2022年8月21日(日)
横浜スタジアム
ベイスターズ 3-0 カープ
勝 京山将弥 2勝1敗
S 山﨑康晃 0勝2敗29S
負 大道温貴 0勝1敗

横浜スタジアムの連勝は17となった。

その主役は背番号48。

ポーカーフェイスの右腕が、今季先発投手としての初勝利。

「伊藤光さんのリードが素晴らしかったです」

自身のピッチングについては、謙虚に振り返った。

「一発やってやろうとおもっていました」

少年野球時代も含めてはじめてというホームラン。

プロ6年目。
試合前まで64打数1安打。
打率.016。

冴えたコメントがスタジアムの中心で輝いた。

「今日は京山さまさまです。あんなバッティングをされたら打たないわけにはいかないです」

球団初のデビューから2年連続20号ホームランを放った同級生の牧秀悟も、手放しで讃える一撃だった。

1998年7月4日生まれ。
滋賀県大津市出身の24歳。

近江高校から、2016年ドラフト4位で入団。

ルーキーイヤーからファームの先発ローテーション投手として活躍。

プロ2年目の2018年シーズンに、一軍開幕カード3戦目の先発に大抜擢される。

5回1失点で勝利投手に。
ここから3連勝。

シーズンを通しても6勝をマーク。

加賀繁の引退試合では、打者1人限定登板の後を受け、8回2/3を準完投。

「あんがいいけるもんだな、と思いました」

マウンド度胸と強心臓ぶりに、大きな飛躍が期待された。

だが、甘くないプロの世界。

ファームで好投しても、一軍に定着し続けることはできなかった。

今シーズンは、リリーフも経験した。

そして、大型連勝中の大事な試合での先発を任された。

6回1/3。
打者26人。
104球。
奪三振6。
被安打6。
与四死球1。
失点0。

鮮やかなピッチングと、まさかのホームランで、ハマスタ17連勝の立役者となった。

「伊藤さんのミット目がけて腕を振りました。そこに集中しました」

ピンチも鮮やかに切り抜けて見せた。

「チームの勝利に貢献できるように精一杯投げます。応援よろしくお願いします」

どこよりも熱い横浜劇場。

かつてない勢いに乗るベイスターズ。

誰も見たことのないドラマが続いていく。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号48。
京山将弥。

SOW A THOUGHT,
REAP AN ACTION.
走っている姿にその人の心が映る。

横浜反撃。
I☆YOKOHAMA!