2019/08/30(金) MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
ベイスターズ 6-4 カープ
勝 藤岡好明 1勝0敗
S 山﨑康晃 3勝2敗29S
負 遠藤淳志 1勝1敗1S

その出番は8回裏の大ピンチだった。

最小失点でカープの反撃を食い止めたのは、故郷広島に凱旋した左腕だった。

かつてはエースと呼ばれた。

2016年5月には、ホエールズ時代も含めて球団初の左腕投手の月間MVPも獲得。

2017年、18年と2年連続開幕投手も務めた。

だが、今期はファームスタート。

一軍に復帰した時の彼の職場は、中継ぎだった。

その新たな職場で圧倒的な結果を残し、後半戦からはローテーションの一角に戻ってきた。

試合をつくり、首位ジャイアンツを猛追する立役者となった。

だが、またもやリリーフに再転向した。

「チームのためなら何でもやる」

一昨年の首位打者 宮崎敏郎の穴は、キャプテンの筒香嘉智が見事に埋めている。

ブルペン陣も連日連夜のフル回転。

故障者が相次ぐ中、皆が一致団結している。

背番号14も、そのど真ん中で結果を出し続けている。

「自分のことより先に、まずピッチャー陣をまとめようとしてくれる。それは健大にしかできないこと」
共ににチームをまとめるキャプテンの信頼も厚い、頼れる選手会長だ。

リーグ3連覇中のカープとの3連戦。

士気を高める映像も全員で観賞した。キャプテン筒香、選手会長の彼、そして扇の要 嶺井博希らの依頼で映像スタッフが作成。

悪夢の10連敗。
その後の快進撃。
そして、選手たちの子供時代の写真も使用。

「子供の頃から、ここに立ちたい気持ちでやってきた」との思いが込められている。

キャプテンが最も大事と語る9月の戦いの直前。

今一度、横浜の戦士たちが立ち上がった。

「3点差があったし、単打でつながれるのを避けたかった。みんなが粘って、いい試合ができて、勝ち切れている」

先発であれ、中継ぎであれ、今一番頼りになるのが「左腕カルテット」の長男だ。

どこまでも勝ち進んでいこう!

優勝するのは、ベイスターズだ!

左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 健大

横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。

GRATITUDE.
ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。

一生残る、一瞬のために。

I☆YOKOHAMA!


