遂に高音質スピーカーが電車にやって来た | 情熱Zoom

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 皆様こんばんは。デハ8606でございます。

 先週火曜日の記事では京王5000系の車内案内表示器を紹介しました。
 今日も運よく乗ることが出来たので、車内にあるスピーカーについて紹介します。

 一般的な通勤電車では、車内中心の天井部に四角いスピーカーがついていることが多いです。
 しかし、この京王5000系はドア付近の天井部に丸いスピーカーがついています。

 さらに、今までの通勤電車ではなかった衝撃的な事実があります。
 このスピーカーは、なんとステレオ音声を流すことが出来ます。その音質の良さは、近くにいると音量の大きさに驚くほどです。
 実際に、京王ライナーの発車前にはこのスピーカーからBGMを流しているそうです。

 ラジオやテレビから始まったステレオ音声の流れは、遂に鉄道業界にもやって来ました。
 近頃流行っている「ハイレゾ」音声には届きはしないと思いませんが、「高音質化」の流れがこういったところでも感じとることが出来ました。

写真1 京王5000系の高音質スピーカー

 京王5000系は京王電鉄で初めて、ロングシートとクロスシートを転換することが出来るようになった車両です。
 その利点は京王ライナーのみならず、イベント列車でも活用することが出来ます。
 今回紹介したスピーカーは、開発者のインタビューによると、「車両を使ったイベントで音楽を流したい」という要望があったからだそうです。
 通勤電車としてまさに「至れり尽くせり」の機能は、東京都多摩地方や23区東部と新宿や都心をつなぐ「日常の電車」としての役割のみならず、様々なシーンでこそその真価を発揮するように感じます。

 明日も皆様にとって良い一日でありますように。