クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 第1戦

2022年10月8日(土)

横浜スタジアム

ベイスターズ 0-2 タイガース

勝 青柳晃洋 1勝0敗

S 湯浅京己 0勝0敗1S

負 今永昇太 0勝1敗

 

クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ 第2戦

2022年10月9日(日)

横浜スタジアム

ベイスターズ 1-0 タイガース

勝 大貫晋一 1勝0敗

S 山﨑康晃 0勝0敗1S

負 伊藤将司 0勝1敗

 

「誰を責めるんですか。誰も責めないですよ」

「もう、切り替えていますよ。みんな明日という気持ちになっています」

 

僅差の敗戦の後、指揮官は誰よりも早く次戦への闘志を燃やしていた。

 

その心意気に、選手たちが応えていく。

 

先発の大貫晋一は圧巻のピッチング。

涼しい顔で、タイガース打線を封じ込む。

 

積み上げた三振は自身最多の10。

 

打線も数少ないチャンスをものにしていく。

 

前日に唯一の失点をした5回裏。

連打で作ったチャンスに、打席に向かうのは大和。

 

得点圏で無類の強さを誇るベテランが、会心の一打で先制点をもぎり取る。

 

そして迎えた7回表。

内野安打の走者を、盗塁と送りバントで進められ1アウト3塁のピンチ。

 

マウンドには背番号13が向かった。

 

「自信を持っているまっすぐで、討ち取ってやる」

 

わずか3球でピンチを切り抜けると、8回表のマウンドにも続投。

 

「すこしびびっていた部分もありました。でも託された以上、攻撃の間に気持ちをつくって臨みました」

 

圧巻の三者連続三振。

 

右腕は誇らしげにベンチに帰還。

スタジアムの熱狂は最高潮に達した。

 

今シーズン、両リーグ最多の71試合に登板。

球団新記録の42ホールドポイントを記録。

 

どんな場面でも腕を振り続けてきた。

そして、強打者たちをねじ伏せてきた。

 

「明日も投げて、三連投になりますが、ファイナルの舞台に進みたいと思います!」

 

横浜反撃、第2章。

どこよりも熱い横浜の10月の闘いが続いていく。

 

たたかうぞ

闘志みなぎらせて

勝利の海

行くぞベイスターズ

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号13。

伊勢大夢。

 

ALWAYS RISING

AFTER A FALL

失敗を次の成功につなげチームに貢献したい。

 

燃やせ、反撃の炎。

I☆YOKOHAMA!

2022年9月23日(金)
明治神宮野球場
ベイスターズ 8-6 スワローズ
勝 濵口遥大 8勝6敗
負 大西広樹 3勝2敗

「胴上げを見るために神宮に来たんじゃない。
 勝つために来たんだ」

雨の降りしきる神宮の森のど真ん中に、背番号26は立った。

3度の中断にも、闘志は燃え続けていた。

8回116球。
打者29人。
被安打4。
奪三振7。
失点1。

連投が続くブルペン陣に、しばしの休息をもたらすこともできた。

「まだ熱い試合が続くので、しっかり一丸となってやっていきます」

そして、3年ぶり4度目のクライマックスシリーズ進出も決めた。

だが、そこが目標ではない。

「勝ちたいです。本当に優勝したい。
 シーズンの序盤のことを考えれば、去年の同じ時期のことを考えれば、いま、この位置にいられるのは幸せなこと。
 だけど、それだけでは終わりたくないんです。自分たちが勝ちさえすればチャンスはある。
 残り少ないですけど、自分が投げる試合を一つも落としたくないです」

勝利の歓喜の中でも、見つめるのは栄光の頂。

あくまでも「ペナント」を取りに行く闘いなのだ。

わずかでも可能性がある限り闘いは続く。

乾坤一擲の大勝負。

まさかを実現させるのだ。


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ ハルヒロ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号26。
濵口遥大。

LOVE THE LIFE YOU LIVE.
LIVE THE LIFE YOU LOVE.
自分に自信を持って生きろ。

横浜反撃。
I☆YOKOHAMA!

