躍。シーズンオフにはU-23ワールドカップにも出場。
 
「ファームでのピッチングは反省すべき点が多かったのですが、U-23大会で抑えとして自分の力を出し切るとことができ、その反省点を活かすことができました。確実に今シーズンにつながると思います」
 
そしてこの日、大器はハマスタでそのベールを脱いだ。
 
178cm80kgの身体が、マウンドでより大きく映える。
 
全身を使ったダイナミックな投球フォーム。
 
相対するは、故郷所沢からやってきたパ・リーグ王者のライオンズ。
 
19歳の若武者が山賊打線果敢に切り込んでいく。
 
ホームラン王 山川穂高を空振り三振。
 
おかわり君 中村剛也をサードゴロ。
 
最後の打者 岡田雅利も空振り三振。
 
圧巻の三者凡退で、プロデビュー戦を自らの手で飾って見せた。
 
「いつもは緊張しないんですが、さすがに今日は緊張しました。今日はまっすぐが良かったので、伊藤さんもまっすぐで来いと言ってくれて、まっすぐで押せました。ファームでやってきたことがこの場で出せたので、まずは0で抑えられて良かったです」
 
確かに見た。
この目で見た。
ハマの未来のエースの初陣を。
 
そして、次は更なる活躍の舞台へ。
自分の手で、その舞台を切り拓くのだ。
 
君なら、必ずそれができる。
 
左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 周斗
 
横浜DeNAベイスターズ。
背番号41。
櫻井周斗。
 
PRACTICE DOES NOT TELL A LIE.
自分の行いは全て自分に返ってくるということをプロの世界でも肝に命じてやっていきたい。
 
Go Beyond the Limit.
 
 
 
2019/06/04(火) 京セラドーム大阪
ベイスターズ 3-1 バファローズ

勝 大貫
負 山本
S 山﨑

「10年間オリックス球団に支えていただいて今の自分がある。DeNAで活躍することが恩返しになると思って一生懸命やりました」

ヒーローインタビューに立った背番号29には、ベイスターズブルーがよく似合う。

彫刻を思い起こさせるような端整な顔立ちが、歓喜と安堵の笑顔で崩れる。

古巣のバファローズファンも、彼の応援タオルを手にその光景を見守った。

緊急トレード以来、ほぼ1年ぶり。

かつての本拠地 京セラドーム大阪。

相対するは、バファローズ期待の右腕 山本由伸。

ファームでともに汗を流した後輩は、古巣のエース格に成長していた。

力の限り振り抜いた打球は、ベイスターズファンの待つレフトスタンドへ。

先制のホームランを含めて3安打猛打賞。

先発のルーキー大貫晋一。

2日前の先発試合で1イニング降板をしていた濱口遥大。

豪速球サウスポー エドウィン・.エスコバー。

ハマの将軍 スペンサー・パットン。

そして、小さな大魔神 山﨑康晃。

5人の投手をリードして、見事な勝利。

鬼門の交流戦を、白星でスタートすることが出来た。

彼には原点となる試合がある。

2014年10月2日。
福岡ヤフオク!ドーム。
ホークスvsバファローズ。

ゲーム差なしで首位ホークスを追い詰めた最終決戦。

延長10回裏サヨナラ負け。

目の前でホークスの胴上げが始まる。

彼はその場で崩れ落ち、人目はばからず号泣。

その責任を背負い込む姿はファンの心に刻まれた。

その彼が、縁あってベイスターズにやってきたのは昨年夏。

用具を新調する暇もなく、オリックス時代のものを使用してのスタートだった。

見切り発車から一転。

今シーズンは、キャンプから準備万端でスタートができた。

「チームのことをすべて分かったうえで1年間戦えるのはすごく楽しみです。僕は日本シリーズを経験していないので、優勝して日本シリーズに行くっていう明確な目標がある」

誰よりも、パ・リーグを知る男。
誰よりも、苦労を知る男。
誰よりも、勝利に飢えている男。

交流戦を勝ち抜き、リーグ戦を勝ち抜く。

そして目指すは、21年ぶりの栄冠。

精悍なハマの司令塔が、チームを栄光に導く。

歓喜の瞬間を
その手で創るため
高鳴る胸に秘められた
覚悟を示すとき

かっとばせ!ヒカル!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号29。
伊藤光。

DO MY BEST AND WORK
HARD FOR MY DREAM.
夢に向かって全力でベストを尽くす。

Go Beyond the Limit.