2019/08/29(木) 横浜スタジアム
ベイスターズ 4-2 スワローズ
勝 石田健大 4勝0敗
S 山﨑康晃 3勝2敗28S
負 平井諒 0勝1敗

「二軍にいる時も、この光景を思い浮かべて頑張ってきました」

決勝タイムリーを放った背番号3は、今シーズン初のヒーローインタビューで笑顔を見せた。

ベイスターズの将来をしょって立つ選手として期待され入団したのは2006年。

ずば抜けた才能からファームで頭角を現していったが、一軍からの声はなかなか掛からなかった。

「どうしたら一軍でプレイできるんでしょうか」

信頼する先輩に、彼はしばし相談していた。

そのポテンシャルを二軍で埋もれさせておくのはもったいない。

他球団からトレードの申し込みもあったとされている。

2012年に球団は生まれ変わる。
横浜DeNAベイスターズが誕生する。

「内野のスーパースターを作りたいんだ」

就任した中畑清監督は、彼を開幕スタメンに抜擢。

その後外野手に転向し、背番号も3となった。

先輩たちからレギュラーの座を奪っていく。

走攻守揃った才能に、トリプル3に最も近い男とまで期待された。

はまれば打ち出すが、気のないように見えるスイングで三振を兼ねる彼に、痛烈なヤジも飛んだ。

繰り返される歓声と罵声。

その中でチームは着実に力をつけていく。

2016年から2年連続でクライマックスシリーズ出場。

選手の層も厚くなって行く。

2018年シーズン途中にデッドボールを受けて骨折。
彼のシーズンは終わってしまった。

彼がかつて先輩からレギュラーを奪ったように、若い選手たちが外野のポジションを獲得するべく牙を剥く。

令和の時代に入ってから、彼の二軍暮らしは続いた。

若手に混じり、汗にまみれ、泥にまみれ、奮闘を続けてきた。

精悍に日に焼けた表情が、その努力の証。

「チームの起爆剤になって欲しい」

ジャイアンツとの首位攻防戦の切り札として、指揮官は彼を指名した。

鮮やかなホームランでチームにカード勝ち越しをもたらした。

そして、彼は横浜スタジアムに帰ってきた。

彼を待ちわびた大観衆。

轟き渡る大歓声。

2戦目にはバースデーアーチ。

3戦目には決勝タイムリー。

蒼い韋駄天に、ハマスタの景色は良く似合う。

逆転優勝へ、乾坤一擲の戦いは続く。

勝って勝って勝ちまくれ!

その先陣を切るのは、背番号3だ。

新たな歴史に
その名を刻め
梶谷隆幸
蒼い韋駄天

横浜DeNAベイスターズ。
背番号3。
梶谷隆幸。

I CAN DO IT.
不安があっても「俺はできる」と言い聞かせてプレイに臨む。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/28(水) 横浜スタジアム
ベイスターズ 7x-6 スワローズ
(延長12回)
勝 武藤祐太1勝2敗
負 星知弥 1勝3敗

試合時間4時間58分。
延長12回裏2アウト満塁。

最後の最後に、彼の出番がやってきた。

1998年9月11日生まれ。
大阪府大阪市出身の20歳。

京都翔英高校では、3年生の夏に甲子園に出場。

卒業後に大学進学が決まっていたが、更に上を目指してベースボールチャレンジリー(BCリーグ)の滋賀ユナイテッドベースボールクラブに入団。

わずか1年間で、2017年ドラフト9位でベイスターズに指名される。

「技術は二流であれ。精神は一流であれ」

「やるからには上を目指せ」

父からの、高校時代の恩師からの教えを旨に、大志を抱いてプロの門を叩いた。

2018年8月19日。
横浜スタジアム。
カープ戦。

プロ初打席に立った彼の打球は、レフトスタンドへ一直線。

同学年の細川成也が2017年に記録していた、プロ初打席初ホームランに続いた。

プロ2年目の今シーズン。
正捕手の伊藤光の故障で、一軍登録。

第3捕手としてチームに帯同しながら、虎視眈々とチャンスを狙っていた

ベンチ入りしていた野手の最後の最後に登場。

空振りとはなったが、初球からフルスイング。

打席を自分のものにしていく。

3球目のスライダーを鋭く振り抜き、サヨナラのライト前ヒット。

深夜の横浜に、歓喜の雄叫びがわき起こった。

「最高です! みんな必死につないでもらったチャンス。なんとか決めたかった。打ったボール? 覚えてません!」

興奮冷めやらぬプロ初のサヨナラヒットにヒーローインタビュー。

「目標は正捕手としてチームを優勝させること。1歩ずつ進んでいきたい」

優勝するには、痺れる試合を勝ち抜いていかねばならない。

そして、全員が一致団結して戦い抜かねばならない。

横浜に新たな星がまた一つ。

日本一熱い横浜劇場は続いていく。

優勝するのは、ベイスターズだ!

いざ戦え祐大(ゆうだい)!
幾多の試練を乗り越えて
いざ進め祐大!
その手で舵をとれ

かっとばせ! 祐大!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号50。
山本祐大。

WORKING BEHIND THE SCENES TO SUPPORT THE TEAM.
陰の闘いに徹する。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/27(火) 横浜スタジアム
ベイスターズ 5-3 スワローズ
勝 エドウィン・エスコバー 4勝4敗
S 山﨑康晃 3勝2敗27S
負 星知弥 1勝2敗

