家族旅行三日目

朝6時

外せない仕事が入って

出社しなければならなくなった夫を

息子が駅まで送り届け

朝食前までの一時間余りを

散歩することにしました


寝ていた娘を起こしてロビーに戻ると

シビレを切らした息子は既に出かけていて

娘と二人

人気のない清澄な道を歩きました


川の流れる音と鳥の声音符


癒しラブラブラブラブラブラブ





泊まっていたつるや旅館の隣は

日本聖公会のショー記念礼拝堂です


まさにこの地この場所から

避暑地軽井沢の文化と歴史が始まったそうです



明治初年、内地雑居の令が布かれて外国人の日本国内旅行が自由になるとまずキリスト教欧米各派の宣教師たちが布教旅行をはじめました。英国聖公会の副監督のショウ師もその一人でした。軽井沢に師が立ち寄られたのは七月、軽井沢高原は新しい緑におおわれ、もっともさわやかな季節を迎えていました。故郷のスコットランド、移住先のカナダを思い起こさせる軽井沢に望郷の念をかられた師は、つるや主人仲右衛門の斡旋で大ヶ塚山(つるや旅館前の小山)に民家を移築して別荘を作りました。避暑地としての軽井沢の発見、別荘の第一号です。その後、ショウ師は友人の宣教師も誘って軽井沢の開拓を始めたのでした。当時の外国人達の日常生活は、礼拝、読書、散歩、スポーツとお金をかけない健康そのものの生活でした。人生の慰楽を自然とスポーツに求める「軽井沢雰囲気」を作り上げました。

(つるや旅館HPより引用)




川の音を聴きながら別荘地を歩いて

体内脳内の酸素をここで全て入れ替えようと

ほぼ歩行瞑想状態照れ照れ照れ



このまま

帰りたくない

ずっとここに居たいよう笑い泣き


教会の少し先のショーハウス記念館

柵の苔がきれいハートハートハート



どんな音楽も

この癒しの音には敵わない気がするクローバー



森深く入って行きたいけれど

私道かもしれず

くまが出るかもしれないし

あまりガシガシ行くのは遠慮して

ちょうど朝食の時間になったので

ホテルに戻りました




朝ごはんはバイキングで

私は和食をチョイスお茶

どれもとても美味しかったです

このあとお代わりにふぐ雑炊をいただきましたおねがい

ちなみにパンはフランスベーカリーのもので

(ジョン・レノン御用達だったとのパン屋さん)

ジャムもフルーツソースも数種類あって

とても美味しそうでした音符



ここの広間の照明も好きピンクハート




腹拵えを済ませたら

ゆっくり支度をして

名残惜しいけれど部屋を出て

混まないうちに旧軽銀座でお買い物



民族楽器はどうしてこんなに吸引力が強いのだろう

東京でも出会えるので買わないけどにやり



ホテルすぐそばのジャム屋「こばやし」さんブルー音符

元は青果店から始まったお店だそうです

店先に置いてあった

大きくてピカピカのルバーブとビーツと

お土産にジャムを買いましたさくらんぼ


木の実とか種とか

オーナメントの材料もあって楽しいラブ

バオバブの種もあった❤️




そして

長野県と群馬県を跨いで建つ

熊野皇大神社へ


混んでる驚き


人が写り込まない写真が撮れず

掲載出来ませんが

なかなか面白い神社でした


石段を上がっていくと神楽が聴こえてきたので

息子と

「神楽が始まった⁉️ラブ

と狂喜して音のするほうへ行ってみると

社務所というか

ほとんどポップな土産物屋的売店があり

神楽の音源が流れていました笑い泣き


お守りの八咫烏のマスコットや

八咫烏のう◯こマスコット等々

種々様々な縁起物グッズは

どれもおみくじと一体化されていて

日本の神というか神社の在り方というか

俗なのか聖なのか何でもアリというか

あまりのカオスっぷりに混乱するも

なにやら可笑しくて


せっかく神社に来たのだから

せめてもう少し神の近くにやって来た気分になろうと

奥社まで出かけようとしましたが

山の入り口に熊除けの鐘があって

子どもたちから

「人の気配もないからマジやばいし

(かーちゃんが)疲れるからやめよう」

と真顔で止められたので

行くのをやめました


老いては子に従え


のフレーズを反芻しつつ

(ホントは森に分け入りたかった…ぶー)

