やっぱりこう、がんだって告知されると一応は終活について考えるじゃないですか。縁起でもないわーって言っていられないこともあるし。できれば言っていたいけどねえ。

 それで、家族に遺せそうな貴金属的な物って何かあったか? って考えてみたら、ありました。貴金属じゃなくてエロ漫画が。

 

「おま 家族に遺すのがエロ漫画って…」って引かれるかもしれませんが、私はクソオタだから知っている。この世にはプレミアムがつくエロ漫画があるのだということを。

 

 それは、これだーーーーー!!!(゚Д゚)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/487775038X

 

 

『激しくて変』光彩書房 2000年6月15日発行。いろいろやばすぎて絶対に復刊されないし、うっかり海外に持っていくと前科がついてしまうので持っていってはいけない、そんな本。現在の中古価格9,889円、美品だと15,200円。表紙を描いている沙村先生がまさか後年波よ聞いてくれを描くとは…作風の振り幅…。

 

 私に万が一のことがあったら、この本を売ってお金に換えてね、私の存命中は売る気はないからと遺言状に書こうかと思いましたが、「もっとマシな貴金属とかはないのか」と思われる気がします。そりゃ思うやろ。ないわよ貴金属、うちに空き巣が入っても金目の物はこの本しかないからうちには来ないでね空き巣!! いや他にもあるな、金目の物、主にエロ漫画とか同人誌だけど、目利きができなきゃどれを盗んでいいのかわからないくらい数があって、しかもシャッフル埋没しているわよ!!

 

 オタクの終活、目利きがいないとふつーに可燃ゴミに出されてしまうと思うわ。学者さんが亡くなったら必ず神田の専門書店に買い取りに来てもらわないと貴重な蔵書が二束三文で売られたり捨てられたりしてしまう問題があるけど、オタクのコレクションにはそこまでの価値はない。町山智浩さんがこんなことを呟いていたわ。

 

 

 事実だけどもう少し言葉を選んでっっ!!(゚Д゚)