プロ野球選手は何を目指しているのか。

それは勝利。

そしてその積み重ねで勝ち取る優勝だ。

1960年。
名将三原脩の指揮の下、大洋ホエールズは日本一に輝く。

1978年。
横浜スタジアムに移転したチームは横浜大洋ホエールズに。

大洋ホエールズはその後優勝することなく川崎球場を後にした。

1993年。
日本一戦士の近藤昭仁を監督に迎え、チームは横浜ベイスターズに生まれ変わった。

1996年に就任した大矢明彦の指揮で、ベイスターズ生え抜きの選手を中心にチームは力を付けていく。

1997年。
首位を快走するスワローズは、野村克也監督のID野球で90年代のプロ野球界の中心だった。

そのスワローズを、勝利を知らない横浜の若き戦士たちが追い詰めていく。

選手も、ファンも、誰も知らない優勝争いの醍醐味。

この緊張感こそ、プロのプロたる所以なのだ。

ヤクルトを後一歩まで追い詰めながら、シーズンは2位で終了。

たまにAクラスに入って、ささやかに喜んでいたファンは思った。

2位とは、こんな悔しいものなのか。

野球は、優勝しなければ駄目なんだ。

目の色が変わった選手たちは、1998年シーズンを駆け抜けた。

マシンガン打線。
中継ぎローテーション。
そして、ハマの大魔神。

社会現象にまでなったベイスターズの快進撃は、秋の日本一の栄冠に結実する。

優勝とは、こんなに素晴らしいものなのか!

このまま黄金時代が続くものだとばかり思っていた。

だが、勝負の世界はそんなに甘くなかった。

聞くも涙語るも涙の暗黒時代に突入してしまう。

2011年。
横浜DeNAベイスターズが誕生。

2017年。
チームは、2017年にクライマックスシリーズを勝ち抜き、19年ぶりの日本シリーズ進出を果たした。

だが優勝争いをするのは、21年ぶりなのだ。

「DeNAになってこの時期にこの位置にいるのははじめて。みんなが勝ちに向かって一つになっている」

我らがキャプテンは、その事を良く分かっている。

小さな自分を乗り越えるには、大きな闘いに身を置くことだ。

真剣勝負の中でこそ、本当の力がついていくのだ。

乾坤一擲の大勝負の夏。

優勝するのはベイスターズだ!

横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ筒香

さぁ打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっとばせホームラン

GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/24(土) 東京ドーム
ベイスターズ 6-8x ジャイアンツ
(延長11回)
勝 田口麗斗 1勝3敗1S
負 エドウィン・エスコバー 3勝4敗

2019/08/25(日) 東京ドーム
ベイスターズ 3-0 ジャイアンツ
勝 今永昇太 12勝5敗
S 山﨑康晃 3勝2敗26S
負 山口俊 12勝3敗

勝利まであと1球だった。
「小さな大魔神」山﨑康晃はそれでも同点で凌ぎ、延長戦に持ち込ませた。

だが、豪腕サウスポー エドウィン・エスコバーが、2イニング目に力尽きた。

左右のリリーフエースが打ち砕かれて、ジャイアンツにマジックが点灯。

「前を向いていくしかない」

ハマの守護神はリベンジを誓う。

そしてその舞台は翌日にやってきた。

投手四冠を争うベイスターズ今永昇太と、ジャイアンツ山口俊の投手戦。

先週の完封劇に続く熱投で、エースは試合を創り上げる。

7回裏には、前夜サヨナラホームランの石川慎吾を。

9回裏には、同じく同点タイムリーを浴びた坂本勇人に、それぞれリベンジ。

左右のリリーフエースにその舞台を創ったのは、背番号33の鮮やかな2本のタイムリーヒットだった。

「横浜出身の天才打者」

ジャイアンツサイドも高く評価する好打者。

走攻守に優れ、心技体も充実。

同級生の今永昇太の熱投に、熱く応える見事なタイムリーだった。

そしてヒーローインタビューには凛々しく逞しい背番号33の姿。

「僕たちはたくさんの人たちに支えられてプレーが出来ている。その方々に恩返しが出来るようにしたい」

「菊作り 菊見る時は 陰の人」(吉川英治)

昭和の大文豪を思い起こさせる謙虚な言葉に、ファンは痺れる。

「逆転優勝を、まだまだ諦めていません!」

そして力強い決意に、熱き星たちの大歓声が応える。

首位ジャイアンツに勝ち越しているのは、ベイスターズだけだ。

これからが本当の勝負。

乾坤一擲の闘いを見逃すな!