2019/06/02(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-5 スワローズ
勝 原
負 濱口
S 梅野

「嬉しい時だけでなく、辛いときこそ、助け合っていこう。選手もスタッフもファンのみなさんも、ファミリーなのだから」(筒香嘉智)

1回。
打者7人。
被安打3。

自責点0ながら3失点で、先発の濱口遥大は無念の降板となった。

ブルペン陣がスクランブル発進で、後を継いでいく。

7回から2イニングを抑えたのは三嶋一輝。

ハマのエースナンバー背番号17を背負う彼は、2年目の2014年開幕投手だった。

ルーキーイヤーの大活躍からの抜擢だったが、2回9失点でノックアウト。

この日がデビューとなる、法政大学の2学年先輩 三上朋也のリリーフを仰ぐことになる。

三上はこの「敗戦処理」から這い上がり、ルーキーながらストッパーとなり、それ以降はブルペン陣の柱となっていく。

その三上を欠く今のリリーフ陣。

右肘のクリーニング手術を終えてリハビリに励むブルペンリーダーの心を、背番号17は受け継いでいる。

3点差まで追い上げた9回表のマウンドには、同じく法政大学出身で三嶋の2学年後輩の左腕が向かった。

1993年3月1日生まれ。
広島県広島市出身の26歳。

広島工業高校から法政大学を経て、2014年ドラフト2位で入団。

同期ドラフト1位に山﨑康晃。
3位倉本寿彦。
5位山下幸輝。
7位飯塚悟史。

現在のベイスターズの中心選手がきらめく、黄金ドラフト世代だ。 

伝説の大投手 沢村栄治の背番号14を与えられた彼の飛躍は、2年目の2016年シーズン。

5月に4戦全勝、26イニング無失点で月間MVP。

長い長い厳しい冬の時代。
左腕不足に苦しみ続けた横浜に、彗星のように彼は現れた。

そして、序盤には最下位に喘いでいたチームを、クライマックスシリーズ初進出に導く大原動力となった。

「エースは君だ」

この活躍から、2017年から2年連続で開幕投手を任せられるも結果は出せなかった。

2017年クライマックスシリーズ。
ファイナルステージ最終戦。

故郷広島の先発のマウンドに立った彼は、1イニング2失点ながら屈辱の降板。

この後を継いで快投をみせた三嶋一輝はリリーフでで輝きを取り戻す。

そして、2018年シーズンでの大車輪の大活躍に繋がっていく。

誰かが倒れれば、誰かが駆け寄る。
そして、代わりに立ち上がる。

全ての出来事は繋がっているのだ。

「2度も開幕投手を務めた選手ですし、例えばルーキーたちが結果を出している姿を見ればもどかしい気持ちに当然なるはずです。実際に僕にもそういう時期はありましたからね。
 ただ、気をつけて欲しいのは、チームには意図があって、必要だから石田を中継ぎで使いたいと考えているということ。間違っても、先発がダメだから中継ぎなんかと考えて欲しくはないですよね。まあ、石田のことだから、そのへんは大丈夫だと思いますけど」(三嶋一輝)

心優しき豪腕リリーバーは、後輩にどこまでも暖かい。

「求められたところで結果を出すこと。それが今、自分にできることだと思っています」

「自分のなかでは、やっぱり先発が一番だと思っています。いずれは戻りたい。もちろん中継ぎの経験はプラスになっているし、まずは与えられた仕事をしっかりやることが大切なこともわかっています」

未来のことなど、誰にも分からない。

だが、確信を持って言えることがある。

彼には大きな舞台が待っている。

今の経験が、必ずそこで生きる。

「いつか先発として呼ばれたら呼ばれたでいいですし、もしかしたらこのままシーズンを終えるかもしれない。まずは先のことを考えず、とにかく自分のボールを粘り強く、一試合一試合投げて行くだけです」

屈するは伸びんがため。

明日の勝利のため。

大きな栄冠のため。

今を全力で戦い抜く。

その先に、必ず栄光の旗は翻る。

左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 健大

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

GRATITUDE.
ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。

Go Beyond the Limit.


