阿佐ヶ谷ユジクにて『恐怖分子』ーわたしと本と映画と | 木村美月ブログ『美月の冒険』
朝、起きたら、映画が観たくなった。
インターネットの時代にインターネットを使って映画を探したら、なんだか私の苦手そうなタイトルの映画を見つけたのです。
阿佐ヶ谷ユジクというミニシアターで上映中みたい。


『恐怖分子』というタイトルには惹かれなかったけど、エドワード・ヤンという監督の名前がすてき!と思った。
調べてみると今までの作品に、『ヤンヤン 夏の思い出』『エドワード・ヤンの恋愛時代』というのがあり、直感で、この人はきっととってもすてきな画を撮るに違いない!と思った。

そんで、わたしの勘は大当たり!したのだった。


警察が張り込みをしている。
男の子と、女の子が焦って、3階ほどの高さの窓から飛び降りる。
女の子が先に。男の子が後に。

男の子だけ警察に見つかった。
女の子は、影に隠れて足をおさえている。ケガしたみたい。

そこを、偶然写真に撮っていた少年。少年は状況を把握しているけれど、女の子を警察に突き出さなかった。そのかわり、女の子の写真を撮る。
警察がいなくなってからも、歩き出す女の子を追いかけ、写真を撮る。女の子は道の真ん中で倒れてしまう。

少年には彼女がいるみたいだけど、帰ってからなんだか激しい別れ話。

別の場所ではお医者さんと妻。妻は小説家。
妻は不満を抱えているようだけど、鈍感な夫は一切解さない。

先ほど逃れた女の子は気が付いたら病院にいた。
怒った母親に、軟禁されてしまう。
唯一あった暇つぶしの固定電話で、イエローページを使ってあちこちに電話をかけまくる。

『あたし、あなたの夫の愛人なの』

なんててきとうなことを言って。


そんな人たちが次第にからみあって、たくさんの事件が起こるってお話。
タイトルに惹かれなかった所以か(感性と理解力と想像力不足)、話の全体像はぜんぜん分からなかった!あはは
ただ、つぎはぎみたいな話と登場人物の表情が、何かを思い出しているときみたいに印象的に浮かんできて、それだけで見ていられたの。


少年、少女、夕陽、美しい景色が切なさでいっぱいだった!


阿佐ヶ谷ユジクはすてきな映画館です〜😳💕




大好きな居酒屋さんでジンギスカン食べてるなう!