義母の葬儀が終わった翌日、
義母が1年間お世話になった施設から荷物を引き上げにいった。
施設入口では、
『消毒、マスク交換、記名』に『検温』が増えていた。
義母の荷物のなかで、
持ち帰るのが大変なテレビとポータブルトイレを引き取っていただけたので、
一度に持ち帰ることができる量になった。
そのうえ、
義妹のご主人がちょっと残って手伝ってくださったので、
大助かりだった。
まだ、
コープの注文品の受け取りや、(亡くなる3日前にも注文書を書いていたので)
残っている支払いをしなければならないが、
部屋はからになって、一段落した。
わが家のテレビ、
嫁いだ時は信じられないことに6台もあったのに、
やっと2台にまで減った。
人が減るとさみしけど、
テレビは減るとうれしい。
義母の荷物は義妹が義母専用納戸におさめ、
そのうち整理に来るらしい。
そして、
義母が書き溜めた手紙の束。
自分の死後に、相手に読んでもらいたいと書いた手紙。
書き始めたのが、義父(夫)が亡くなってからだから、
かれこれ6.7年前から書き始めている。
私宛が一番多いけれど、
主人と娘宛あわせて10通ほどの束。
もともと準備に準備を重ねるような人だったけれど、
ほんと義母らしい。
ほとんど内容は同じ。
着物と小物が財産で、
私がお茶をしているので、娘と使ってほしいこと。
ルビーの指輪は娘にあげてほしいこと。
保険金は義妹(娘)の名義だからそれで葬儀費用をまかなってほしいこと。
後細々としてた持ち物の処理、自分の至らなさと感謝。
一番後悔をしているのが、入れ歯だと告白していないこと。
入れ歯であることをそんなに気にして、恥だ苦だと、思い悩んでいるとは、
夢にも思わなかった。
1通、私と義妹宛にしてある封筒があるから、開いたら、
入れ歯になった経緯から、だまっていた謝罪から、どんなに苦しい思いをしてきたかを延々と綴っていた。
それも、小さい字で2枚もわたって・・・
これからも相談し合って仲良くしてくださいじゃないのね・・・
義妹が、施設にはいるまで、母が入れ歯だったことを知らなかった。
って言うのにも、ちょっと驚き。
義妹は入れ歯だったことに衝撃らしいが、
わたしは、義妹が入れ歯だったことを知らなかったことに衝撃。
義母が死の直前に入れ歯を入れて欲しがるわけだわ・・・
歯医者にいかなくていいのは、総入れ歯だからだと思っていたし、
逆に、いつ外して洗浄しているんだろうと不思議に思っていた。
入れ歯に関しては、まるでコメディとしかいいようがない。
一番肝心なことはどうなの?
わたしの財産とさんざん書いても、
着物も指輪も処分したら、よくて数万円の世界だよ。
一番財産となるものは、
着物でも指輪でもなく、
私たちが今現在住んでる土地だよ、お義母さん。
義妹は、
お金は母に聞いたらしい分を仕分けたあと、
お金も土地も分けると言って、
それを覆さず帰って行ったよ。
どうするのが一番いいのかな・・・・
まあ、考えてもわからん。
なるようになる???