蒸し暑い夏の夜の匂いは、過去の沼に落ちて鎖で繋がれているみたい。

眠れない日々。

想い出すのは恋人でも愛しい人でもない。
この時期に又一つ年を重ねるあの人。

出逢ったのも失ったのもこんな日だったから。

出逢えて良かったと思える程mituは優しくないし、自分に自信もない。
こんなに辛いのならやっぱり出逢わなければ良かった。例えあの二年間を無意味な時間に貶めると知っていてもね。

あの日あの人の強い眼差しに囚われたままのmituが今もいなくならない。

あの人の眼にはもう、私の残像すら残っていないと言うのにね。

名前位はまだ知っていてくれているんだろうか?

mituの半分。削ぎ落とされたままだから、上手に歩くことも、呼吸の仕方すらも忘れてしまう。

沢山笑いあった筈なのに、あなたの残した物は涙で目覚める夜だけ。

もぅそんな夜は数えるのすら飽きてしまったよ…。

あなたの幸せと不幸をどっちも同じだけ願っているmitu。

あなたの不幸を笑う権利位くれても良いよね?

ALL STANDARD IS YOU

あなたに送った愛の歌が今も響き続ける。
きっとずっとこれからも。

傷付けられた事を忘れられないのか忘れたくないのかすらもう解らない。

忘れることで私の中のあなたまで失ってしまうことが怖いから。

心の中にだけでもいい。居て欲しいんだ。
あなたを想い出すこと。
こんなにも、こんなにも苦しいのに…。
こんなにも、こんなにも辛いのに…。

だけどどうしても、どうしても消せない自分自身に馬鹿だと、下らないと言い聞かせながら…。

愛憎。ぴったりの名前だ。
mituの気持ちの名前。