SNSやネットの普及もあって、目を覆いたくなるような動画が流出するようになった。
御利用者に罵声を浴びせる職員や危害を加える職員。
職業人として、そして何より同じ人として最低な行為である。
なぜ虐待をしてしまうのか?
「ストレスが溜まる職業だからじゃん」
そう答える方が大多数であろう。
果たしてストレスだけが原因なのだろうか?
確かに心身共に疲れる日も多い。
でもそれは介護業界だけではないはずだ。どんな仕事でもストレスは溜まるだろうし、体だって疲れる。
でも介護を職業として選び、給料を頂いているからには社会人としてふさわしい仕事の仕方をしなければならない。
どんな仕事にも向き不向きがある。もちろん私にも向いていない仕事があるだろう。
対人援助にそもそも向いてない人が当然いるのだ。それは不思議なことでも何でもなく、それがいけないということもない。
ただ対人援助であるがゆえに、人に迷惑をかける前に、誰かを深く傷つける前に己で気づいて転職をする勇気も必要な仕事だよなぁと思ったりする。
一時の過ちが、他人の人生と自分の人生をも変えてしまう仕事なのだ。
もっと言えば、介護を天職とし、日々奮闘しているプロ意識の高い方であっても、人であるからにはそうした間違いを犯しかねないリスクをしょっていることを自己覚知しながら仕事をしなければならない。
私も現場にいた頃、日々自分を戒めながら直接介助を行っていた。それでもイライラしたり、カッとなることもあった。メンタルコントロールをしながら、仲間同士愚痴や悩みを相談し合ながら乗り越えてきた。
適正はともかくとして、爆発する前に吐き出せる仲間や上司がいる職場は離職率も低いだろうし、ニュースに出るような悲惨なことはないのではないかと思う。
そういう職場であり続けられるように目配り気配りをしていこうと思っている。