 

2022年9月22日(木)

横浜スタジアム

ベイスターズ 3-0 ジャイアンツ

勝 石田健大 6勝4敗

S 山﨑康晃 0勝2敗36S

負 クリストファー・クリソストモ・メルセデス 5勝7敗

 

8回表。

ノーアウト満塁の大ピンチ。

 

Official髭男dismの「Stand By You」が、スタジアムに響き渡る。

 

背番号13が威風堂々と登場する。

 

熱いハートにクールなマインドを乗せて、今シーズン67回目のマウンドに向かう。

 

ホームランが出れば逆転の状況。

 

「いつのチームを救っているエスコバーが打たれてしまった。

 絶対カバーしてやろうとマウンドに向かいました」

 

中田翔の打球は浅いライトフライ。

 

楠本泰史の矢のような返球が、サードランナーの帰還を許さない。

 

岡本和真には、渾身のストレートで見逃し三振。

 

「首を振ったのは嶺井さんのサインですから、僕の意思ではありません。0点で抑えられているのはキャッチャーのおかげもあるので」

 

ツーアウトからの代打は中島宏之。

 

「ここからは自分の責任。絶対に抑えてやろうと思っていました」

 

渾身の15球目は、セカンドフライとなった。

 

圧巻の投球劇を演じた右腕は、握りこぶしを誇り高く掲げた。

 

「エスコバーには、明日頼むぞ! と声をかけました。

 明日からも、リリーバー全員で頑張っていきたい」

 

炎の15球。

魂の40ホールド。

 

何度もここまでかと思わされた。

だが、何度も這い上がってきた。

 

いよいよ、天下分け目の首位攻防3連戦。

 

「ここにきて身体が元気になってきたので、まだまだ投げていきたい。

 明日からもどんどん勝っていくので、温かい応援宜しくお願いします!」

 

乾坤一擲の大勝負もいよいよ最終盤。

 

まさかは実現する。

 

 

たたかうぞ

闘志みなぎらせて

勝利の海

行くぞベイスターズ

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号13。

伊勢大夢。

 

ALWAYS RISING

AFTER A FALL

失敗を次の成功につなげチームに貢献したい。

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!

2022年9月13日(火)

バンデリンドーム ナゴヤ

ベイスターズ 1-0 ドラゴンズ

勝 ロバート・ガゼルマン 1勝0敗

S 山﨑康晃 0勝2敗33S

負 髙橋宏斗 5勝6敗

 

1-0の痺れるゲームを勝ち抜いた。

 

勝利の瞬間、マウンドに歓喜の輪が広がる。

 

グラウンドから帰還する選手たちを仲間が出迎える。

仲間たちを迎える列の中で193cmの長身がひときわ輝く。

 

女房役の伊藤光。

そして、守護神山﨑康晃からウイニングボールを手渡された彼は、二人と抱擁を交わした。

 

「すごく大事な戦いをしているチームの一員になれて、最高の気分です」

 

1993年7月18日生まれ。

アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の29歳。

 

メッツ、カブスなどを経てこの夏からベイスターズの一員となった。

 

来日2度目のマウンド。

そして、初先発。

 

7回。

打者24人。

99球。

3安打。

 

無失点の快投。

 

ペナントレースの最終盤で大仕事を成し遂げた。

 

「キン肉マンII世」に登場する超人と同じ名前であることから、ハマスタでの入場曲は「キン肉マン」の主題歌を採用。

 

「環境に慣れて、もっと勝利を積み上げたいですね。

 チームメイトもよくしてくれている。

 楽しめて野球ができています」

 

横浜の街を散策しながら、チームに溶け込む努力を惜しまない。

 

「ウイニングボールは、チームのみんなにサインをしてもらおうと。

 アメリカの自宅にケースに入れてずっと大事に取っておこうと思います」

 

ハマの秘密兵器。

新超人がチームの救世主となる。

 

乾坤一擲の闘いは続く。

横浜劇場を見逃すな!

 

ああ 心に愛がなければ

スーパーヒーローじゃないのさ

ガゼルマン Go Fight!

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号45。

ロバート・ガゼルマン。

 

HAVE FAITH!

自分を信じろ

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!

