抗がん剤をやっちゃうと、もう献血はできない。というか献血している場合ではない。当たり前か。

 

 私の友達は累計で100回以上献血して表彰された。うらやましい! けどその友達、フルマラソンを走るよーな人だから健康状態が参考にならねえ!! 別の友達は腹腔鏡手術後、麻酔から醒めてすぐコンビニに行った(コロナ禍前の話)。周囲の人の体力がやばすぎて、「私など四天王の中で最弱…」って気持ちになります。もっと体を鍛えて、最終的にはベジータくらいにはなりたい。周囲にスーパーサイヤ人が多すぎる。

 

 抗がん剤、排泄物からの二次曝露でも痺れ等の副作用が出るというから、トイレの後はフタをして二度流したり、便座をアルコールで拭いたりしていた。家族に看病してもらっていたからなあ。お風呂も念のため終い湯に入った。そんなに強烈な抗がん剤入りの血液、蚊に吸わせたらどうなるんだろう!? って興味が尽きず、ぜひ試してみたかったんだけどリンパ節も郭清して白血球貧民になっている体では実験できませんでした。「しなくていいんだよ、そんな実験」とイマジナリーフレンドが言いました。

 

 手術での出血量は約500ミリリットル、小さいペットボトル1本分くらい。これくらいだと貧血にもならないし、輸血も不要で良いなー。と思ったら、傷口を塞ぐのに使われるヒトフィブリン糊製剤が一応輸血の扱いになるらしい。血液製剤ってやつかー!! 今は大丈夫だろうけど、昔、血友病の治療に使われた血液製剤でエイズ感染が発生して、大変だったよね。このへん掘ると「うわああ…」ってなるので、お暇な時にでも。

 私が子供の頃の医者は、今みたいに丁寧じゃなかったし、結構すごやばい医者がいたぞ。何がやばいって、『人権』という感覚がない。戦前から医者だった男性医師な。あれ結構やばいのがいたんだろうなって、うっすらとした記憶で思う。なんとなくそのへんの薄気味悪さがあるから、戦後だいぶ経ってから医師になっている女性医師だと安心だよねっていうのがね~…。まあほとんどの医師には関係ない事件だけどね。

 

 そんな暗黒の昭和史はともかく、抗がん剤治療をしても治癒後5年経過したら献血できるってよ!! やったねー!!٩(ˊᗜˋ*)و ベジータの血をあげよう。