アコウ対応ロッド改造 【HJ工房・ハーフスパイラルガイドシステム】 | 瀬戸内ING

アコウ対応ロッド改造 【HJ工房・ハーフスパイラルガイドシステム】

このブログで度々登場する、ハーフスパイラルについて問い合わせが多いので、過去の記事を編集して完成形を。

目的は、

スパイラルガイドを超えるライントラブルレス性能と、ストレートガイドに匹敵する飛距離の両立。

このガイドシステムは、人それぞれのロッドアクション時のロッドの角度に合わせ、ガイドの角度を変える。それは世界にひとつ、自分だけのロッドとなる。


では、グリップジョイント、スパイラルガイドのスモーキー・ギブス78Bを例に説明。


下の画像を見てもらえれば分かると思うが、だいたいの人は、スパイラルガイドのリールから1つ目をリールと一直線に向けているように感じる。140417_1213~01.jpg



が、
だいたいの人は、実釣のロッドアクションの時、リールを斜めにするのでは?
人間の手首には動かしやすい方向があるのでこうなるのだが、この「操作角度」には、個人差がある。

140417_1214~01.jpg


この状態でトップガイドを見てみると、横を向いている事が分かる。
本来スパイラルガイドとは、ガイドを下に向けることで糸がらみを防ぐ目的がある。

140417_1215~01.jpg


という訳で、操作時に糸がらみが最も少ない状態である下に向けてみる。
140417_1215~02.jpg


すると、リールから1つ目のガイドの角度はこうなる。

140417_1217~01.jpg


製品は約160度回転。「個人差のある操作角度」に合わせたワタシのギブスは、これくらいの角度。95度くらいか。






キャスト時とリトリーブ時のラインの摩擦が激減したのは一目瞭然。
操作時にトップガイドが真下を向くことで、ガイドがラインを拾いにくくなるのも間違いないだろう。




自分好みのスレッド色にしてもらうとテンションアップ!ほぼ全てのカラー、組み合わせが可能。ワタシはイタリアンに。






完成!






改造は、グリップジョイントのスパイラルガイド竿なら、ガイド1箇所でok。

この改造は全てのベイトロッドに共通。バスロッドのアコウロッド化に最適。





興味がある方は、店長に相談してみて下さい。HJ工房(ツリグヤ本庄店)で常時改造受付中。みったん工房でもできるけど、仕上がりは素人レベルです(笑)