2022年9月10日(土)

横浜スタジアム

ベイスターズ 7-0 タイガース

勝 石田健大 5勝4敗

負 森木大智 0勝2敗

 

晴れ渡るスタジアム。

まっさらなマウンドに、背番号14が向かう。

 

照りつける初秋の日差しが彼を眩しく照らす。

 

初回、三者凡退でリズムをつくると、打線が先制点で応えた。

 

その後もピンチを切り抜ける右腕に、3回裏のビッグイニングで勝負を優位に運んだ。

 

「戸柱さんが僕の良いところを引き出してくれました。

 野手の方々が点を取ってくれたので、いいリズムで投げることが出来ました」

 

ヒーローインタビューに答える彼の柔和な笑顔が、ハマスタに輝いた。

 

6回。

打者23人。

91球。

被安打2。

無失点の快投。

 

「中継ぎの経験もありますので、先発陣が頑張らないと行けないのはわかっています。

 でも、勝つことが大事。

 今日は勝てて良かったです」

 

彼はどこまでもチームのために左腕を振り抜く。

 

左腕投手としてチーム初の月間MVP。

開幕投手を2年連続で務めた。

 

チーム事情から中継ぎも経験した。

選手会長も経験した。

 

その全てが、有形無形の財産となって彼の強さを創り上げた。

 

その底流にあるのは「感謝」の心。

 

GRATITUDE

ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。

 

彼のパーソナルスローガンがそれを物語っている。

 

今シーズンのタイガース戦は3勝。

防御率は1.11。

 

特に本拠地で苦手にしてきた阪神戦の呪縛を解き放ってくれた。

 

横浜には、頼れる左腕がいる。

背番号14がいる。

 

横浜反撃の舞台は再び整った。

 

乾坤一擲の闘いは続いていく。

 

左腕がうなれば

狙いははずさない

ピンポイントの技

攻めて攻めろ 健大

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号14。

石田健大。

 

GRATITUDE

ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!

 

 

 

2022年8月31日(水)

横浜スタジアム

ベイスターズ 3-2 ドラゴンズ

勝 濵口遥大 7勝4敗

S 山﨑康晃 0勝2敗31S

負 勝野昌慶 0勝3敗

 

今季の31セーブ。

そして通算200セーブを達成後初の本拠地のヒーローインタビューに、ハマの小さな大魔神は立った。

 

「僕たちブルペン陣は、いつでも登板できるように皆で準備しています」

 

最少得点差をブルペン陣の絆で守り抜いた山﨑康晃は、もう一人のクローザーについて熱き星たちに呼びかけた。

 

「三嶋さんが一生懸命闘っている中で、一日も早く復帰できるように僕たちも頑張っていきます。

 三嶋さんにもエールを送っていただければ助かります」

 

2020年と2021年シーズン。

山﨑はデビュー以来初の絶不調に陥った。

 

この2年間クローザーのを務めたのが、三嶋だった。

 

1990年5月7日生まれ。

福岡県福岡市出身の32歳。

 

福岡工業高等学校から法政大学を経て、2012年ドラフト2位で入団。

 

横浜伝統の背番号17が与えられた。

 

1960年日本一の大エース、秋山登。

100勝100セーブ、ヒゲの斉藤明雄。

 

そして、奇跡のリリーバー、盛田幸妃。

 

大魔神・佐々木主浩とともにダブルストッパーとして活躍。

 

1997年オフに、中根仁とのトレードで近鉄バファローズに移籍。

 

パリーグの猛者たちに好投を続けていた彼に病魔が襲う。

 

脳腫瘍だった。

 

かつてのチームメイトの快進撃を、病床で見守るしかなかった。

 

辛いリハビリと奇跡的な回復力で、翌1999年シーズン最終戦で一軍復帰。

 

2001年オールスターゲームでは、中継ぎ部門でファン投票1位。

 

横浜スタジアムに凱旋したのだ。

 

「奇跡のリリーバー」となったのだ。

 

2002年に引退後は、ベイスターズの球団職員として、解説者として活躍。

 

その背番号17を、今は彼が引き継いでいる。

 

胸椎黄色靱帯骨化症(きょうついおうしょくじんたいこっかしょう)は、背骨付近の靱帯が硬くなって神経を圧迫する難病。

 

8月24日に手術は無事に終了した。

 

「悩みに悩んだ結果、手術することを決断しました。

 自分を信じて、前を向いて、前よりももっと強くなって帰ってきます」

 

今度は、彼が奇跡を起こすのだ。

 

いつの日か、必ず彼は帰ってくる。

 

そして、ベイスターズナインと熱き星たちは、もう一つの奇跡を起こすため闘い続ける。

 

たたかうぞ

闘志みなぎらせて

勝利の海

行くぞベイスターズ

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号17。

三嶋一輝。

 

AUDACITY

どんな時も堂々と、自分らしく。

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!

