今、彼が生きていたらどんな場面を撮るだろうか。
 

そう思わせる写真家がいます。
 

ロバート・キャパ。
 

数々の戦地に飛び込み、
その過酷な実相をカメラに収めました。

 

インドシナ戦線で命を落としたのは、70年前です。

 

その直前、彼は日本にいました。
 

横木安良夫著『ロバート・キャパ最期の日』には、
この来日で静岡の焼津を訪れたことが紹介されています。

 

ビキニ環礁の水爆実験で被ばくした第五福竜丸が
入港していると知ったことが、その理由でした。


 

だがキャパは、第五福竜丸に近づいて
シャッターを切ることはなく、
漁港の朝の水揚げの様子や漁師たちの姿に
カメラを向けていたといいます。



 

東京藝術大学の伊藤俊治名誉教授は、
キャパの写真には
“他者への共感力が内在している”
と評していました。
 

キャパは被ばくという出来事を
現地の人がどう感じているのかに迫ることで、
その本質を伝えようとしたのかもしれません。


 

「二度と戦争の写真は撮らない」と言いつつも、
ベトナムへと向かったキャパ。

 

その一枚一枚に込められた不戦への願いを受け止め、
平和への歩みを進めていきたいですね。

 

 

 

 

 

「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!