指揮者・小澤征爾氏の表情は気迫に満ちていました。
 

1999年、米ボストン交響楽団の来日公演に向けた
会議でのこと。

 

音楽監督を務める氏はツアー初日を
「5月5日」にしたいと訴え、
「こどもの日・スペシャルコンサート」
開くことになりました。


 

音楽の喜びを全ての子どもたちに――
氏の願いが凝縮された演奏会には、
高校生ブラスバンドや子どもコーラスが出演。

 

“年を取ったら若い人に教えることが使命”と、
次世代の育成に尽くした世界的指揮者は先月、
88歳で生涯の幕を閉じました。



 

氏が師事したレナード・バーンスタイン氏も、
音楽教育に情熱を注ぎました。

 

アメリカの多くの学校で音楽の授業が
満足に行われていなかった時代に、
テレビで子ども向けの音楽教養番組を企画。

 

未来の演奏家が誕生する、
一つのきっかけをつくりました。


 

バーンスタイン氏は語りました。
 

「教えるということは、教わることでもある」。
 

学んでいたのは子どもたちだけではありません。
 

未来を育む聖業こそが、マエストロとして、
さらなる高みを目指す原動力となったのだろう。


 

人間は人間の中で磨かれ鍛えられます。
 

わが使命のステージで、良き友と学び高め合い、
向上の人生をうたい上げましょう。




「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。

ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。

そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!