プレドニンを内服し始めて3ヶ月が過ぎました。
飲み始めた当初、減薬に関しては10mg以下になれば、まずは1段階クリアという認識でした。
理由は、入院中に口腔外科を受診した時、歯のクリーニングも10mg以下になれば再開して良いと言われたから。
ただそれだけ
同時に、副作用は内服し始めて3ヶ月頃から酷くなるとも
服用量が減れば、どんどん楽になっていくんぢゃないの⁉️
という疑問に、はじめに診てくれた町医者の
「臓器の炎症だから大変なのよ‼️」との真剣な口調を思い出し、そもそも普通の肺炎でもなければ普通の風邪でもないし、薬も手強いヤツなのだと改めて理解しました
現在のプレドニン服用量は8mg/日です。歯のクリーニングにはもう行っても良いらしい。
そして、副作用はというと。
ちょうど花粉が飛び始めて、今の頭痛や頭重や怠さの原因が何かは断言できませんが、間違いなくヤツの仕業だとわかっているものがひとつ。
これは
本当に腹が立つし、本当に嫌
このせいでどれだけ気分が鬱々とすることか。
それは
満月様顔貌
要するに
ムーンフェイス
だっっ
ステロイド内服において、ほぼ避けることの出来ない外見に現れる副作用で、食欲の亢進と脂肪の代謝障害によって起きるらしい。
医療者向けのサイトによると
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ステロイドを投与すると、体内のコルチゾールが増えるのと同じことになり、糖新生が亢進されます。すると今度は、糖の上昇を抑えるためにインスリンの分泌が増えることになります。このインスリンの受容体は脂肪細胞に多くあり、そこにインスリンが結合することで、脂肪の合成を亢進したり、分解を抑制したりするので、身体に脂肪がつきやすくなります。特に、インスリン感受性が強い脂肪細胞が多くあるといわれる顔や腹部に、脂肪がつきやすくなるので、その部分が丸く膨らむのです。
とのこと。
内服により食欲も亢進するので、糖尿病の人や予備軍の人は要注意、血糖値が上がり過ぎればインスリンを投与することになります。
ムーンフェイスの予防としては、ステロイドの影響以上に脂肪が付かないように、食べ過ぎないとか運動をするくらいのことしかなく、医療的な対処法はありません。
ちなみにワタクシ、食欲亢進はしていますが今のところどれだけ食べても太れません。
けれど顔と腹はアンパンを潰したようにぷーっと膨らんでおります
…自分で書いていて不愉快極まりないざんす
顔が丸くなるくらい、生命に関わるものでもなし
と思う方もいらっしゃるでしょう。
ごもっともアナタは正しい。
でも敢えて
そういう方に言わせていただきます
じゃあ一度自分がなってみろ‼️
(なったことあるよ、という方はごめんなさい😅)
この現象は、元々の疾患を治すために引き換えで起きていることで、文句を言うても仕方ないのは百も承知です。
世の中にはもっと深刻な病気で、もっと辛い副作用に苦しんでいる人がたくさんいて、こんなことを不満に思うなんて不遜であることも、ものすごく解ってます。
でも。
いつも顔が重くて、ただでさえどんどん垂れ下がってくる顔の肉がさらに下がって、首周りも肉肉しくなって鏡を見るとため息しか出ないし、こんな顔で他人に会いたくない。
(ステージに立つのも、この顔で出ると思うと心から嫌だった…)
元々大した顔でもないとのご意見もあるでしょうけど、それならなおのこと嫌だ
先ほどのサイトに、患者への対処についての項目がありました。
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満月様顔貌は、重篤化して生命の危機にかかわるというものではありません。しかし、外見の変化は、患者さん、特に女性にとっては、非常につらいものです。人と会うことを避けたり、ステロイドの継続使用を拒絶したり、自己判断でステロイドの使用をやめてしまう大きな要因となっています。(中略)
こうした副作用は、残念ながらステロイドを使用している期間は避けることのできないもので、医療的な対処もできません。うつ状態の一因となる症状でもあるだけに、患者さんの心のケアという看護的な対応が求められる副作用といえます。
よくぞ言ってくださった‼️‼️
今までも、悪気はなくムーンフェイスのことを言われて、嫌な気持ちになりました。
でも眼科主治医から言われた時は、あまりにあけすけすぎて腹が立ったけど全く傷付かなかったです。人間の心理とは不思議なものですね
古くは、娘が小一の時パルス療法をして退院後、お見舞いをいただいたクラスメイトとその保護者に、写真付きの手紙を送ったとき。
医療関係者だったお母様からのご返信の手紙に
「すごい形相になって驚きました」
とあり、自分のことではないけれどとても無神経な言葉と思ったし、傷付きました。
言葉の使い方をご存知ないだけかもしれませんが、同じ女の子を持つ母親なのにと、当時は悪意まで感じてしまいました。
被害妄想もありますけど
本人は幼かったので気にはしていませんでしたが、親としては容貌が(マイナスに)変化するのは気になるものです
それに、身体が弱ると心も弱りますね普段は流せることも気になってしまいます
メンタル大事です!
時を経て、今度は自分が当事者になりました。
ほんとーーに、憂鬱です
ワタクシは体力充実タイプではないので、割と諦めは良いほうです。が、とにかく顔が重いので常に不快感があり、まだまだ続くこの感覚に対し「グチグチ言うんじゃない」と常に自分に言い聞かせつつも、鏡を見るとため息をついてしまいます
ここでこんなことを書いても何も解決しませんが、以前同病のブロ友さん(病気では私よりずっと先輩です‼︎)も同じように仰っていました。
みんな辛いと思う
ただ、他人からの言葉に傷付いたり、副作用等で身体がキツかったりするたびに、ワタクシも過去、他人に同じように心無い言葉を無神経に投げていたのではと反省します
自ら経験しなければわからないということも身に沁みて解ったので、同じ経験をしている人の気持ちが少し理解できた気がします。経験していないことを、想像だけで判断して言うのは危険だということも、経験していても個人差も大きいということも。
病気になって辛いのは、病気の辛さだけではありません。
ムーンフェイス、ほんっっとに嫌だけど、それも私の大切な学びであるなら、この顔の重さは尊い重さ、もう少し前向きに付き合ってやるかな
(どーしよーもないからねーー仕方なくねーー)
悪態を吐ける程度に元気なワタクシなので、そんな元気もなくひたすら闘っている方々の気持ちのほんの一部でも、誰かに伝えられたらと思います
豆野菜ドライカレーの昼食