2019/06/01(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ 7-0 スワローズ

勝 上茶谷
負 清水

27個目のアウトをダブルプレーで奪った瞬間、捕手の伊藤光は満面の笑みで両手を大きく広げながらマウンドに駆け寄る。

ベイスターズ完封勝利の抱擁劇は、今シーズン4度目。

前回登板のタイガース戦で9回のマウンドに上がりながら、25個目のアウトを取れなかった。

たった1週間で、ルーキー右腕はそのリベンジを果たした。

2回裏には1アウト満塁からプロ初打点となるタイムリーヒットで、ビッグイニングを演出。

東都のライバル清水昇とのルーキー対決を制した。

この日は共にヒーローインタビューに立った神里和毅の車で球場入りしていた。

「きょうは3安打お願いします」

「いや、4本打つよ」

有言実行の先輩の活躍にも乗せられ、嬉しい初完投初完封。

9回。
打者33人。
121球。
6奪三振。

「試合後は、昨日に引き続きお肌のケアをしてください」

「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2019」を連勝で飾り、前日の今永昇太のヒーローインタビューをいじって笑いを取る余裕まで見せた。

デビュー以来6戦連続勝利なしのトンネルを抜けて、堂々の3連勝。

横浜先発陣に大きな柱が立った。

追撃の狼煙は上がった。

背番号27は横浜躍進の象徴だ。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号27。
上茶谷大河。

ALL IS WELL.
すべてに勝ち抜いていく。

Go Beyond the Limit.


2019/05/31(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 3-2 スワローズ

勝 今永
負 ブキャナン
S 山﨑

身長185cmのホームラン王ネフタリ・ソト。

177cmのエース今永昇太。

チームの看板選手2人に挟まれた167cmの彼が、今季初のヒーローインタビューの中心に立った。

「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2019」

5年連続開催となる女性のためのスペシャルイベントは、鮮やかな快勝劇。

エースが投げ、主砲がホームラン。そして、ストッパーが締める。

1点差の痺れるゲームの主役は、紛れもなく彼だった。

1993年12月16日生まれ。
岡山県岡山市出身の25歳。

岡山理科大学附属高等学校から國學院大学を経て、2015年ドラフト3位で入団。

横浜市青葉区にキャンパスと野球部練習場と寮がある國學院大学からは、前年の山下幸輝に続いての指名。

小学生の頃から中、高、大学と主将を務めてきた彼は、ルーキーイヤーで開幕一軍の座を勝ち取る。

デビュー戦で、カープのエース左腕クリス・ジョンソンから決勝打を放ち鮮烈なデビューを飾るも、この年はわずか19試合の出場にとどまる。

2017年には88試合。
2018年には113試合出場。

着実にキャリアを上げてきた。

「何も残らなかったシーズン。すべてにおいて中途半端だった」

レギュラーになりきれず、ポストシーズン進出もかなわかった状況を、彼は冷静に振り返っている。

今シーズンもここまで守備固め等での出場が多かったが、着実に仕事を続けてきた。

スタメン出場を果たした前日のドラゴンズ戦では、猛打賞。

この日のスワローズ戦では、痺れる投手戦のなか貴重な追加点となるタイムリースリーベースヒット。

自身のバットで、兄のように慕うキャプテン筒香嘉智をホームに迎え入れた。

「今永ががんばっていたので、打ててよかった。スリーベースはあまりないので嬉しいです」

27個目のアウトも、難しいセカンドゴロを全力プレーで勝ち取ったもの。

小さな大魔神 山﨑康晃を中心に、歓喜の笑顔がスタジアムに広がった。

「小さな体の子に夢を与えられる選手になりたい」

入団前にこう語った彼の活躍こそが、子どもたちの希望。

そして、横浜の明日を切り開く力だ。

いよいよ、本領発揮の時。

横浜の熱い夏が、始まっている。

狙い澄ましたミートと
巧みなグラブ捌きは
努力というかけらの
結晶の証だ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号31。
柴田竜拓。

DO WHAT YOU ARE SUPPOSED TO DO AND DO IT PROPERLY.
チームのために、最低限のことをできるように。

Go Beyond the Limit.