2022年8月24日(水)

京セラドーム大阪

ベイスターズ 4-0 タイガース

勝 濵口遥大 6勝4敗

S 山﨑康晃 0勝2敗30S

負 伊藤将司 8勝5敗

 

9回裏。

2アウト1,2塁。

4点差はあるが、連続ホームランで同点となってしまうセーブシチュエーション。

 

あと1アウトで8連勝が決まる。

その時、背番号19がマウンドに呼ばれた。

 

わずか2球で試合を決めて見せた。

 

京セラドーム大阪の中心に歓喜の輪が広がる。

 

史上最年少での200セーブ。

 

偉大な記録が達成された。

 

 

1992年10月2日生まれ。

東京都荒川区出身の29歳。

 

人情味溢れる庶民の町で彼は育った。

 

小学校3年生の時に両親が離婚。

姉と共に母と暮らす事を選んだ。

 

だが週末になれば、少年野球のコーチだった父に会えた。

大好きな父とともに野球に没頭した少年時代だった。

 

「子供の頃、母と一緒にゆっくりご飯を食べた記憶はないですね」

 

朝から夜中まで不眠不休で働き、2人の子供を育てる母の背中に、少年は誓う。

 

「プロ野球選手になって、お母さんに恩返しする」

 

甲子園の常連、名門・帝京高校に進学。

 

2年生の時、強豪校の厳しい練習に、日々の学業との両立の壁にぶつかった彼は、母に告げる。

 

「お母さん、僕、野球辞める」

 

「何を言っているの! 自分で蒔いた種でしょ。自分で拾いなさい!」

 

どんなに辛くても涙一つ見せたことなどなかった母が、はじめて彼の前で泣いた。

 

タクシーに乗せこまれ、帝京高校へ。

 

校門には、監督とチームメイトが待ってくれていた。

 

「僕には、家族と野球しかない」

 

彼の腹が決まった。

 

甲子園に2度出場するも、ドラフト指名はならなかった。

 

「4年後に必ずドラフト1位でプロに行く」

 

更に強い決意で亜細亜大学に進学。

 

チームのエースとなり、大学日本代表にも選ばれる活躍。

 

2014年ドラフト1位でベイスターズに入団する。

 

「僕がドラフト会議で指名を受けた、あの日、一番指名を喜んでくれたのは、間違いなく、お母さんのベルでした」

 

開幕直前のファンミーティング。

 

「康晃、ストッパーやるか?!」

 

「はい、やります!」

 

当時ストッパー不在だったチーム。

 

中畑清監督の大博打に見えた決断にも、裏付けがあった。

 

チームは彼を、大学時代から「ストッパー候補」としてマークして調査していたのだ。

 

「小さな大魔神になります!」

 

プロ初セーブを記録した後、ヒーローインタビューで彼は満面の笑みで叫んだ。

 

そして、ウイニングボールを母に手渡し抱き合った。

 

2000年の金城龍彦以来、チームとして15年振りの新人王に輝く。

 

ハマスタに母と姉のために専用の席を用意した。

 

ファンに声をかけられれば、笑顔で応えるのは、親子共々。

 

「その人の思い出に残るように5秒間念じてサインをしています」

 

ハマスタを訪れる少年少女へのサイン入りグローブプレゼントも、ハマの番長三浦大輔の引退後、彼が引き継いでいる。

 

2018年、2019年シーズンにセーブ王。

 

「今年は3回胴上げ投手になります。

 リーグ優勝。日本シリーズ。そしてハマスタで開催される東京オリンピックです」

 

強い決意で臨んだ2020年シーズン。

 

世界中をパンデミックが襲う。

 

彼にも異変が起こる。

 

3か月遅れで始まったシーズン。

観客のいないスタジアムで、ふがいない投球が続く。

 

気が付けば、ストッパーの座を追われていた。

 

最愛の母との別れもあった。

 

2021年シーズンが終わり、指揮官から減量を命じられる。

 

今一度原点に立ち返り、生活から見直した。

 

8kg減少して、キャンプイン。

 

開幕からストッパーの座を取り戻した。

 

チームは奇跡的な快進撃を続け、優勝争いができるまでになった。

 

