初めてのホンオフェ | みつ梅の古今東西かべ新聞

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浪曲、歌舞伎を中心に観劇の感想を書かせて頂いております。
拙い文で恐縮ですが、よろしくお願い申しあげます。

年末から仕事が続いておりまして、この所ずっとお弁当を持参しているもので、たまには何か外で食べようと思いました。

これまで食べたことのない物でも食べてみようと思い、そこで以前から気になっていた韓国の料理、ホンオフェを食べて見ることにしました。

ホンオフェはガンギエイの刺身もしくは切り身を発酵させた朝鮮半島南部の料理で、世界で2番目に臭い料理と言われております。
どれくらい臭いのか?と気になっておりました。

東京で食べられるのか?と調べた所、高田馬場にあると知り、早速足を運びました。

ホンオフェがあるのがにっこりマッコリというお店。結構流行っていて、若い女の子が一人でも気軽に食事を楽しめる気安さがあります。

お目当てのホンオフェが食べられる三合(サンハブ)とホンオフェを食べる時には欠かせないというマッコリを頼み、待つこと数分、憧れのホンオフェが登場しました。

三合はホンオフェ、煮た豚肉、キムチが付いて来て、一緒に食べるとホンオフェの臭いが和らぎ美味しく食べられるそうです。

こちらのホンオフェは、日本人向けにしているのか、それほど強烈ではないですが、じわじわと臭いが伝わって来ます。

まずホンオフェだけを食べてみました。
これが、また今まで経験したことのないような味で、ホンオフェの成分のアンモニアの臭いが口いっぱいに広がると同時に、アンモニアの刺激があり、早く飲み込みたいのですが、弾力があり、なかなか飲み込めずマッコリで流し込みました。

お酒は得意ではありませんが、ホンオフェのアンモニア成分をマッコリが中和させる役目があり、飲んだ方が良いと聞きましたので実践しました。

これは無理と一切れで降参しそうになりましたが、ホンオフェはお祝いの席などで食べる高級料理なので、残してはもったいないと思い、次に豚肉とキムチ、薬味の生にんにくと青唐辛子と一緒に食べました。

豚肉がトロトロで柔らかく、キムチも酸味があり、ホンオフェの臭いも薄れ、その歯応えを楽しめ、美味しく頂けました。

しかし、世の中にはいろいろな料理があると良い経験になりました。

臭いがそれほどないホンオフェでも苦戦しましたので、シュールストレミングを食べたらどうなるのだろう?と思ってしまいました。