Oh 横浜の誇り 胸に抱いて
道を切り開け ニコ

走れ! 飛ばせ! 乙坂智!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号33。
乙坂智。

LA VIDA ES BELLA.
いいことも悪いこともあるのが人生、それでも「人生は美しい」。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/23(金) 東京ドーム
ベイスターズ 5-1 ジャイアンツ

勝 東克樹 4勝2敗
負 桜井俊貴 7勝3敗

背番号3が帰ってきた。

連休中に二軍調整を命じられて以来、横須賀で汗にまみれてきた。

精悍に日焼けしたその顔が、これまでの苦闘を物語る。

いきなりの1番ライトでのスタメン。

3点リードの第2打席。

体制を崩しながらも、ライトポール際へ今季第1号の2ランホームラン。

軽やかにダイヤモンドを一周した彼を、チームメイトたちは笑顔で迎え入れる。

復活を信じて声援を送ってきた熱き星たちの、歓喜の雄たけびがドームに響き渡る。

初回のネフタリ・ソトの3ランホームランと併せて、先発の東克樹を大きく援護した彼へ、ファンの祈りにも似た期待は高まる。

1988年8月28日生まれ。
島根県松江市出身の30歳。
開星高校から、2006年高校生ドラフト3位で入団。

「長嶋さんみたいな内野手のスーパースターをつくりたいんだ」

2012年にDeNAベイスターズ監督に就任した中畑清は、彼を抜擢。

開幕戦に1番ショートで起用した。

翌2013年後半戦に打撃開眼。

「彼は間違いなくベイスターズの中心選手になりますよ」

OBの松原誠も太鼓判を押す活躍だった。

2014年に外野手転向。背番号も「3」に変更となる。

2016年にチームは12球団最後のクライマックスシリーズ進出を果たす。

そのファーストステージ第3戦。
東京ドーム。

死球を受けた彼は、左手薬指を骨折。

途中交代を余儀なくされる。

ダグアウトで彼は男泣きに泣いた。

痛みにではない。
大事な試合に出ることができなくなった悔しさに泣いたのだ。

チームは王者カープの待つファイナルステージへ。

彼は、当たり前のようにマツダスタジアムの練習に参加していた。

「僕はなんとしても試合に出たいです。でもそれを決めるのは監督です」

「その言葉で十分だ」

テーピングで左手をガチガチに補強し、大切なグラブにはさみを入れて、かれは試合に出場。

フェンスにぶつかることを恐れずにファールフライを取りに行く姿勢には、カープファンからも大きな拍手が送られた。

そしてホームランまで放つ活躍をしたが、チームは日本シリーズに進出することはできなかった。

2017年にチームは日本シリーズに進出。彼も1億円プレーヤーの仲間入りをする。

2018年シーズンは開幕一軍を逃し、夏場にまたもや死球を受けて骨折。無念の戦線離脱となってしまった。

捲土重来を期した今シーズンも、5月には二軍降格。

ファームでは活躍の場を求めて、内野の守備練習も行っていた。

「4ヶ月でこんなにも色々な感情がわき上がるものなんだと。なかなか経験できないことだけど、全ていい方向に向かった。これだけのファンの前でプレーできるのは幸せ」

負ければジャイアンツのマジック点灯を許してしまう大事な3連戦の初戦をもぎ取った。

栄光と悔しさを知る背番号3が、一軍のベンチに戻った。

蒼い韋駄天の新たな歴史が始まった。

ダイヤモンドを駆け抜けて、栄光の旗を掴み取ろう!