勝利の輪の中心にいるのは、常に背番号19。

 

彼は、母に手紙をつづった。

 

「実力者ばかり集まるプロ野球の世界で活躍出来ているのは、ベルが強く、丈夫に産んでくれたからです」

 

「今でも僕がマウンドに立つ姿を見て、喜んでくれていますか?」

 

「僕が一番感謝を伝えたい人はベルさんです。どんな時も味方で居てくれて、一番応援してくれて、一番褒めてくれる。そんなベルさんに本当に心から感謝しています。ありがとう」

 

「そして、これからも、強い気持ちを持って、マウンドに立ち続けます。ベル大好きです。あいたいです。ありがとう」

 

たたかうぞ

闘志みなぎらせて

勝利の海

行くぞベイスターズ

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号19。

山﨑康晃。

 

TAKE PRIDE IN YOUR WORK.

自分の仕事に誇りを持つ。

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!

2022年8月23日(火)

京セラドーム大阪

ベイスターズ 4-0 タイガース

勝 今永昇太 8勝3敗

負 青柳晃洋 12勝3敗

 

エースの投打にわたる活躍で、連勝は7となった。

この連勝も、先週の彼の先発試合から始まっている。

 

8月に先発した試合すべてで勝利し、自身でも4連勝。

全ての試合で、相手チームのエースに投げ勝ってきた。

 

平松政次。

遠藤一彦。

野村弘樹。

そして、三浦大輔。

 

歴代のエースたちは、打撃でもチームに貢献してきた。

この日の背番号21もそうだった。

 

9番目の打者として。

青柳晃洋対策としてスタメンに連なった7番目の左打者として、チームの勝利を導いた。

 

2回表のチャンスでタイムリーヒット。

目の前で森敬斗が申告敬遠された後の、鮮やかな一打。

 

「もう少しイニングを投げられれば良かった」

 

勝利の中での冷静な反省のコメントに、エースの矜持が感じられる。

 

6回114球。

再三のピンチをしのぎ切り、無失点で鉄壁のリリーフ陣にバトンをつないだ。

 

本当に優秀な人は、難しいことをわかりやすく話せる人だという。

 

「言語化というのが少し分かってきた。それを人に説明できるようになってきた」

 

キャンプイン前に、親しい記者たちに彼はこう語っていたという。

 

自身の技術と努力を可視化し、言語化する。

 

学生時代やルーキーイヤーは「そこまで考えて野球をやっていなかった」。

 

「修正ポイントを導き出して、それを実践できた。体をコントロールするということが少しだけですけど、できるようになってきたと思います」

 

「投げる哲学者」の進化が止まらない。

 

「火曜日に投げるという意味と重みを考えて投げていきたい」

 

有言実行の頼れるエース。

 

彼が投げればチームは勝つ。

勝ち続けていける。

 

ベイスターズのどこよりも熱い夏。

横浜劇場を見逃すな!

 

左腕がうなれば

狙いははずさない

ピンポイントの技

攻めて攻めろ 昇太

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号21。

今永昇太。

 

THE FLOWER THAT BLOOMS IN ADVERSITY IS THE RAREST.

ピンチの時こそ自分が成長できるチャンス。

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!

