先日NHKフロンティアの

「ヒトはなぜ歌うのか」という番組を観ました


ヒトの脳は生まれながらに

ビートやリズムに反応するそうです


認知症で家族や自分の名前もわからなくなっても

昔覚えた歌は歌える

つまり

習慣化された生活の記憶以上に

獲得された音楽の記憶は消えないのですアセアセ

(私も実母で実証済みです爆笑)


素人考えでは

歌は脳のたくさんの領域を使うので

忘れにくいのではとも思いますが

どうやらそんな単純なことだけではないことを

番組では切り込んでいました



ヒトは昔

音楽によるコミュニケーションが

生存や生活に必要だったのではないか

ということを

アフリカの熱帯雨林に住む狩猟採集民の暮らしに根付く音楽から解き明かそうと

試みられていました


アフリカの奥地で暮らす民・バカ族の

生活の様々なシーンでおもむろに始まる歌は

ドラムと手拍子のポリリズムに

それぞれが異なるリズムの歌を重ねて

生きた素晴らしいグルーヴ感を生み出しています


皆が初めから上手に歌えるわけではなく

よく聴いて何度も練習して

歌えるようになっていくそうです


リーダー格の年長の女性は

周りをよく聴いて合わせることが大事

と言っていました


周りの歌をよく聴いて

そこに即興で違う歌を重ねて皆んなで合わせる

そうして一体となって

音楽のコミュニケーションが成立していました




この番組を観て強く思ったのは


音楽は娯楽で

無くても生命維持には関係ない

なんてことはなく

実は真逆で

生活や生命維持に必要だからこそ

人生の最後まで

歌がその人に残っているのではないか

と思いました



最新の脳科学、音楽人類学などの観点から

音楽の起源に迫った

興味深い番組でした



再放送がBSで

5月10日(金)  9:25〜10:24

にあります


ご興味ありましたら是非ご覧になってください音符


私も録画して

もう一度観ようと思いますラブラブ



認知症の母(コブタ)が

まだ私のことをちゃんと覚えていた頃

一番は私が下のパート

二番からは母が下パート

適当にハモることが昔から大好きだった母