新たな歴史に
その名を刻め
梶谷隆幸
蒼い韋駄天

横浜DeNAベイスターズ。
背番号3。
梶谷隆幸。

I CAN DO IT.
不安があっても「俺はできる」と言い聞かせてプレイに臨む。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/18(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 1-0 カープ
勝 今永昇太 11勝5敗
負 九里亜蓮 6勝6敗

「9回も行かせてください」

三浦大輔投手コーチに直訴して、背番号21は9回表のマウンドに向かった。

球場全体から沸き起こる怒涛のような大拍手。

リードはわずかに1点。

気迫の投球。
魂の投球。

圧倒的な力で27個目のアウトをもぎ取った左腕は、駒澤大学の先輩 戸柱泰孝に満面の笑顔で抱きついた。

ベイスターズ完封劇のクライマックスは、バッテリーの熱き抱擁。

歓喜の輪が幾重にも広がった。

彼個人にとっても今シーズン3度目のシャットアウトゲーム。

ベイスターズのサウスポーでは、1993年の野村弘樹以来26年ぶり。

2桁奪三振を記録して1-0で完封したのは1991年6月30日カープ戦。
これも野村弘樹以来28年ぶり。

奇しくも二人の背番号は「21」だ。

昨年、思うようなピッチングができず苦しむ彼に、野村は激励を続けていた。

「彼はこのまま終わる男ではない」

昨シーズン終了後、オフ返上でオーストラリアに遠征。

失った自信を取り戻す。

2019年は初の開幕投手。

時代は令和に変わった。

背番号21は、その左腕でエースの称号をもぎ取ったのだ。

横浜には、「侍の主砲」筒香嘉智がいる。

横浜には、「小さな大魔神」山﨑康晃がいる。

そして、横浜には「投げる哲学者」がいる。

 
「もっともっと数を積み重ねないと。突き抜けた成績を残せるように」

エースが見据えるのは、21年ぶりの栄冠。

横浜の夏はどこよりも熱い。

その主役は、背番号21だ。

左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 昇太

横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。

THE FLOWER THAT BLOOMS IN ADVERSITY IS THE RAREST.
ピンチの時こそ自分が成長できるチャンス。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!



2019/08/16(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-4 カープ
勝 大瀬良大地 10勝6敗
負 井納翔一 3勝5敗


2019/08/17(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ 8-3 カープ
勝 石田健大 3勝0敗
負 エマイリン・モンティージャ 0勝2敗


神宮での悪夢の3連敗から本拠地に戻っての「勝祭」。

「ともかく勝つことが大事なんだ!」

DeNAベイスターズ初代監督中畑清の鶴の一声から始まったこのイベント。

初戦も落とし、連敗は5となった。


この嫌なな流れの中、先発マウンドに立ったのは石田健大。

味方のエラーに動じることなく、淡々と、そして力強くアウトを積み重ねていく。

その気迫のピッチングにナインが応える。

1回裏。2番サードの我らがキャプテンの一打から鮮やかな先制。

そして2回裏。

背番号25の振り抜いた打球は、鮮やかな軌道を描いてライトスタンドへ。


球団史上最年少の200号ホームランが記録された。

「彼にとっては通過点」(田代富雄打撃コーチ)という節目の記録。

2009年ドラフト1位で横浜高校から入団。

2010年10月7日。
横浜スタジアム。
タイガース久保田智之からプロ初本塁打。

「やっと打てました。うれしい」

泥沼の最下位に沈むチームに、未来の希望が見えた瞬間だった。

2016年8月5日。
横浜スタジアム。
ドラゴンズ田島慎二から100号本塁打。

「YOKOHAMA STRA NIGHT」での一打は、9回表にリリーフ失敗をして涙に暮れた小さな大魔神山﨑康晃を援護する本塁打でもあった。

100本の本塁打を放つなかで、彼は日本の四番になっていた。

2018年5月24日。
横浜スタジアム。
ドラゴンズ吉見一起から150号本塁打。

「BLUE☆LIGHT SERIES」と銘打たれ、スタンドが青く染まった夜に号砲は轟いた。

2019年8月17日。
横浜スタジアム。
カープのエマイリン・モンティージャから200号本塁打。

「いつも以上の声援、ありがとうございました」

引き締まった表情で応えたキャプテンに、チームメイトが歩み寄る。


そして、彼が兄のように慕う前任キャプテン石川雄洋の手にはコージーコーナーのケーキ。

先日の1000本安打の際の彼のアイデアを、実に美しく返してみせるベテランの心遣い。

オプションのろうそくで、「200」を祝い、笑顔の記念撮影。

ベイスターズは、本当にいいチームになった。

ナインの笑顔を見ていると嬉しくて涙が出てきそうになった。

「高校のときからプレーすることができて幸せですし、何か縁があると思います」

彼の軌跡は、常に横浜スタジアムとともにあった。

チームは優勝争いの最前線にいる。

この日の祝砲は、逆転優勝への大いなる狼煙だ。

横浜の夏は、どこよりも熱い。

誰も見たことのないドラマを、見逃すな!


