『引っ越しました』
~~~~~~~~~基本データ~~~~~~~~~~~
作詞:秋元康、作曲:向井成一郎、編曲:野中"まさ"雄一
k6th公演アンコール3曲目の曲。
公演期間:2010年3月12日 - 現在
AX2008:-位、AX2009:-位、AX2010:-位、AX2011:圏外
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この曲はK6th最後の曲ですが、
『サプライズはありません』でも全員で歌ったこともあり、
知名度もそこそこあるのではないかと思います。
アイドルソングの王道メロディーですね。
『AKBがやってきた』のメイキングで
みぃちゃんは推し曲として『逆転王子様』ではなく、
この曲を選んでいます。
初めてソロで歌いだしを任された曲ということからも、
思い入れが強いのかもしれません。
その時の発言で、
「新チームになった私たちの気持ちや、
新生活に向けての色んな人の気持ちを歌った、
うるっとくるような歌」
とあります。
同じように大島優子も推し曲として挙げていて、
「引きずっているというのではなく、
昔あった場所を大切にしながらも
自分は新しい場所で頑張るよって言ってる感じがいい」
と言っています。
さっしーも『Songs ~Heart of AKB~』で
AKBで一番好きな曲と言ってましたね。
地方組にも当てはまる歌詞ですしね。
K6th公演のゲネプロでは、ともちんもみぃちゃんも
萌乃さんですら泣いていたらしいです。
引っ越しして心機一転新しい生活を始めると言いながら、
「遊びにおいでよ」
「何かのついでに寄ってよ」
「ちっとも広くないのに愛の余白を埋められないんだ」
とやっぱり淋しい気持ちが表に出てきている歌です。
みぃちゃんだけではないですが、
元のチームへの想いを馳せずにはいられませんよね。
この歌がいいと思うのは、
未練とか寂しい気持ちしか歌詞にはないのに、
なぜか前向きに聞こえてしまうところ。
隣同士でアイコンタクトとったりする振り付けなどが
そう感じさせるのでしょうか。
移籍したメンバーは元のチームに戻ることはできない。
もう前を向いて進むしかないのに
こうした未練がましい歌詞と向き合わされることで、
いっそうメンバーの頑張ろうという気持ちを焚きつけ、
元のチームへの自分の気持ちを整理することも
促されるんじゃないでしょうか?
ホントに秋元さんてすごいなと思います。
クリスがみぃちゃんに「悲しみながら微笑むのがすごい」と、
どこかで言っていましたが、
まさにこの曲ではそれが炸裂しています。
寂しさも懐かしさも決意も
全部あの笑顔に凝縮されているような感じ。
観た中で一番好きなのは、
TDCの『見逃した君たちへ K6th公演』
二つ結びのみぃちゃんがかわいいというのもありますが、
歌いだしから涙がにじんでいて、
それでも笑顔作っているのが愛おしい。
この曲では終盤客席に向かってテープを投げるのですが、
みぃちゃんはいつもテープにキスをしてから投げます。
何回歌っても細やかな心遣いを忘れない
みぃちゃんらしい行動だなと思います。