2022年8月21日(日)
横浜スタジアム
ベイスターズ 3-0 カープ
勝 京山将弥 2勝1敗
S 山﨑康晃 0勝2敗29S
負 大道温貴 0勝1敗

横浜スタジアムの連勝は17となった。

その主役は背番号48。

ポーカーフェイスの右腕が、今季先発投手としての初勝利。

「伊藤光さんのリードが素晴らしかったです」

自身のピッチングについては、謙虚に振り返った。

「一発やってやろうとおもっていました」

少年野球時代も含めてはじめてというホームラン。

プロ6年目。
試合前まで64打数1安打。
打率.016。

冴えたコメントがスタジアムの中心で輝いた。

「今日は京山さまさまです。あんなバッティングをされたら打たないわけにはいかないです」

球団初のデビューから2年連続20号ホームランを放った同級生の牧秀悟も、手放しで讃える一撃だった。

1998年7月4日生まれ。
滋賀県大津市出身の24歳。

近江高校から、2016年ドラフト4位で入団。

ルーキーイヤーからファームの先発ローテーション投手として活躍。

プロ2年目の2018年シーズンに、一軍開幕カード3戦目の先発に大抜擢される。

5回1失点で勝利投手に。
ここから3連勝。

シーズンを通しても6勝をマーク。

加賀繁の引退試合では、打者1人限定登板の後を受け、8回2/3を準完投。

「あんがいいけるもんだな、と思いました」

マウンド度胸と強心臓ぶりに、大きな飛躍が期待された。

だが、甘くないプロの世界。

ファームで好投しても、一軍に定着し続けることはできなかった。

今シーズンは、リリーフも経験した。

そして、大型連勝中の大事な試合での先発を任された。

6回1/3。
打者26人。
104球。
奪三振6。
被安打6。
与四死球1。
失点0。

鮮やかなピッチングと、まさかのホームランで、ハマスタ17連勝の立役者となった。

「伊藤さんのミット目がけて腕を振りました。そこに集中しました」

ピンチも鮮やかに切り抜けて見せた。

「チームの勝利に貢献できるように精一杯投げます。応援よろしくお願いします」

どこよりも熱い横浜劇場。

かつてない勢いに乗るベイスターズ。

誰も見たことのないドラマが続いていく。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号48。
京山将弥。

SOW A THOUGHT,
REAP AN ACTION.
走っている姿にその人の心が映る。

横浜反撃。
I☆YOKOHAMA!


 

2022年8月20日(土)

横浜スタジアム

ベイスターズ 6-5 カープ

勝 入江大生 3勝0敗

S 山﨑康晃 0勝2敗28S

負 松本竜也 1勝2敗

 

横浜スタジアム16連勝。

 

勝利の瞬間、守護神山﨑康晃のもとへ背番号29が駆け寄る。

 

ハマの名物「ヒカルのハグ」がマウンドに花咲いた。

 

4点差を追いつかれた8回裏。

代打を告げられた。

 

「ずっとベンチ裏で準備をしていました。よし、やってやるぞという気持ちでした」

 

センター前への鮮やかなヒットで、スタジアムの歓喜は爆発。

 

早出の打撃練習を欠かすことのない男が、チームの窮地を救った。

 

 

1989年4月23日生まれ。

愛知県岡崎市出身の33歳。

 

明徳義塾高校から、2007年高校生ドラフト3位でオリックスバファローズに入団。

度重なる怪我。そして分厚い選手層をかき分けて、レギュラーの座を獲得していく。

 

そして、優勝まであと一歩の所までこぎ着けていた。

 

2014年10月2日。

福岡ドーム。

ソフトバンクホークス戦。

 

勝った方が優勝の究極の最終決戦は、延長戦へ。

 

サヨナラでの幕切れに、彼はその場で人目はばからず号泣。

 

目の前で勝利の女神は逃げていってしまった。

 

その後は、チーム方針からスタメンを外れることもしばしば。

 

サードやファーストで出場した時期もあった。

 

そして、転機は突然訪れる。

 

2018年7月9日。

髙城俊人・白崎浩之との交換トレードで、赤間謙とともにベイスターズへの移籍が発表。

 

背番号は29。

 

突然のトレードに道具が間に合わず、バファローズのロゴを消して試合に出場した。

 

 

動画で横浜投手陣のピッチィングを研究。

コミュニケーションも積極的に取っていった。

 

2019年オフには、DeNAとしては当時最長の4年契約。

 

「ベイスターズに僕は救われました」

 

「いや、君にベイスターズが救われたんだよ」

 

今シーズンは、控えに回ることが多かった。

 

でも、出場の有無にかかわらず、常にチームのために闘ってきた。

 

「どんな時でも勝ちたい。今できることを必死にやった結果です」

 

投手との積極的なコミュニケーション。

 

勝負強い打撃。

 

「チャンスだったので心は熱く、頭は冷静にいきました」

 

歓喜も栄光も挫折も知る男が、チームの要となっていく。

 

横浜劇場の熱い舞台は、どこまでも続いていく。

 

本当の闘いは、これから始まる。

 

歓喜の瞬間を

その手で創るため

高鳴る胸に秘められた

覚悟を示すとき

 

横浜DeNAベイスターズ。

背番号29。

伊藤光。

 

DO MY BEST AND WORK

HARD FOR MY DREAM.

小さい頃から大事にしている言葉。

夢に向かって全力を尽くす。

 

横浜反撃。

I☆YOKOHAMA!