横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ筒香

さぁ打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっとばせホームラン

GO GO TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/13(火) 明治神宮野球場
ベイスターズ 7-8 スワローズ
勝 梅野 雄吾 1勝2敗4S
S デーブ・ハフ 1勝2敗1S
負 エドウィン・エスコバー 3勝3敗

2019/08/14(水) 明治神宮野球場
ベイスターズ 2-15 スワローズ
勝 石川雅規 6勝5敗
負 濱口遥大 6勝4敗

まさかの神宮3連戦3連敗。

一時は0.5ゲーム差まで詰め寄った首位ジャイアンツとの差は広がってしまった。

13日は、ここまで好投を続けたドラ1ルーキー上茶谷大河がノックアウト。

14日は、荒ぶるサウスポー濱口遥大が、まさかの1イニング降板。

後続のリリーフも含めて15失点。

スワローズ先発ベテラン左腕の石川雅規相手に牛耳られていく。

8回1アウトまでノーヒット。

スワローズ相手のノーヒットノーランといえば嫌な記憶がよみがえる。

1997年9月2日。
横浜スタジアム。
スワローズ戦。
首位を快走するスワローズを猛然と追いかけたベイスターズは、3.5ゲーム差で
天王山の首位攻防戦に臨む。

そこに立ちはだかったのがスワローズのエース石井一久。

球界を代表するサウスポー相手に、マシンガン打線は沈黙。

本拠地で屈辱のノーヒットノーラン。

37年ぶりの優勝への気運はここで潰えた。

あの日の二の舞になってはならない。

百戦錬磨のベテランに立ちはだかったのは、横浜の若武者だった。

1996年8月30日生まれ。
三重県四日市市出身の22歳。

中学時代に四日市トップエースボーイズに所属。
1年先輩には昨年の新人王東克樹がいた。

日大三高から立正大学へ進学。

4年時には主将を務め、秋季リーグ優勝と神宮大会優勝を飾る。

昨年のドラフト会議で2位指名。

「開幕一軍と二桁本塁打が目標。新人王の東さんに続きます」

同郷の先輩を目標の一つに、彼のプロ野球人生はスタートした。

大きな期待の中、オープン戦に出場。

そこに落とし穴があった。

ファールフライト思った飛球がフェアーに。
彼は走塁をしておらず、結果はアウト。

どんなときでも全力疾走をする。

少年野球から叩き込まれたはずの基本中の基本をおろそかにしてしまった。

「野球を辞めるまで絶対忘れてはいけないこと。変わらないといけないと思った。今まではゆるみがあった。絶対隙を見せないようにと。このままでは終われないと。何とか結果を出さないといけない」

この日、彼は自身のツイッターに謝罪文を載せた。
そしてそこへのファンへの激励を事ある毎に確認し続けたという。

開幕はファームで迎えた。

一軍では、同期の上茶谷大河と大貫晋一がローテーションで活躍。
チーム躍進の一員として活躍していた。

彼は、横須賀で汗にまみれ、時を待ち、時を創った。

82試合で11本塁打。

猛暑のデッドヒートの中、彼にチャンスがまわってくる。

不動のサードみよ敏郎の骨折。

彼は遂に一軍の舞台に立った。

8月9日には本拠地でプロ初ヒット。
翌日には、初ホームランから2打席連続でホームラン。

サヨナラ安打の乙坂智と共に、ヒーローインタビューにも立った。

大学時代にライバルと凌ぎを削った神宮でも活躍は続く。

ここまで6試合連続安打。

ノーヒットノーランがかかった異様なムードの中、彼は打席に向かう。

鋭く振り抜いた打球は、劣勢でも熱い応援を続ける熱き星たちの待つレフトスタンドへ。

一矢を報い、悪夢を振り払った。

出場7試合で4本塁打。
打率.360。

優勝を争うチームは満身創痍。

3連覇中のカープ。
最多優勝のジャイアンツ。

かんたんに勝ち抜ける闘いではない。

だからこそ、新しい力が必要なのだ。

君こそ優勝への旗手。

一気にレギュラーを奪い取り、栄光の舞台へ駆け抜けろ!

