いつもの道を歩くと色とりどりの花々が迎えてくれる。
先日、黄色のチューリップと出合い、
心がポッと温かくなりました。
黄色は「きわめて暖かい快い印象を与える」
と言ったのは文豪ゲーテ。
博物学者でもあり、
色彩が人間の心情に与える影響を研究しました。
黄色の効果を「眼は楽しくされ、
胸は広がり、心情は朗らかにされ、
暖かい風がまともにわれわれに
吹きつけてくるような気がする」と。
29年前の阪神・淡路大震災で
被災者の心のケアに尽力した医師は、
ボランティアに頼んで黄色を主体とする花を
たくさん持って来てもらいました。
「暖房のない病棟を物理的にあたためることは
誰にもできない相談である。
花は心理的にあたためる工夫の一つであった」。
東日本大震災の被災地では、
がれきをかき分けるように成長し、
大輪の黄色い花を咲かせた“ど根性ひまわり”が
多くの被災者の希望となりました。
「がれき」といっても、一つ一つは「被災物」。
被災された方々にとって大切な思い出が
詰まったものです。
チューリップの花言葉に「思いやり」とあるように、
被災者の最後の一人が復興宣言するその日まで、
私たちは行動し続けなければなりません。
「言葉のちから」を信じて明るく、元気に。
ウキウキ、ワクワク、過去への拘りを捨てましょう。
過去への拘りを捨てて、未来を見つめて前に進みましょう。
そして、新しい自分を発見し、充実の人生を歩みましょう。
大丈夫!大丈夫!