神楽BGM売店に戻ると

こんな注意書きが出ていました

行かなくて良かった…滝汗



神社の前の

ちから餅屋さんが

どうやら有名処なようで

小雨も降ってきたので

雨宿りがてら

お土産にちから餅をひと折り買うことにしました


お店の中では

ちから餅だけでなく

お蕎麦やおうどんも食べられます

山を臨むテラス席は特等席キラキラ



お土産は

あんこ、きな粉、胡麻、胡桃から

2種類選んで詰めてもらえます

今回は

きな粉と胡桃にしましたお団子



店を出るとやはり

雨は上がっていて爆笑

やっぱりワタシたちは持ってるね音符

神さまが守ってくれて嬉しいね

と勝手に喜んで車に戻りました



そして

リニューアルグランドオープンに先んじて

8月16日にオープンした

万平ホテルのカフェに

アップルパイを食べに行きました爆笑



亡き父が大好きだったアップルパイ

アメリカンベイキングの印象だけど

ルーツはイギリスイギリス

最近流行りのお店のアップルパイは

私にはフィリングが甘過ぎるけど

このパイは

絶妙なる甘味と酸味のバランスりんご

はあ〜幸せラブ



ホテル内はやっぱり素敵で

営業していなかったけど

バーの入り口が
やたらカッコ良かった赤ワイン

お化粧室香水

娘の写真を拝借ウシシ




お茶飲みついでにもう一件

息子リクエストのカフェ「離山房」さんへパフェ

ここは

ジョン・レノンが家族でよく訪れていたところだそうです

店内は撮影禁止だったので

テラス席に座りました

パンケーキは売り切れで

私は赤いハーブティーをいただきましたおねがい

都心では

外の空気を吸いながらお茶を飲むのは

あまり気が進まないけど

ここでは外気と一緒にお茶をいただきたいハート

ちょっとひと休みに立ち寄れる

優しく静かな佇まいが

長きに亘り人を招くのですねクローバー






そしてそして

日本画家・千住博さんの美術館へ




館内は撮影禁止なので

ここまでぐすん


建物や敷地全体が

作品と一体になった一つの作品

やはり一人のアーティストの美術館だからなのだなあ


普通の美術展はいろんな波動が渦巻いて

作品以外からも疲れるのだけど

ここはとてもリラックスする空間

人も少ないしおねがい


作品の前には長いベンチが配されていて

いつでもどこでも座れて休めます

このベンチのどこに座っても

作品とガラス越しの緑が見えるように

設計されているらしい


敷地の高低差もそのまま生かしているらしく

そういう思想が

リラックス要素の一つになっているのかもしれません


三人でそれぞれ気ままにゆっくり鑑賞したあと

併設のミュージアムショップに寄り

ブランジェ浅野屋さんで

子どもたち(もう大人だけどほっこり)の軽食にパンを買いました


千住さんの上品で毒のないアートに浄化され

穏やかな気持ちで帰路につきました



帰りの車内では

夫がいたら話題にならないことを

話せましたニコニコ


子どもたちが考えていることも

いろいろ聞けたし

楽しかったです

夫はすぐに自分語りして説教臭くなるからねー爆笑


そういえば

3人で旅するのは初めてかもしれないね




21歳の娘は

友人と死生観について語り合うこともあるらしく

自分がどう思うのか

友人がどう考えているのか

過去と未来を同時に生きるSF小説の内容とか

あれこれ教えてくれました


聞いていると

若さの中で感じる

死に対する恐怖や生の悩みが

瑞々しく微笑ましく

危うさを少し心配はするけれど

愛しく懐かしくなりました


私は

命が尽きるのは怖くない

でもそこに至るまでに

周囲に迷惑をかけたり苦しんだりするのは

なるべくなら少ないほうが有難い

縁を結んだ人へのその後の心配はあれど

そもそも死は公共的なものであって

塵となって地球に貢献するのだし

いずれ皆同じ塵になる

それ以上でも以下でもない

歳取ったらいずれこの気持ちがわかる

と言ったら

息子娘二人から同時に大ブーイング


歳取ったらわかると言われたら

今この瞬間何の歩み寄りも理解もなく

話しがそこで終わってしまうではないか

爆笑


ホントだねw




帰宅して3人で荷物を片付けて

洗濯して

夕飯を一緒に作りながら

またいろいろ話して

ついこの間まで二人とも赤ちゃんだったのに

いつの間にか

母の相談に乗ってアドバイスしてくれる歳になったことに

感慨深く嬉しく思いました



旅先で訪れる場所やプランも

私の体力体調を考えて

なるべく負担少なくすぐに休めるところを探してくれて

運転はもちろん歩く速さも合わせてくれて

ほとんど介護ですが

それも有難いこと

夫はこうはいかない笑い泣き



人生いろいろあるけれど

陰と光があって一揃い

悪いことがあればそのぶん良いこともある

だから

今があることに感謝



ありがとうピンク薔薇






今日も

長々お読みいただき

ありがとうございましたクローバー