子宮体がんには2種類あるけれど、今回は私が罹患した『エストロゲン(女性ホルモン)依存型』の類内膜がんについて書きます。

【エストロゲン(女性ホルモン)の過剰が原因で子宮体がんになりやすい人とは?】

①初潮が早く、閉経が遅い(長期間、エストロゲンに曝露している)。
②出産経験なし。子宮内膜が出産によって排出されず、経年によって肥大化し、そこからがんが発生する。
③閉経前後の50歳くらいが一番発症しやすい年齢。

 私はすべてドンピシャで当てはまりました。

 その他に、肥満もリスク要素でした。確かに私、発症当時、ストレスで毎日のようにチョコレートを食べて、64キロまで太ってましたわ。人生史上最高値の体重を記録していた……。

 エストロゲン(女性ホルモン)が原因ではない子宮体がんについては、医師でもなく患者でもない私が詳しく書くのは相応しくないので、ここでは省略します。詳しくは病院のホームページなどをご参照ください。

https://ohori-hosp.jp/division/gynecology/endometrial-cancer/

 エストロゲン(女性ホルモン)って、多ければ多いほど良いような気がしませんか? 私は漠然と、そんな気がしてました。美容系の本やサイトを見ると、とにかく『老化予防には女性ホルモンが大切』みたいなことが書いてあるじゃないですか。エストロゲンの過剰が、子宮体がんや乳がんの原因になるなんて知らなかったよ。

 ホルモン補充療法でも、場合によってはリスクが高まるらしいから、美容術としてそういう療法を受ける場合は専門医によくよく相談することを強くオススメしたいです。

 私はホルモン補充療法とか何も受けていなかったけれど、初潮が早く閉経が遅かった。50歳でも排卵があり、閉経していなかった。確かにエストロゲンが過剰気味だと髪や肌の調子は良く、年齢より若く健康そうに見えるのよ。実際健康だったし。

 でも、子宮体がんにはなっちゃいましたよ!! 何事も年相応に、自然に老いるのが一番無難なのかもしれません。

 

【女性ホルモンは諸刃の剣】

 

 


 未妊、未出産も子宮体がんのリスクになるけれど、妊娠出産を経験している人でも子宮体がんになる時はなるので、まさか子宮体がんの予防のためだけに出産をしようという人もいないでしょう。

 40才を過ぎたら、マメにマジメに、がん検診に通うのが一番適切な予防方法です。いや、30代でも行くべきだ。他のがんにかかる可能性もあるから。
 私は30代、40代で一度も検診に行かず、ステージ2まで進めてしまいましたよ!! 3親等以内の女性でがんになった人はいないから、すっかり油断してました。実際は遺伝性のがんより、遺伝性でないがんのほうが多いなんて知らなかったー!!(゚Д゚)

 みんな、がん検診を受けよう!! 医者じゃないから詳しいことは書けないけど、早期発見ならかなり助かるくらい、医学が進歩しているのは事実だから!!!!