食事の前に言う「いただきます」は
“動植物の命”を頂く意味でもあると聞きました。
食育研究家の佐藤剛史さんの
『自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語』では、
別の見方から「いただきます」を捉えています。
食事を用意してくれた人は、食べる人のために料理をし、
時間を使いました。
よって、作り手の“尊い人生の一部の時間”を
頂くことに感謝する意味でもある、と。
物事を理解する時、広く知られる内容のほかに、
“別な意味があるのでは?”と洞察を重ねてみる。
そうした姿勢は理解を一層深いものにします。
「われらが住んで修行する場所は、
どこであれ常寂光の都となる」を拝し、
自分がいる“今”“ここ”が寂光土である、と言われます。
加えて、この教えは“自分から遠く、
高い所にあるものが尊いと思わせる権威主義に
対抗するものでもある”とし、
「人間は身近なものの尊さを忘れがちなのである」
と論じます。
自分自身の今の課題に挑み、
目の前にいる一人に尽くす――
それは己の成長のみならず、自らの生きる家庭、
地域といった環境を輝かせる一歩となります。
この視点を得た人は、より強く、より良く生きられます。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!