2019/05/30(木) ナゴヤドーム
ベイスターズ 8-1 ドラゴンズ
 
勝 東
負 勝野
 
「勝たなきゃ何事も面白くない」
 
昨シーズン新人王を獲得した左腕は、常々こう語る強心臓の持ち主。
 
1回表、ホセ・ロペスの満塁ホームランで試合はスタート。
 
「先に点を取ってもらって気持ちが楽になりました」
 
この日もイニング間に、バナナをパクつき左腕は躍動。
 
離れて暮らす看護士でもある母由紀さんから教えられた、立命館大学在学中からのルーティーンだ。
 
強力ドラゴンズ打線を、面白いように打ち取っていく。
 
7回。
打者27人。
98球。
10奪三振。
1失点。
 
「今年は球速が出ていない分、もがき苦しんでいます」
 
これだけの投球をしながら、試合後のヒーローインタビューでは冷静に自身を分析する振り返るクレバーさ。
 
故郷四日市市からは両親、祖父母、弟ら家族が。
 
母校愛知工業大学明電高校のチームメートも駆けつけた。
 
「勝ててよかった。ここは地元みたいなものですから。家族や親戚や友達、その中でヒーローになれたのは嬉しいです」
 
怪我で開幕に出遅れた時も。
不本意なピッチィングでふさぎ込んだ時も。
 
故郷の両親は温かく励ましてくれた。
 
自身ナゴヤドームでの初勝利は、最下位脱出を勝ち取った光明。
 
「選手たちは諦めていないんで」
 
力強く語る小さな新人王は、更に上を目指す。
 
これからが本当の勝負。
 
横浜の快進撃が、始まった。
 
左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 克樹
 
横浜DeNAベイスターズ。
背番号11。
東克樹。
 
LITTLE BIG MAN.
小さくてもマウンドで大きく見える選手になりたい。
 
Go Beyond the Limit.
 
 
2019/05/26(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 0-7 タイガース

勝 ガルシア
負 濱口

2019/05/28(火) 長良川球場
ベイスターズ - ドラゴンズ
雨天中止

2019/05/29(水) ナゴヤドーム
ベイスターズ 2-1 ドラゴンズ(延長11回)
勝 三嶋
負 鈴木博
S 山﨑

完封負け、雨天中止の後、乗り込んだナゴヤドーム。

彼は今シーズン初登板初先発のマウンドに向かった。

調整が難しいとされるスライド登板。

どこ吹く風の涼しい顔で、変幻自在のピッチング。

ドラゴンズ打線を手玉に取っていく。

6回61球。
被安打3。
奪三振4。
1失点。

「久々に先発した平良があれだけ頑張っていたので打ちたかった」

決勝打を放ったキャプテン筒香嘉智は、まずは先発右腕の名前を出して喜びを表現した。

1995年7月12日生まれ。
沖縄県国頭郡今帰仁村出身の23歳。

沖縄県立北山高等学校から、2013年ドラフト5位でジャイアンツに入団。

同期入団の田口麗斗とともに、将来のエース候補として期待をされていた。

転機は突然やってくる。

2017年1月5日。
フリーエージェント移籍をした山口俊の人的補償選手として、ベイスターズへの入団が発表される。

移籍初年度にプロ初勝利。

昨シーズンは、後半はローテーションの一人として大活躍。

2年連続沢村賞投手の菅野智之にも投げ勝った。

「もしけががなければ、今永に次ぐ2番目の先発と考えていた」

2カ月遅れの自身の開幕戦。

勝利の大きな立役者となった。

拳太郎の夏が来る。

ベイスターズの逆襲劇が始まる。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号59。
平良拳太郎。

KEEP WORKING HARD AND CONCENTRATE.
集中し、奮い立って戦う。力いっぱい努力する。

Go Beyond the Limit.