横浜に新たな星がまた一つ。

ここで一発 裕季也!
ここで一発 裕季也!
ライトへレフトへホームラン
それゆけ それゆけ それゆけ 裕季也!

かっとばせ! 裕季也!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号4。
伊藤裕季也。

THINGS TO CHANGE, THINGS NOT TO CHANGE.
初心を忘れないように。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!


2019/08/10(土)
ベイスターズ 5x-4 ドラゴンズ
勝 山﨑康晃 3勝1敗25S
負 祖父江大輔 3勝4敗

2019/08/11(日)
ベイスターズ 8-10 ドラゴンズ
勝 又吉克樹 2勝3敗
S ジョエリー・ロドリゲス 2勝4敗1S
負 武藤 祐太 0勝2敗

2019/08/12(月)
ベイスターズ 4-5x スワローズ
勝 スコット・マクガフ 5勝3敗6S
負 山﨑 康晃 3勝2敗25S

ドラ2ルーキー伊藤裕季也のプロ初ホームランと2打席連続ホームラン。

プロ8年目、乙坂智の初サヨナラヒット。

伝説のクローザー「大魔神」佐々木主浩のセレモニアルピッチで幕を開けた『70th ANNIVERSARY GAME』。

劇的な試合展開に、このまま勝ち続けていくと、誰もが信じた。

しかし、甘くはないプロの世界。

対ドラゴンズ3戦目は、フル回転のリリーフ陣が逆転を許し惜敗。

そして舞台は神宮に移った。

取って取られてのシーソーゲーム。

2点のリードをもらって、ハマの守護神はマウンドに向かう。

そこに待っていたのは、悪夢のような光景だった。

わずか7球。
2本のホームランを浴び、まさかの逆転負け。

呆然とする小さな大魔神に、ハマのキャプテン筒香嘉智が声をかける。

「すみません」

一言だけコメントを残すのが精一杯だった。

「今年は絶対優勝しないとダメだ。テッペンからの景色を今の選手たちに見てほしい」

佐々木は、愛する後輩たちに熱いエールを送っている。

思えばベイスターズ21世紀の低迷は、ストッパーに苦しみぬいた歴史でもあった。

1998年の日本一。
1999年オフに佐々木はシアトル・マリナーズに移籍。

その後のベイスターズのストッパーたちは、佐々木の幻影と戦わねばならなかった。

福森和男。
斉藤隆。
マット・ホワイトサイド。

2004年に佐々木はベイスターズに復帰するが、翌2005年シーズン途中に引退。

マーク・クルーン。
石井裕也。
山口俊。
三上朋也。

その宿命的ストッパー不足を、一人の青年が打ち消した。

「小さな大魔神になります!」

2015年3月31日。
横浜スタジアム。
カープ戦。

プロ初セーブを記録した彼は、たった一言で「大魔神の呪縛」を解いてしまった。

その後の活躍はいうまでもない。

ルーキーイヤーから守護神を務めて、5シーズン。

彼の活躍あればこそ、ベイスターズは本気で優勝を目指せるチームになった。

横浜以外のセ5球団がストッパーを固定できていない今シーズン。

それだけでも評価されていいはずだ。

昨日はやられた。
だが、プロにはやり返すチャンスがある。

昨日負けたら、今日は勝て。
今日負けたら、明日は勝て。
明日は、絶対勝て!

横浜には「小さな大魔神」がいる。

下を向く必要などない。

やられたら、やり返せ!

21年ぶりの胴上げ投手になるのは、背番号19だ。

たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。

TAKE PRIDE IN YOUR WORK.
自分の仕事に誇りを持つ。

Go Beyond the Limit.

I☆YOKOHAMA!