交響楽団や合唱団で指揮者を務める男性が
語っていました。
「皆の心を一つにしないと、いい音楽はできません。
でも一挙にまとめようとすると失敗するんです」。
楽団や合唱団のメンバーには、それぞれ特質があり、
その人なりの考え方があります。
一方的な指示や持論の押し付けでは本気を出してくれない。
一見、従ったように見えても、それは形だけ。
決して人の心を打つ演奏や歌にはならない。
ゆえに男性は、全員の名前を書き出して、
一人一人とのコミュニケーションを大切にしてきました。
「“自分対みんな”という姿勢ではなく、
“一対一”で語り合い、心の通う間柄になると、
皆、本気を出し始めてくれる。
やがて素晴らしい調和が生まれるんです」と。
雨は異なる草木にも平等に注がれます。
草木は各自の特質に応じて成長し、
個性豊かな花を咲かせ、実を付けていきます。
私たちもまた、自分らしく輝いていけます。
個々に目標も違えば悩みや課題も違います。
性格もさまざま。
だからこそ誠実に“一人”の声に耳を傾け、
思いを尊重し、心を結び合いたい。
その対話の連鎖が真の団結を生み、前進させるのです。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!