2019/05/25(土) 
ベイスターズ 6-5 タイガース

勝 上茶谷
負 メッセンジャー
S 山﨑

「先発マウンドに向かう時は、常に完全試合を目指していた。ランナーを出してしまったらノーヒットノーラン。ヒットを打たれても完封。点を取られたなら完投。それがダメなら必ず勝つ。そう決めていた」(三浦大輔)

背番号27は、本拠地の9回表のマウンドに向かった。

7連敗中のランディ・メッセンジャーを、打線は打ち崩していた。

7連敗中のタイガース打線を、8回までヒット2本に押さえ込んでいた。

だが、25個目のアウトを取る前に4連打。

豪速球左腕エドウィン・エスコバーのリリーフを仰ぐ、無念の途中降板。

そして出番のなかったはずの「小さな大魔神」のテーマ曲がハマスタに鳴り響く。

「山崎康晃さんが出てきた瞬間、一体感に鳥肌が立った。球場の雰囲気やベンチとかを見ていて、すごくいいなと。ここで野球をしたいと思ったので、何かの縁なのかなと思います」

昨年のファイターズ戦を、東洋大学のエースだった彼は観戦していた。

スタンドとベンチ。
同じテーマ曲でも、同じヤスアキジャンプでも、まったく意味合いが違う。

祈るような表情で、彼はマウンドを見つめる。

本来は出番のなかったはずのクローザー。

打ち取ったと思った打球が、ヒットになる。

追いつたはずの打球が、これまたヒットになる。

6点差の楽勝ムードから、1点差。

7連敗で止めることができなかった4月25日のタイガース戦の悪夢が、脳裏をよぎる。

だが、我らの守護神は粘り抜いた。

レフト関根大気のグラブにウイニングボールはおさまり、ゲームセット。

その瞬間ストッパーに笑顔はなかった。

苦心の末に勝利を掴んだルーキーは、マウンドに駆け寄り、申し訳なさそうに頭を下げる。

その姿に、小さな大魔神ははにかんだように笑顔を見せた。

ヒーローインタビューでは、ホセ・ロペスが彼の頭を小突くようなしぐさで、彼の緊張をほぐす。

「二桁勝利を目指します!」

力強い言葉に、勝てた安堵と明日への決意が漲る。

背番号27はエースの称号。

現役通算201勝145完投28完封。

カミソリシュートの平松政次が背負い歴史を創った。

球団創設70周年から始まる栄光への航海。

令和の大エースへ。

ハマの夕空に、出航の汽笛は鳴り響いた。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号27。
上茶谷大河。

ALL IS WELL.
すべてに勝ち抜いていく。

Go Beyond the Limit.


2019/05/24(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-3 タイガース

勝 守屋
負 今永
S ドリス

1回裏、鮮やかな弾道で白球がレフトスタンドに吸い込まれていく。

筒香嘉智の第11号2ランホームラン。

エースが投げて、四番が打つ。

これで勝てる。
その時は、そう確信した。

だが、勝負はそんなに甘いものではなかった。

エースは今日も投げ抜いた。

7回。
打者32人。
114球。
被安打6。
奪三振2。
与四死球7。
3失点。

開幕戦から続けるクオリティスタートの投球で、粘り抜いた。

だが、勝てなかった。

「長年戦う相手だから早く嫌なイメージを早く払拭したい」

最下位ににあえぐチーム。

苦手相手を克服できないジレンマ。

「何とか苦手意識を植え付けたかった。でもそう思う時点で負けている。もっと『無』にならないと」

アンラッキーな決勝打を浴びた後も、彼は責任を背負い込んだ。

しかし、プロにはやり返すチャンスがある。

「やられたら、やりかえせ!」

我らが心の終身名誉監督 権藤博の言葉を、今一度我らが胸に。

倒れても、倒れても、また起ち上がる。

そして、戦い抜いていく。

栄冠は必ず横浜に輝く。

皆が信じている。

そして、今日も熱く声援を送るのだ。

左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 昇太

横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。

THE FLOWER THAT BLOOMS IN ADVERSITY IS THE RAREST.
ピンチの時こそ自分が成長できるチャンス。

Go Beyond the Limit.